pomtaの日記

だいたい読書感想か映画感想です。たぶん。

消されてたーorz

 録画した後の『ジャッカルの日』が見当たらなかったので父親に聞いたら、消したと。消したと!?これはですねWOWOWが二か国語版と字幕版の二つ放送しておりまして、父親が二か国語版、自分が字幕版を見ていたのですが、父親が両方自分が録画していると勘違いして四話を見終わった段階で全て消してしまったのです・・・四話が再放送されるまで、続きは見れませんorz。あぁおおおあぁあああ!!!!

 はい。気を取り直して今週の『おんな城主直虎』さん。堺へ行こうという龍雲丸のこと、とうとう『頭』としか呼びかけなかったな。そしてもうおとわ=直虎さんの頭の中は井伊谷の事を考える事があまりにも自然になってしまっていて、もはや抜ける事がない属性なので、龍雲丸の方が察してしまったのだなぁ、と。

 そして虎松→万千代登場です。小賢しい事をやるもんだから、小姓からの仕官の筈が、草履取からになっちまいましたがな。井伊の皆さんは『根回し』という事を覚えた方がいいです。コンセンサス得られずにお家が没落したという経験が、まったく生かされていない・・・イメージからすると小姓は幹部候補生、草履取は兵卒以下ですからね。この差は、本来は物凄くでかいのですけど、どーなんでしょうねぇ。

 あとwikiで確認しましたが鷹匠のぶってなんやろって、あんたかーい!!それなら家康が相談するのも解るわ。

 そろそろ物語は終盤です。来週も楽しみです。

 んで読み終わった漫画。直虎さんからのつながりで、これにしよう。

 

 幾花にいろさんという漫画家さんのこと、自分はまずエロ漫画から入りまして、次に女子日常系、そして男女幼馴染が恋人化した際の困惑(戸惑いより困惑の方があう状況)を漫画化した作品を読んできたのですが、今作は今までに比べると圧倒的に女子の絵が少ない歴史もの。しかも今川氏真と蹴鞠括り師の話です。最近、今川氏真の絡むお話に接する機会が多いかも知れない。

 とはいえ最近の研究シーンと異なり創作の方は、相も変わらず「蹴鞠や和歌に夢中な武将としては残念なひと」という氏真像が多く、この作品もそうなのですが、しかし氏真と彼に仕える蹴鞠括り師だけは、いかに蹴鞠を極めるかが重要なのであって、政治とかほぼぶっち。何がその人にとって大切なのか、という視点で立つと氏真君は実に真摯なのですよ。

 面白かったのはそんな氏真君に振り回される、戦国期メジャーネームな面々の描き方。一番気の毒なのは家康君ですかねぇ。一番長い付き合い・・・大坂の陣の最中に亡くなるまで氏真くんは家康くんの旧知、儀礼指南みたいな形で付き合いがありましたからねぇ。

 切なかったのは蹴鞠括り師の運命ですかね。しかし、仕方ないかぁ。彼にとっても蹴鞠の名手である氏真君を守る事が本望だろうし。

 幾花にいろさんの時代物、その描き方が凄く面白かったので、この路線でまた作品を描いてくださると嬉しいですねぇ。