pomtaの日記

だいたい読書感想か映画感想です。たぶん。

調子に乗り過ぎた

 読了ストックがなくなってしまったのです。はい。それとは別にここんとこ注文していた円盤が続々と届きましてね。んで今夜は父親が飲みに行くので、『DUNE 砂の惑星』のpart2が届いた事だし、通して全編見てやろうかと。ただ全編合計すると五時間半弱なんですよねぇ。手早く一人飲みの準備をしないと(その前に食洗器の中身を片付け、部屋干し洗濯物を取り込み、風呂に入り、翌朝食分の味噌汁をつくらなければならない)。

 おかげさまで今週末も来週末も予定があるので、おかげで落ち着いて夜中の映像鑑賞が先延ばしになっており、昨日届いた宮崎駿君たちはどう生きるか』を見る機会はまだまだ先のようです。それよりも、全部届いたら一気に見ようと考えていた『フリーレン』と『ダンジョン飯』の円盤。今月で全部そろうけど、こちらもどうやって見るのか考えていないしなぁ。はい。

 今読んでいる本は吉川弘文館版の評伝『藤原彰子』です。以前に読んだミネルヴァ版の一年ぐらい後に出た本だから新しい事柄や違う視点が読めるかなぁ、と。大河ドラマに先週登場した彰子の、無気力というか主体性のなさは、引っ込み思案で内気という記録からとっているみたいですね、とこの本を読んで気が付いた。

 あとは、紫式部が彰子の女房として勤め出したのは、割と早い・・・彰子が少女と言っていい頃からのようなので、これ、紫式部が彰子に帝王学を授けた、という流れかも知れないと思いましたね。望むと望まずとに関わらず、史上の彰子は息子の後一条天皇即位後は、一条天皇後家として天皇家の家長になります。つまり幼い、未熟な天皇の判断にあまる場合、彼女が決断を下す立場になり、道長存命中ですら彼女が主権者なんですよねぇ。

 まぁドラマでどういう風に演出されるのか判りませんが、院政期の先例にされた上東門院の事例。それを教育、指導したのが紫式部という物語も、楽しいかも知れないと思いましたね。あれだけ学問ができて「男だったらなぁ」と言われ続けた若いころを描いているのですもん。天皇家家長としての彰子を育てたという役柄は最適だと思う。

 その為には劇中で少なくとも二年は経過しないといけないけど・・・宣孝くんがこの世とグッバイした後だったよね、女房出仕したのって。そこから盛り上がってくるのですかねぇ。彰子って一条天皇長男を養子に迎えて、実子の後一条天皇よりも先に三条天皇東宮にしようとしたし、その後も三条天皇息子を擁護したりって、割と父道長と対立まではいかないけれども、公家社会の世論を曲げてまで天皇たちの遺志を通そうとするのですよね。内気な人のままでは済まされない。知識的な裏付けが必要だし、人に流されない判断力が必要だし、そういう人物に彰子を教育していく紫式部って、単なる物語作者だけではないってとこが熱いよなぁって、まだどうなるか解りゃしない段階で悦に入っているオイラ。頭おかしくね?

 はい。千字超えました。