pomtaの日記

だいたい読書感想か映画感想です。たぶん。

今週から二作品

 毎週見ていたドラマ、アニメが今週から合計二本になりました。たぶん『ダンジョン飯』は六月いっぱいぐらいで二期目終了な感じなので、七月に『小市民』シリーズが始まるまでは『光る君へ』一本になるのかぁ、と感慨深い。いや、去年の今頃はそんな感じだったので、一年前の状況になるだけなんですけど、そっかこの一年は珍しくアニメやドラマのTV放送をチェックしていた一年だったのかぁ、と。

 それ以前もTVドラマを見ない訳ではなかったけれども、単発が多かったもんなぁ、大河を除けば。それまではスルーしていたもの、例えば『白暮のクロニクル』は原作通りではないだろうって始めから見るつもりなかったけど、原作との差分を楽しむという方向に興味を向けたら見続けられたんですよね。考え方をちょろりと変えたら、興味を向くという事ですね。

 んで『ダンジョン飯』から。エルフのカナリア隊がやってきましたね。そういえば最初からOPとかに出てきたよな?でも次にこの人たち出てくるの、今期中にあるかなぁ(あ

 でもアニメ見た後に原作漫画見返したら、結構モブシーンが削られている事に気づいてしまって、この調子で削っていたらノーコン隊長の大活躍まで入るかも。

 黄金郷・・・映像になるとなかなかくるものがありました。ミノタウロスの家畜化とか(おう)。これを食べたいって言いだすライオス、やっぱりサイコパスだよな・・・イヅツミ、作中では幼児退行しちゃったみたいって言っていたけど、たぶんこれ、猫成分が強く出てしまったからであって単純な退行とは違うような気もしないでもない。あと黄金郷の食事に味がないっていうの、塩が取れない、塩の存在を忘れている、にないかしら?最近煮込み料理を作るので、二時間ぐらい野菜と肉を煮込むと、そんなに塩を加えなくても旨味が強く、味が出るものなんですけれど、たぶん黄金郷の住人って日常的に食事していないし、何時間も煮込むなんて事、しないだろうし、味見をしないから余計に味のない料理になってしまっているのかなぁ、と。

 何百年も生きていて、それがなくなるって、凄く嫌だなぁ・・・来週も楽しみです。

 『光る君へ』『枕草子』誕生エピソードが良かったですね。定子がききょうに紙を与えたところから始まって、こんなんどう?って、まひろが提案して、生きながら死んでしまった定子を慰める為に、紙一枚づつ書き綴っていく。それを夜明け前後、定子が目覚める前に御簾の内側に置いて、意識が外に、少しでも前向きなった時に目に止まるようにしているのがいいなぁ、と。

 ペケッターでききょう=清少納言役のウイカさんが物凄く練習した!!って画像が回ってきて、演出家の方と何度も話し合われて、あのシーンが生まれたって言うのがねぇ。そうだよねぇ。ドラマって、映像作品って協力しないと成立しないもんねぇ。

 『枕草子』古文と現代語ついている奴を読んでみたくなりました。

 あとは倫子さま。アタクシが貴女を侮っていました!!自作自演は詮子の方でしたね。考えてみれば兼家に一番似ているのは彼女だったわ。それを内々に収める・・・けれども漏れ出る噂で伊周、隆家の政治生命にとどめが刺されましたが。さすがの未来のゴッドマザーですわい。真相を悟ってドン引きしている道長もヨカッタ。伊周の頭の悪い悪あがきも良かったですね。ドン引きですわい(歓喜

 終盤為時パパが中国語を喋っていましたが、この人、確か漢詩では向こうの人に「冗長でつたない」みたいな事を言われていた筈。作中では白居易とか陶淵明とかが良く出てきて、あの頃はそういう作品が受けていた筈なんですが、『正統派』を自任する為時は中国南朝で流行った駢儷文(いわゆる美辞麗句で仰々しいわりに中身が・・・とか言われる漢文)が好きなのですかねぇ。流石に会話はできかっただろうから(生の言葉のやりとりをする機会がないと会話なんて難しいと思う)実際は筆談だったろうけど、それではドラマとして冗長になっちゃうから会話しちゃうのかな。

 そんな事を今思いつきました。もしも駢儷文で筆談していたら「古くさ」と思われても仕方ないよな。だってたぶん中国は北宋の初期だろうから五十年弱の五代十国時代、三百年弱の唐王朝時代の、更に前の時代の文章だもんなぁ。などと勝手に思いました。

 来週も楽しみです。