pomtaの日記

だいたい読書感想か映画感想です。たぶん。

少しヘヴィ

 土曜日はダークソウルTRPGキャンペーンの最終回、日曜日はクトゥルフ神話RPG『庭師は何を口遊む』のPC参加してきました。まぁ湿気が多い日々ですから体調管理がちょいとアレでして、しかも金曜日の晩にまた『水曜どうでしょう』のアメリカ横断編(とはいえ前半四話でとどめる自制心はある)を見ていたので、へろへろ?

 あと日曜日に栄から大須観音、帰りは逆向きに歩きましてね、微妙に足に合っていない(巾が少し大きい)靴だったので歩くのに疲れるし、靴擦れ予備軍みたいなものはできるし、おかげで月曜日は何もできませんでした。何もしなかったから靴擦れにはならずに済んだとも言えますが。

 ダークソウルTRPGは達成感、クトゥルフ神話RPGの方は、ちょっとインセインちっくなシナリオで、ロープレ重視という感じが楽しかったデス。そしてシリアスに耐えられない病が・・・すんまそん。どうしても最後に落ちというか、笑いをとりにいきたくなるんですよー、例え滑っても(あ

 それはさておき、読み終えたもの。

 

ダンジョン飯 8巻 (ハルタコミックス)

ダンジョン飯 8巻 (ハルタコミックス)

 

  日曜日に三洋堂Σに立ち寄れたので、ログホラのルールブックをサプリとともに、フタリソウサのシナリオブック、そしてマンガ二冊購入しました。一冊目はこちらです。

 もはや普通のファンタジーと言ってもいいぐらいですが、少しづつPTメンバーの過去というかエピソードというものが、明かされていくのがいいです。普通と言ってもダンジョン飯ならではのトラブルって感じもするしなぁ、このドタバタ感。

 次巻も楽しみです。

 

欅姉妹の四季 3 (ハルタコミックス)

欅姉妹の四季 3 (ハルタコミックス)

 

  特に気に入っている訳でもなかった筈ですが、何か買い続けて、読み続けています。個人的に次女の朱美が好きなので彼女にはもっと活躍して欲しいのですが、まぁ性格的にもスキル(?)的にもあまり目立つ方ではありませんし、四女の瞳みたいに初々しさがあるわけでも(日常生活の中ではね)ありませんからねぇ。

 しかし次巻煽りでは彼女が独立とか何とか。つまり朱美エピソードが中心になるに違いない。活発ないずみに活躍を奪われないよう祈りまする(ん?

 もう一つ読み終えた本がありますが、それはまた明日。

多いですよ

 読み終わるタイミングが重なる時は、こんなものです。まずはコレから。

 

魔法使いの嫁 12 (BLADEコミックス)

魔法使いの嫁 12 (BLADEコミックス)

 

  相変わらず魔術学院編です。学生の口を借りて色々な設定がオープンになっていきます。ま、正直読み流していますが(オイ

 こそこそ探るような真似をしていた娘は、どうやら『お嬢様』の無理強いではなくて、出身家門の無理強いで目の下に隈を作っているようです。家門のモットーと自分の性格、周囲の環境とが音を立てて軋んでいる感じ。今回はそのあたりはメインではありませんでした。次巻は人食いな妖精と対峙するみたいですよ。

 

屍人荘の殺人 (創元推理文庫)

屍人荘の殺人 (創元推理文庫)

 

  やたら話題になっていた作品の文庫化なので購入してみました。図書館では借りれなかったから。ミステリーかと思ったら、パニックホラー展開ですよ。そして、おいおい、あっさり死んでしまったぞ?そんな読み始め。後は、まぁ、クローズドサークルものに怪異を混ぜて、という感じですネ。シリーズ化されているので、次の作品も買ってしまう・・・かなぁ。あ、年末に映画化されますね。はい、例によってWOWOWで放映されてから見ます(オイ

 でもこれ、『インセイン』みたいでいいよね?

 

カンボジア近世史: カンボジア・シャム・ベトナム民族関係史(1775-1860年)

カンボジア近世史: カンボジア・シャム・ベトナム民族関係史(1775-1860年)

 

  ラストです。そういえばカンボジアの歴史って十三世紀頃まで栄えたアンコール・ワットのアンコール朝と、近代のポル・ポトの知識人虐殺、内戦、和平、復興という流れぐらいしか知らなくて、ではアンコール朝とフランス植民地時代をつなぐ歴史はなんだろう?とか思っていたのを、この本を図書館で見て思い出しました。

