pomtaの日記

だいたい読書感想か映画感想です。たぶん。

声優さんの訃報

 訃報が流れる場合、たいていは高齢者の方です。人間には寿命があり、避けられぬ逃れられぬ宿命なのですが、自分の年齢に近い方が亡くなると、親疎問わずびっくりします。藤原啓治さんという声優さんが亡くなったと、ツイッターで知りました。近いと言っても十年未満ですが、90年代から活躍されていて、自分が知っているのは氷山の一角でしかないのですが、少ししんみりしました。癌との闘病生活の果て、だそうです。

 癌は低年齢だと致命的です。もっとも早く癌(骨肉腫でしたが)で知人を亡くしたのは高校一年の時だったと思います。二年でだったかな?いずれにしてもそれぐらい。小学時代割と遊んでいた近所の知り合いです。(児童総お友達化は教育現場の妖怪伝説という『映像研には手を出すな』の金森氏のセリフに同意してしまったので、こういう表現です。別に他意はないです。人生の一時期親しくしていて、その後疎遠になって音信不通というのは割にある事だと思います)

 彼の葬式で自分よりも遙かに仲が良かった筈の元級友たちが、彼が亡くなった事を悲しむよりも元級友たちと再会できた事を悦び、はしゃいでいるのを見て、ああ、人間関係ってこんなもんなんだよなぁ、と醒めた気分になった事を憶えています。あれ以来クラス会というものに顔を出す事は、基本的にやっていません。考えてみれば小中学校時代の知り合いと長く付き合った事はなく、想い出は記憶の彼方。趣味があったという事もないです。行ったとしても顔立ちはうら憶え。ほとんど初対面の人たちと同じであり、相手が懐かしそうに話すのを「そうだったかな?」と首を傾げるのがオチなので。

 あ、三十代後半だか四十代初めだか、小学校低学年で親しくしていた人と会った時、そう感じたので。

 流石に高校時代からは憶えている事が多いので、そんな違和感は感じませんけど、でも個人的に親しかった人たちと会うのはともかく、クラス会に行くのはご免被ります。そんなに親しくなかったぢゃないですか。

 なんで、こんな話になったのか?あ、低年齢で癌になると致命的ですよ、という話でしたね。癌細胞は細胞のコピーミスだそうですから、元気な細胞がミスコピーしてしまったら歯止めが利かなくなるって事ですね。ご冥福をお祈りいたします。

 病気繋がりで、迂闊にも今朝知ったのは、一応新型コロナ・ウイルスに効く、かもしれないワクチンが七月には医療機関に頒布されるとの事。一度中国の方で論文化されて取り下げられた代物で、つまり効果の程は未知数です。元々抗インフルエンザの薬だとか。もしこの薬が有効だと判定されたら、秋からイベントとか解禁されるのですかね?そうそう都合良く行くとも思えませんが、はてさて。

 あ、今日も題名とはほぼ関係ない話題で埋まりましたよ、はい。