pomtaの日記

だいたい読書感想か映画感想です。たぶん。

眠い・・・眠い・・・

 年度代わりから、ずっとバタバタしていたのが、ようやく沈静化したので、つまりやる事がなくなると睡魔が来襲してくるという奴です。お客さんの発注が集中しすぎると、こういう事になります。はい。もっとバラけていいのよ?

 時期的に秋冬の展示会なのですが、水曜日までバタバタしていたので、一社行けませんでした。まぁいいか。説明を要する事があるなら営業マンが来た時に説明していくでしょう。最近は経費かけて展示会するよりも、営業マンが注目商品をもってきて説明していく形態に移行しているような気がします。その方が楽だよね。人混み好きぢゃないし。

 さて読み終えつつあるもの。

 

ルピナス探偵団の当惑 (創元推理文庫)

ルピナス探偵団の当惑 (創元推理文庫)

 

  まともならコレ、図書館で借りて読むだろう本ですが、先週の金曜日の飲み会が午後九時前後にお開きになり、しこたま飲んでいたので二次会などせず、そのまま帰ろうとしたら地下街の丸善さんがまだ営業していましてね。んぢゃ当日発売日のマンガを買おう(先日書いたエルジェーベトのこと)、んでなんとはなーしに文庫本売り場を回って、素面なら買わなかった本を二冊購入してしまいました。そのうちの一冊です。

 図書館で借りた『ルピナス探偵団の憂愁』は彼らの未来の姿でして、一人が不治の病で亡くなる話から時系列逆走して彼らの高校卒業時の事件で終わっていました。

 この本は、よくあるように高校生の謎解き短編が三つ入っているという・・・つまり他の小説の作り方だとこっちが最初ぢゃね?という。

 何というかね、『憂愁』では背景になってしまっていた警察サイドの人々が出てきていましてね、特に主人公の姉が、巡査で刑事なんですが、ヒドイ!!こんなヒドイ警官は初めてだ。そして、そこがいい!!地方自治体公権力を振りかざし、知識で謎を解く少年と、直感で謎を解く主人公である妹に「直感でも霊感でも三段論法でも、とにかく拷問自白以外ならなんでもいいから」と事件の解決を迫る。このキャラクター性が楽しいですよね。

 登場人物の紹介もね、主人公が直感力に長けた普通の少女、雑学と洞察力に長けた少年は、まぁいいとして、度胸と空想力に長けた少女と、さして取り柄のない美少女。以上が「ルピナス探偵団」の構成員。最後の取り柄のない美少女って、おい。

 一見ゆるゆるだけど、謎解きしている雰囲気が好きです。二冊で終わらずに続刊出ればいいのにねぇ。

ゴルゴンゾーラのパスタをこさえました

 だいたい飲むときは、飲む前に日記を書くのですが、今日は飲んでしまった後に書いています。いつも以上に支離滅裂です。

 何気に購入して何ヶ月も経過していた冷蔵庫の中のゴルゴンゾーラ・チーズり青カビが、青カビが!?な状態になっていたので急遽大量消費せねばと思い、親父が飲みに行ったのを幸いに、こさえてみましたゴルゴンゾーラのショートパスタを。しかしレシピ通りぢゃないです。生クリームは面倒なので牛乳に(もうあかん)。野菜成分が皆無なのでタマネギ三分の一をみじん切りにして投入(おいおい)。そして余り気味のパルメジャーノ・レッジャーノチーズをすり下ろして振りかけました(ペコリーノ・ロマーノと間違えて購入した奴)

 負け惜しみぢゃないけど、まずくはなかったよ。まずくはなかったが・・・人様には出せないな、うん。

 飲みながら見ていたのは『じゃりんこチエ』の劇場版。高畑勲さん一周忌みたいな感じでWOWOWが監督作品を特集していたので、三十数年ぶりに見ました。吉本の芸人さんばっか声あてているな。テツを西川のりおさんが当てていらっしゃるのは知っていたけど、猫のコテツ役で西川きよしさんが、敵役とも言えるアントニオに横山やすしさんが声を当てておられるとは、知りませんでした。あと、島田紳助さんがチエの同級生役、つまり小学生をやっているとはね。おうおう。

 懐かしかったけど、なんか、こう、求めているのとはチガウ感じがしました。なんだろうなぁ・・・うむむむ。

 

じゃりン子チエ 劇場版 [DVD]
 

 

続編は・・・あー、はい。

 一昨日の夜見た映画の続編『リディック』を昨夜見ました。お金は前作よりもかかっています。んが、世界設定がチガウ。星間飛行は冷凍睡眠ナシで行けるようになっていました。まるでマーベルだかDCコミックだかのヒーローものを見ているかのよう。ちょっと違うのは、動機が世界を救うではなくて、かつて助け、『女豹』に成長した女性キャラを再び助けに敵本拠に殴り込み、何とか勝ったけど『女豹』はグッバイ。そして掟だかなんだかで悪の組織のトップになったところでエンド。ええ!!続きが気になるけれど、ええっと、前作の人間ドラマは何処行った?