 とはいえ、年代記を中心に語られているので、ええっと王家の内紛とそれに乗じて侵略、属国化を試みるシャムとベトナムという両隣国との戦争、戦争、また戦争という時代でして、読むのが辛かったです。固有名詞が読み慣れないし、似たような事件の繰り返しだし・・・あ、歴史が嫌になるってあの典型的なパティーンに陥りそうな本でした。通史の後に諸制度とか社会とか述べているのですが、読む気力は失せていました。

 この本がポル・ポト時代フランスに逃れていたカンボジア人学者によって、フランスが収集していた年代記を整理したものなので、言ってしまえば基礎知識を並べたもの。ここから野史、他の伝承、考古学的発見などで補強整理されるべきものだと言えます。それが日本語訳されたのが、三十年後の現在というのが何とも・・・東南アジアの歴史に対する日本人の関心の薄さなのですかね。

 カンボジアの衰退は、一に王家の内紛ですね。それを利用したシャムとベトナムに領土を奪われ、戦争に狩り出され、戦場とされ、どんどん衰退していきます。カンボジアは王家を頂点とした封建制ですが、最高裁判権は王家が司り、王家の任免で地方領主が入れ替わる事もしばしばでした。こう書くと王家が強力に見えますが、家臣も独自に外交勢力と結んだりしていますので油断がならない。

 少し残念なのは、シャム(つまりタイ)とベトナムの状況説明が簡単なものなので、この三国が有機的に栄枯盛衰を繰り返していたのが十九世紀フランスがやってくるまでの歴史だとすると、もうちょっと両国の説明が欲しかったな、と。あと北の隣国ラオスも時々出てくるぐらいで(立場がカンボジアと似ているが、そこまで侵略されなかったのは山岳地帯に阻まれていたからかな?)、こちらの説明も欲しかったです。

 今後東南アジアを研究する人が増えて、新書とか出版されると嬉しいですね。

『戦場のコックたち』

 艦これイベント中は、読書がすすみます。もう今回のイベントは自分としては終了したので、アレですが、読み終えた一冊です。

 

戦場のコックたち (創元推理文庫)

戦場のコックたち (創元推理文庫)

 

  なんやら評価が高いようだし、それに物語が第二次大戦中のアメリ空挺部隊の特技兵、いわゆる兼業コックたちのものとなると、興味が沸きましてね。兼業コックが探偵役となって、中隊で起きた不可思議な事を解決していく話・・・かと思っていましたが、もちろんその要素もありますが、物語の主眼は『善良な』アメリカ人から見たヨーロッパ戦線でした。最初っから苦戦するし(空挺部隊は敵中降下して奇襲、相手の退路を断つような役割が多いけど、裏を返せば敵中に孤立する確率が高い)、戦友は一人、二人と死んでいくし、ナチス・ドイツの行為だけでなく当時のアメリカが抱えていた不平等な社会問題も語られます。戦地のフランスやオランダ、ベルギーでも、『解放』軍として連合軍を歓迎する一方、ドイツ軍協力者に対する陰湿な仕打ち、連合軍側にも捕虜を取らない残虐性・・・ま、軍隊なんて、どこもやっている事は同じだよね。

 地獄の東部戦線に比べれば西部は・・・と思っていたのですが、戦場がそんなおままごとで済むはずもなく、『マーケットガーデン』作戦の失敗、バジル戦だったかな?連合軍の突出部に対するドイツ西方での最後の反撃で多くの死傷者が出ます。そして孤立する。うひゃー。

 申し訳ないけれども、自分はこういう話が好きなんです。『英雄』ではない人々が、運任せもありながら必死になって生きていく姿が好きなんです。最後の仕掛けも、ある意味伏線の回収で良かったです。

 自分はあんまり戦勝国側の回想録って読んだ事無いのですよね。負けた側の方が嬉しい事だけぢゃなく、悲しいこと、悔しいこと、不条理、組織の腐敗、そんなものを赤裸々に書いてある気がするのです。あ、でもペリリューと沖縄戦の米軍兵士回想録を読んだ事がありますね。巡洋艦インディアナが沈み、海軍の手違いで救助が遅れて、艦長がスケープゴートになり、終戦二十年ほどで自殺してしまった話とかも。

 英雄譚は入門としてはいいと思います。でも実態を知ろうと思ったら、こういう泥臭い話の方が、当たり前だけどいいですよね。戦争なんて、汚い話ばかりだもの。だから『当たり前のいい出来事』に感動しちゃったりもする。

 とか書きながら、、この話はノンフィクションを舞台にしたフィクションですけどね。

艦これ、やっていたんです

 最初の予定では『水曜どうでしょう』を見るつもりでした。艦これ2019夏イベントE3の第一ゲージを削ったら、見ようと思っていたのでした。ところが、難易度丙だからかも知れませんが(下から二番目の難易度)、こっちが覚悟していたよりも早く第一ゲージを削りきってしまって、なら第二ゲージのギミックだけでもやってしまうかー・・・と思ったら、熱くなっちゃって、気がつけば日付が変わる時刻。あかん。寝よう。というのが昨夜でした。

