pomtaの日記

だいたい読書感想か映画感想です。たぶん。

DVDやら映画やら、飲んだくれやら

 端的に言ってしまえば、この土日はこんなもんでした。一応8/11のアンリミテッドさんにもっていくインセインの人様のシナリオを読んではいますが、だいたいの手順が解ったからいいかな、と。

 んで映画を見たなら感想なのですが・・・まぁいいか。単純爽快なハリウッドアクションだったから、小並の感想しかないし(オイ

 なのでまったく毛色の異なる読了したものの方です。

 

現代語訳 雑兵物語 (ちくま文庫)

現代語訳 雑兵物語 (ちくま文庫)

 

  読みたいと思っていたのですよね。戦国期から江戸時代の、雑兵たちの心得というか、処世術というか何とか言うか。しかし槍衾をやっていた足軽の話はあんまり出てきません。基本は突くよりも叩け、とかぐらいで、他の武器は詳細に大きさも解説しているのに、長槍に関しては細部の解説はあっても長さをちゃんと表記していません。だいたい2.5mから3mと推測される槍の長さが書かれていないのは、幕藩体制になった後、特に規定がなかったという事でしょうか?

 他はだいたい主人たる侍のお付きをいかにするとかがほとんどです。注目すべきは首取りに関すること。嵩張るし重いから首は大将首以外は鼻をそげ、とは良く聞くのですが、上唇から取るという話は、この本で知りました。鼻だけだと男か女か解らない。女を殺しても手柄にはならないので、口髭部分と一緒にそいで、成年男子の侍を倒した事の証にしなければならない、というのは、なるほど現場の知恵ですよね。

 略奪の心得とかも経験則で知り得た事ですが、治療に関する事になると途端に怪しくなる。尾籠な治療が書いてあり、やったらたぶん具合が悪くなるではないかと・・・まぁ十七世紀前半の話ですからねぇ。こんなもんなんでしょうね。