 そんな訳でメインは先ほど読み終えた、コレ。

 

吉田茂と昭和史 (講談社現代新書)

吉田茂と昭和史 (講談社現代新書)

 

  ほぼ十年前の本ですので、まだ民主党政権を経験していない記述ですね。まぁいいです。

 吉田茂に関しては、そういえばまとまったものを読んでいなかったナ、と思い借りてみましたが、想像以上に『貴族的』な男でした。政治目的の為には卑屈にならないし、時に傲岸とも言える手法をとりますが、ブレないという点で。ま、出身階級が上流社会ですからね。

 なかなかに傍若無人なのは人物評が情け容赦ない。『不肖の息子』ってすげえな。

 一貫して外務畑で自由貿易主義者であり、それ故に昭和の経済危機を統制経済国家社会主義)で乗り切ろうとする手法には反対。大正デモクラシーを経験し、それこそが日本の政体として適切であると疑わない。

 戦後再び政局の表舞台に躍り出ますが、ご本人が目指したのは日本の『独立』であり、『経済的自立』で、その為には軍備など余分なストックであり、防衛面をアメリカ軍におんぶにだっこされて、経済的な発展のみを追求した政治手法は『吉田ドクトリン』と呼ばれています。当時も自力防衛手段を持たない国が独立国家と言えるのか?という論争はあり、現在『護憲』と九条を金科玉条扱いしている左まきの人々の、組織的ご先祖たちは「アメリカの押しつけ憲法」と反対したようです。今と真逆なのが面白い。

 吉田茂本人も『日本国憲法』は押しつけで納得していなかったようで(大日本帝国憲法を変えなくてもいけると考えていた)、それを飲まないとアメリカが承知しない。ならば飲むよ、独立のために。という感じ。面白いのは当時から中国が台湾と大陸で対立していましたが、アメリカは台湾を支持していましたけれども、貿易立国となる為には市場が必要。なので大陸中国を認めて、そちらと平和条約を結ぶのは構わないと発言し、アメリカ側を慌てさせていること。『エコノミックアニマル』と日本人が呼ばれた七十年代までのイメージは彼から始まるのでしょうね。

 そういえば日本の国防的自立を目指した岸信介の孫が今は首相であり、その路線を継承しています。世論も若い世代を中心にそちらに傾きつつあるようです。戦後七十年の『悲願』である『独立』を選択するのか、もしくは七十年間の日本をリードした『吉田ドクトリン』が今後を継承されるのか、どうなんでしょうね。

 ・・・現在『吉田ドクトリン』の信奉者って左まきに多そうなんですよね。面白いなぁ。

立卓しました

 ありがとうございます。6/16の幻想TRPGさんで行われる『深淵オンリーコン』で拙卓『雨』を立たせていただける事になりました。今年はね~、深淵第二版の立卓率が背筋が寒くなるほど低くてですね、どーなる事かと最後までビクビクしていました。最悪、PLでの参加すら「ごめんね」されるやも知れぬとヒヤヒヤ・・・。いや五月の幻想さんがそうだったから。六月もそうならないとは限らないぢゃないですかー(疑心暗鬼

 取り越し苦労でよかったですよ。そういう訳で準備準備なのです。とはいってもテンプレートをコピーしたり、シナリオを読んで手直しするぐらいですが。

 さて読んだ本は・・・推理物がいまいちだったので昨夜見たB級映画の事とか。

 

