pomtaの日記

だいたい読書感想か映画感想です。たぶん。

やらかす

 『ベルギービールウィークエンド』という百種類こえのベルギービールを中心に提供されるイベントが、名古屋ではGW中に行われましてね。日曜日に行ってきました。んで胃袋とか消化器官のキャパシティオーバーの食い物とか、アルコールとか摂取してしまったので、日曜の夜から月曜の朝にかけて、下っておりました。はい。そういう時は腸内が掃除されるとうそぶきます(強がり

 んで三連休で見たものから。

 『ダンジョン飯』個人的にシュロー、好きぢゃないんだよね(オイ)。内省的で自己完結していて、他人に開襟するとか相談するとかしなさそうで自分だけで思い詰めて・・・あー、なんか自分のある面を見るようで嫌いだ。同族嫌悪って奴。だからライオスがシュローに殴りかった時は原作でも爽快でした。内に閉じ込めずに、信頼できる人々と相談して知恵を出し合えば、少なくとも思い詰めて睡眠や食事すらろくに取らずにダンジョンに挑むなんてしないだろうに(はっきり言って死んでまうやん

 ひと悶着終わって、ここからがホントの仕切り直しです。今週も楽しみです。

 『白暮のクロニクル』竹ノ内の悲恋はそう描きましたかぁ。んでも相手がオキナガっていう設定は、ちょっと苦しくありませんかね?原作はどうだったかな。瀕死の彼女を助けようとして竹ノ内が血分するってニュアンスで覚えていたのですが、帰宅したら読み返してみよう。でもほんとに十二話で終わらせちゃう勢いだな、こりゃ。その方がテンポがいいってかな。今週も楽しみです。

 『光る君へ』まひろが書くべきものを徐々に固め始めているような気がします。解んないけど。中関白家の没落が始まりつつあるけど、伊周よりも定子の方が策謀家っぽく動くのって、らしくていいですよね。「帝の御心を握っているのは、この!!私」って感じが合って。でも定子、詮子から天皇を守るって意識だったのね。一条天皇は公正に振る舞うべき帝王の理想と、愛する女性の望み、親しい親族の望みをかなえたいという私情でせめぎ合っている感じがいいですね。たぶん天皇が政権パートナーに道長を選んだ時に定子は裏切られたとか思うのだろうなぁ。

 しかしここまで道兼、詮子、道長が結束事になるとは思わなかった。日の当たるところしか見ていない道隆が孤立してしまうとはね。でもいい人キャラになった道兼も次回では・・・ほろり。どういうドラマになるのかなぁ。楽しみです。

 思い付きで録画して見た『広重ぶるう』というドラマ。歌川広重の評伝ドラマですかね。定火消しの御家人で、火事がなければ暇だからって内職として絵師になった人とは知りませんでした。人をデフォルメできないから美人画や役者絵が描けない。んで名所絵を仕掛けるもいまいち。んで叔父子(父親とは腹違いの叔父で自分より年下)に家督を譲る前にお役目で上洛したから、その時に写生した各宿場の絵をもとに東海道五十三次を描いたと、そういう流れ。

 優香さんが演じた広重の奥さんが可愛かったですね。絵師の妻ですって名乗るんだもの。これ推しが旦那になったのではなく、旦那が推しになっちゃったパターンぢゃないかなぁと思ったりしたり。絵を描いている旦那と旦那の絵が好きでなくては、あそこまではできないよなぁ。下賤な言い方をすれば「推しを食わせているのは、私!!」っていう自負があったと思う。卒中で亡くなるシーンが悲しかった。嫌な登場人物も皆泣くんだもの。

 高嶋政伸さん演じる版元が、その優香さん演じる奥さんに淡い思いを抱いているのが、演出で解って嬉しかったですね。その旦那には嫌な事を言うけど。でもその嫌な事がプラスに作用するってのがね、本人も解っていてね、そして相場に失敗して店を畳む時に、奥さんに末永くよろしくって頼まれたのにって涙流すところとかね、じんわりくるんですよ。

 あとは長塚京三さんが北斎をいい感じに演じていました。久しぶりに顔が見れて嬉しい。父親がBSを眺めていると十年から二十年前のドラマが良く流れていて、それを見ているとだいたいの俳優さんが同じような役柄を繰り返し演じているような気がするのです。でも最近のNHKだとそういう物から解放されている気がして、演出も面白いと思うものが多いし、この北斎役も長塚さんのイメージからかけ離れていて何か解放されているように見えましたね。北斎というキャラが奔放キャラだからかも知れませんが。

 主役の事、何も書いていないな。阿部サダヲさんの味が良く出ていましたよ、はい(オイ

 個人的にはスマッシュヒットなドラマでした。

 読んだものについては明日に回そう。