 という訳で何も見ていないのですが、あ、今日買ったマンガは一冊読み終えています。

 

とつくにの少女 8 (BLADEコミックス)

とつくにの少女 8 (BLADEコミックス)

 

  そろそろ、この陰鬱な世界の仕組みが解ってくるような、そんな展開。異形であるのに心を失わず、少女を守っていた先生は、感染してしまった少女を守る為に自分の心、魂、そんなものを少女に飲み込ませて彼女を治し、そして自分は心と記憶を失って呆然とたたずむ他の異形と同じものになった、みたいです。

 さて少女は内の国の人間たちに捕らえられ、あわや生贄にされるところを、その犠牲式執行人である王が心臓発作で倒れた為に、生きながらえます。とはいっても、王が回復するか、違う執行人が選ばれるまでの話ですが。そして牢に捕らわれている彼女に話しかける訳知りの者。何でしょうね?

 次巻以降、どうなるんでしょうかね?

 あ、艦これイベントは、最終のE3をクリアしましたが、ドロップ艦を後一隻発掘しなければなりません。その待ち時間に『戦場のコックたち』という小説を読んでいます。読み終えられるかなぁ・・・

蟻と蜂

 厳密に言うとワスプってアシナガバチ・・・だっけ?

 

  なんかアベンジャーズのエピソードが間に挟まっていて、そのせいで主人公と博士&ヒロインは仲違いしているし、主人公はFBIの監視下で軟禁状態になっているという・・・ただ、元妻、その恋人(再婚したのかな?)、そして娘との関係は良好なようです。いや、一軒家一つをアトラクションハウスに仕立てる才覚は素晴らしいですね!!娘と主人公がリアル脱出ごっこみたいなのをやっていて、そう思いました、はい。まぁ軟禁状態で、訪問者はいいけど、本人は外出したら禁固刑、という条件らしいので、つまり暇をしていると。

 今回の敵役?は回り回って博士の被害者?になったような人ですね。そして前回の話で三十年ほど前に量子の世界で行方不明になった博士の奥様(ミシェル・ファイファー)を救助するという話なのですが、なるほど、アメコミの世界で巨大ヒーローものやると、こんな感じなのかな?あと、研究所の重量は?巨大化すると重くなって、手持ちサイズになると軽くなるのはどうして?と、謎はつきません。ま、たぶんトンデモ科学論理で解説されているのでしょう、どこかで。

 とりあえずハッピーエンドにした挙句、次回作の為にトラブルの種をまいておくのは、このアベンジャーズ・シリーズの癖なんですかね?

 と、ここまで書きまして、無事、キャプテン・アメリカの三部作やアベンジャーズもインフィニティ・ウォーまで録画できました。また時間をつくってゆっくり見ます。

 今夜は昨夜と同じく、『水曜どうでしょう』をみたいと思っていますがね・・・

実はですね・・・

 ただいま『艦これ2019夏イベント』が行われておりましてね。アタクシ、個人的には、そろそろやめたいのですが、『信濃』という日本最後の大型航空母艦が実装されるまではやろう、と決めておりましてね・・・ま、今回のイベントでも出ないのですけれども(運営は『信濃』を実装した途端にプレイ人口が激減する事を見抜いている?)。イベントは正直MAPを有志の方がギミック解いてくれて、それを公表してくれるのを待っていないと、素人は攻略すら危ういというもの。毎回精神的な戦いめいているのですが、一つだけ、個人的に利点があります。それは、読書が進むこと。

 MAP攻略の編成をして挑みますが、一度のトライでは攻略できません。そして3回ほど挑むと疲労度が蓄積されて、艦や基地航空隊の性能が低下する、というアレな使用。だいたい二十分間隔をあけると疲労度がとれるという体感印象。なので、その二十分間に読書を進めるという。これは案外精神安定にも一役買っていて、ドロップ艦を掘るルーチン作業でも、過度の感情を込めずに流れ作業的にやる事ができます。だってドロップ艦は運だもの。諦観の境地でなければ精神的に追い詰められてしまう。

 ま、難易度低くくしてやっているアタクシなんかは甘ちゃんなんですがね-。

 その為、土日は読書がはかどりました。

 

イスラムと近代化 共和国トルコの苦闘 (講談社選書メチエ)

イスラムと近代化 共和国トルコの苦闘 (講談社選書メチエ)

 

