pomtaの日記

だいたい読書感想か映画感想です。たぶん。

今年の『深淵オンリーコン』

 昨日6/16、無事に幻想TRPGさんの軒先を借りて行われました『深淵オンリーコン』が終了しました。自分が幻想さんで一度も深淵第二版を立卓できず、他のコンベンションさんでも月一立てるのが精一杯という例年にない低調の中、立候補は十四卓、成立卓は七卓と、まぁ開催そのものとしては悪くないのですが、成立確率は過去最低かな、と。

 参加された方はおおむね満足されたように見えるのですが(自分が営業役で主催者ではないし、アンケート閲覧の権利もない為、本当に概観である)、この状況は今後の『深淵オンリーコン』に対する考え方を改めなければならないという危機感を感じました。

 もともと『深淵』というTRPGそのものが知名度が低く、またダークファンタジーというジャンルもあって、ちょっと一般向きとは言いがたいかも知れません。それもあってまず参加者となりうる人々を増やす事、つまり分母を増やす方向で半年間の立卓キャンペーンみたいな事を毎年していたのですが、いかんせん、ゲームそのものが絶版では興味を持ってくれてもルール入手に至りません。

 思いついた最初の年は開催直前まで絶版ぢゃなかったように思ったのですがね。

 んで、まずゲームを知らない人に知らしめる、ルールを持っている少数の人々を探し出してGM依頼をする。幻想TRPGさんにとっての採算ラインは確保する。それが最初の年の目標でした。んで立候補を八卓まで何とか集めて、計算上半数が立卓できれば上出来だな、と思っていたのですよ。それがね、まさかの八卓全成立。あ、ここで夢を見ちゃいましたね-。

 次の年は『深淵』世界の星座の数、十二と一卓の立候補卓を目指しました。まぁそんなに集まる筈もなかったのですけれども、立候補していただいた卓、十卓ほぼほぼ成立だと思いました。

 その次から少しおかしくなったかな?十二と一卓の立候補卓をかき集める為にかなり無理をして、『フィアスコ』という汎用バットエンドTRPG(でいいのか?)の『深淵』セットを幻想スタッフの方がつくられて、それも含めて目指しましたが・・・立候補も届かず、成立も八卓。そして今年、『最後かもしれない』という幻想さん側のツイッターからか、深淵第一版も含めて十四卓の立候補をいただき、成立は半数。

 ちょっとね、目的を見失ったような感じですよね。

 個人的な野心である十二と一卓立候補は達成したので、一区切りと言えますが、PL参加者は減る傾向にあります。まぁ同じ日に他のコンベンションがあったから二卓分の参加者が減った、と主催者さんは胸算用されていましたが、自分としては「参加してくれるかもしれない」深淵というゲームに興味を持っている人、リピーター的な参加者を増やしきれなかったキライがあると感じています。分母が増えないと分子は増える可能性がありませんからね。

 それを思うと、さて来年はどうしようかと。今までの手法に限界があるのは自分が感じました。卓立候補しても今ここで参加する必然性をPL参加者の方々が感じなければ成立せず、深淵を体験する機会が減ると言う事は深淵を知ってくれる人が減るということ。しかし四年この手法を繰り返しても遊戯人口が増えているとは言いがたい。

 どうすればいいのか?

 また主催者サイドの意見として、深淵GMをそれほどやり慣れていない方の卓に参加する不安がPL参加者の方にあるのではないか、というものもありました。

 なので、来年もやるとすると、とりあえず、こちらからGMを依頼するという手法を取りやめようと思います。普段からGMをするTRPGの中に深淵を入れている方ならともかく、自分の依頼で、頑張って慣れていない方がGMをするというのも、何か違うような気がします。自らの参加意思でGM立候補していただく方が、やはり望ましいのではないかと。

 そして無理に規模を拡大する事を試みない。どのみち入手困難なTRPGですからね。

 あとは自分の深淵に対するシナリオ、あるいは渦型シナリオをどうするか?こうするか?(主催者サイドはテーマ決めをしようという事もおっしゃっていましたが、ちょっと宿題にさせてもらいたい)

 年末ぐらいまでには何かと考えをまとめてみたいものです。