pomtaの日記

だいたい読書感想か映画感想です。たぶん。

あけおめ、ことよろ

 九日間の休み明け、皆様、いかがお過ごしでしょうか。私は惰眠が貪れなくなってツライです。まぁ土曜日にはまた惰眠が貪れるでしょう。五日間の朝がツライ・・・

 休み中に能動的に動いたのは12/29,31で12/29がインセインセッション。12/31は飲み会&ボドゲ会でした。最近よそ様の家へ宅飲みに行くと、必ずデパ地下のサラダ系の惣菜を購入していきます。いや、肉やでんぷん系は絶対あるから。野菜とか食わないとダメな年齢だから!!(あ

 それ以外の日は料理の真似事していますが、基本的に野菜ベースの料理を心がけるようにはしています。肉は出汁、みたいな。あ、でもキーマカレーは出汁とは言えんな。肉食いたいよな。建前通りにはなかなかいきません。

 連休中は読書と映像作品鑑賞に費やしましたが、とりあえず昨夜の大河ドラマ『べらぼう』から。その後に、思いついてみた『雲霧仁左衛門』と比較してしまい、『べらぼう』の脚本の方が自分の性に合っているなぁ、と。どちらも江戸時代中後期の矛盾を描いているけれど、『べらぼう』は因果、というか複数面から観察、説明されているけれど『雲霧仁左衛門』は一側面からしか描いていない。札差、つまり高利貸しの話だけど、質流れで困窮するもの、それで巨富を得る愚かな金持ちには焦点が当てられているけれど、当座の生活費である現金を調達する手段である、という説明は欠落している。ストーリーとして不要なので。

 『べらぼう』の場合、吉原下級女郎の悲惨を描き、それが吉原の立地(日本橋から歩いて一時間という遠くもないけど近くはない)から、非公認の『岡場所』の存在。その『岡場所』がどうして放置されているのか、という説明までやってくれて、その上でどうやって吉原に人を呼ぶ工夫をするのか、みたいな話に持っていって、あ、こっちの方が自分の趣味に合うな、とか思いました。

 どうも理屈っぽい人間なもので、単純な『勧善懲悪』の物語、それもお涙頂戴ものってというのがアカンらしい。コメディタッチなら好きなんですけど。そんな事を自覚しました。

 んで読み終わったもの。

 

 この作品って、妖怪とか強力な超常のものの背景には、必ず社会的弱者が虐げられ、恨みを抱く物語が存在しているのですが、ズマくんもその口なんですかいな。まぁ荒れている学校の生徒たちは、家庭的に不遇で鬱屈したエネルギーを発散しているって設定が一番腑に落ちるからですかね。しかしそういう人の暗い部分をほじくり返してくる、妖怪?悪霊?ぶっ飛ばしたいなぁ。四月に出る次巻では、ぶっ飛ばしてくれるんでしょうかね?次巻も楽しみです。