  イスラムって言ってもトルコ共和国の事です。オスマン帝国崩壊後、現代にいたるトルコ共和国の、主に政治とかイスラムについてのお話です。この本を読んでいて改めて思ったけれどもオスマン・トルコではなく、オスマン帝国が名称としては相応しいですね。読んでいると、トルコ人出身の登場人物が相対的に多くない。クルド系やらバルカン諸国出身やら、キーワードは一つ、オスマン帝国に属している、ただそれだけの構成員が多いこと。

 オスマン・トルコというのはヨーロッパ側の名称であり、オスマン帝国に属している人たちからすると、確かに母集団はトルコ系ですが、帝国を構成する人々の中でトルコ人は一要素に過ぎないのですよね。それが第一次大戦後のオスマン崩壊により、トルコ人ナショナリズムによってできたのがトルコ共和国で、この国はイスラムを『後進』とみて、これと『世俗』を分離して国をつくっていかなければ『先進』の欧米には追いつけない。仲間入りができない、と考えた人々が主導権を握って作った国です。

 その為、イスラム勢力が政権を握ると『世俗』に戻すため、軍がクーデターを起こすという。最近はその強引な手法が忌避され、イスラムと民主主義は矛盾しないし、『近代化』も矛盾しないという説が有力になっているようです。

 もともと宗教が世俗をコントロールしようとしたヨーロッパと異なり、イスラムは専門の聖職者は存在せず(イスラム法の専門家やコーランの解釈を行う学者は存在する)イスラム法も世俗の法律に近くて、別に破ったからといって天国行きを否定される事はない(はず)。特に意識しなくても世俗は世俗であり、宗教は宗教と、別個の存在として意識されていたようです(この辺りは中世ヨーロッパとは感覚が異なる)

 しかしヨーロッパの技術を取り入れる為に勉学していた人々の中には、オスマン帝国の後進性を非効率なシステムや汚職だけでなく、イスラムそのものにあると見たところから、なんだかかんだか・・・

 本来イスラムは寛容な宗教であるといいます(唯一神のみを信じる限り)。しかしどうも非イスラムの遠い国に住んでいる自分から見ると、サウジアラビアの厳格なイスラムが一般的なイスラムだと思えているようです。イスラム国家の混迷が何処にあるのだろう?金と力の宗教で社会を押さえ込んでいる(みたいな)アラビア半島原油産出国以外のイスラム諸国は、何故不安定な社会のままなのだろう?

 トルコ共和国はそれに対する答えを提示してくれるのでしょうか?(ま、よく解らなかった

 アントマン&ワスプは明日ね。

今夜は飲みに行く予定なので

 早い時間に日記を書いてしまおうかと。つまり暇(あうち

 昨夜は父親が飲みに行っていたので、ゴールデンなタイムから録画映画を見れたので、二本も見れましたよ。土日は録画が成功すれば、五本ぐらい映画を録画してしまう事になるので、多少は圧縮しないと。

 

  ちゃんと「くまのプーさん」を見た事も読んだ事もないのに、そのスピンオフ映画を見るのは、いかがなものか?と思ったけれども、WOWOWはアニメの「くまのプーさん」を吹き替え版しか放映してくれなかったので(たしか)、あきらめました。

 最近英国の俳優さんも多少顔が解るようになりましたよ。英国英語発音もね(聞き取れるとは言っていない。喋れるはずもない)。とはいってもユアン・マクレガーさん以外はTVのシャーロックで、マイクロフト役をやっていた方しか解らないのですが(だめぢゃん

 プーと仲間たちの動き、キャラクター性が好きですね。プーさんは哲学書としても読める、なんて事が二十年以上前に流行ったような気もしますが、解る気がします。原作を読むべきだよなぁ。

 んで、次。

 

アントマン (字幕版)

アントマン (字幕版)

 

  アントマン&ワスプと連続して見るべきだったかも知れません。発明者にしてヒロインのパパにマイケル・ダグラスが出てる~。ちょいと間抜けな主人公の犯罪仲間たちの、お喋りなラテン系の人、顔見た事あるなぁ。ぐらい?

 この話もそうですが、アメコミヒーローものの話って、何かズバズバ刺さるのですよ。日本の特撮ヒーローものは、もう三十年以上、まともに見ていませんが・・・なんかね、日本のドラマとかもそうですけど湿っぽい空気が好きになれないのです。なんか。特撮ヒーローは湿っぽくないかも知れないけれども、たぶん自分が、いい子ぢゃないから刺さらないんだろうな、うん。

 割とアメコメヒーローって落伍者とか、はめられたとか、そういう事を契機になっちゃう場合が多いですよね。あ、明日録画するキャプテン・アメリカは「ひ弱な坊や」だったな。そういうお話が刺さるようになってきたんですかねぇ。とりあえず今夜早く帰宅するか、もしくは明日の晩はアントマン&ワスプを見るですよ、はい。