pomtaの日記

だいたい読書感想か映画感想です。たぶん。

汗とほこりに弱いです

 痒みを感じるとバリバリバリ・・・ああ、血だらけだぜ。通っていた皮膚科の先生がお亡くなりになり、ちょっとどうしようか考え中デス。仕事が落ち着いた(シーズンオフに半ばなっている感じ)なので、新しい皮膚科を捜すかな、と。

 そして読み終えた物。

 

いまさら翼といわれても (角川文庫)

いまさら翼といわれても (角川文庫)

 

  二年生編になって千反田さんは受難というか何というか、今回は進路の事についてですね。あと、ホータローが何故「やらなくてもいいことは、やらない」という生活信条を持っているのか、というのも、米澤さんらしく、ほんのささいな、普通の人の『悪意』というか、そこまでいかなくても思いやりのない行為とか、そういう事のしわ寄せを受けてしまって、白けてしまった人生というか、まぁ、アタクシにも憶えがあります。だからホータローの行動様式は、すごく理解できるのかも知れませんが。

 収録されている短編の中で、おそらくアニメ化以前にできあがっていたのは『連峰は晴れているか』ですよね?アニメで見た話だし。

 こういう、普通の人の、ほんのちょっとの心ない行動や悪意にクローズアップして物語をつくっていく姿勢が、アタクシはすごく好きなので、次の作品も期待しておりマス。

 

  酔っ払っていたから購入した本です。そうか、ジョージ・R・R・マーティン、ちゃんとゲーム・オブ・スローンの続編小説書いているのか。それに完結したドラマ版とは異なる展開になる?まぁ、そうあって欲しいです。特にマーテル家の面々が好きなのでドラマみたいにあっさり退場は嫌だなぁ、と。

 表題作がTVドラマ化されたのを受けての日本語訳だそうです。SFに限らず、海外物はそういうメディアミックスでもないかぎり刊行されにくい時代になっちまいましたねー。表題作もなかなか、なんですけれども、一番最後の掲載作品『この歌を、ライアに』が実は、この中短編集の中では一番好きです。人の感情、愛し方、渇望がそれぞれで、愛し合っていてもすれ違ったり、異なっていたり、っていうところが切なくて好きです。著者が若い頃・・・七十年代から八十年代の作品なので、そういう青臭いところも良かったですね。

 そっか、だから超能力者が頻繁に作品に出てくるのか。というか、自分が能力者という要素が好きではないから、超能力物を避けているせいなのかな?

 ともあれ、著者にはゲーム・オブ・スローンの完結を求めます。この世からグッバイする前にね(あ