  このB級映画のヒットを受けて続編二作できたそうです。一つは録画できましたが、もう一作は録画し損ないました。ザンネン。まぁいいか。

 冷凍睡眠しての星間飛行が当たり前(らしい)時代、格安の数十人乗り辺境行きの宇宙船がトラブルで近隣の惑星へ不時着。この衝撃で生き残ったのは乗客乗員合わせて十人足らず。その中には護送中の凶悪な脱獄犯も。最初は三重の太陽がある夜のない惑星で砂漠だけの過酷な惑星かと思われていたのですが(薄いけど酸素は存在する)、なんやら洞穴の中にヤバい生物が棲息していて、先行してこの惑星に基地を設けた研究グループはそいつらに全滅させられたようだ、と。しかしヤバい生物は日光に弱く(色素が乏しいらしく焼けただれて死ぬ)、とにかく昼間しかない惑星だから大丈夫・・・とか思っていたら、実は二十二年周期で惑星並列の結果起こる日食がある、と。そして運悪くそれは間近に迫っている・・・という、よくあるSFパニックもの。

 しかし見ていて脚本が結構出来がいいなぁ、と。人々の葛藤、争いが平面的ではなく、次から次へと起こり、解決されず、それでも脱出に向かって力を合わせ、出し抜こうとし・・・ふふふ、教条的ではない人間の行動が活写されていてアタクシは好きです。特にパイロットの女性クルーがね、メジャーなハリウッド作品なら主人公枠ですけれども、この映画になると・・・ふふふ。

 んでシリーズ化されたのは脱獄犯のリディックというキャラクターによるのではないかと。悪い奴だけどギリギリで人間らしさを発揮したり、と見せかけて逃げようとしたり、そのキャラクター性がアタクシ好みで、うふふです。

 時間があれば今夜も見ようかなぁ。

惰眠を貪る日々

 金曜日の晩は焼き肉、土曜日の晩は自宅で映画を見ながら飲んでいたとは言え、よく眠ったこと。土日ともに午前九時半ぐらいに起きて(就寝は午前一時ぐらい)、昼飯食べた後の昼寝で三、四時間ぐらいは両日とも寝ています。日曜日の夜は流石に飲酒しなかったので寝付きが悪かったけれども、それでも四時間は寝ている・・・と思う。よく寝たなぁ。お陰で口内炎が治ったようです。睡眠、マジ大事(キリッ

 さて、そんだけ惰眠を貪っていても読んだり見たりはしているのです。

 

  まず見た方。興行成績が芳しくなく、続編が危ぶまれているそうですが、え?面白い映画ぢゃないですか。謎も、伏線もありーの。おや、キミは死んだ筈のダース・モールくんぢゃないですかー・・・が出てきたり。何気に最盛期(なのか?)の帝国軍の志願兵制度とかも垣間見たり、ハン・ソロがミレニアム・ファルコンを入手するまでを描いています。

 いや、これ、続編描いて欲しいのですけれども。あのキーラとの関係とかがむっちゃ気になるんですけれども!!まぁ映画館に足を運ばないオイラが書くのもなんですがネ。

 

エルジェーベト(2) (シリウスKC)

エルジェーベト(2) (シリウスKC)

 

  はい。史上最強の『脳筋皇后』として描かれています。つーか、世間知らずでなじめない嫁ぎ先のハプスブルグ家から逃避したり、でもフランツ・ヨーゼフの事は好き好き~なので、旦那の為に勉強したり、んでも失敗したり、あっちからもこっちからも暗殺の危機に晒されたりしながら類い稀な『脳筋』力で危機を脱したりしている、まぁ冒険物です。

 今、オーストリアハンガリープロイセンと組んでデンマークと戦争して勝ったところみたいです。次が普墺戦争かな?その辺事情はさらりとしか知らないので、それに彼女のエピソードはどう絡むのですかねぇ。次巻が楽しみです。

今夜は飲みに行くで


King & Prince の Memorial - Dr. Capital

 焼肉屋さんで正体をなくすかも知れないので、時間がある日中に書いておきまするよ。

 上記に貼り付けたDr Capitalの動画で知ったのですが、最近の洋楽って使用コードが単純で少ないのですね。それに対してJ-POP。Dr Capitalが動画講義(別に難しくないし面白いので見てください。コードどころか音符も読めないアッシでも楽しい)で別の曲でも解説されているのですが、使用コード数が半端ない。うへーってぐらいです。

 これってどういう事なのかな?洋楽は単純化、シンプルな傾向が流行りで、J-POPは他ではやっていない事をやる『技巧』に偏る傾向なのでしょうか?

 そういえば、と思うのが米津玄師さんの『Lemon』ですが、YouTubeで海外のギタリストがカバーして結構動画にあげているみたいです。これも『技巧』が楽しくて演奏しているのかな?と思ったり。

 Dr Capitalは関西弁を操る音楽博士で、J-POPスキー。そんな事まで知っているんだ、というぐらいご存じ。さすがドクター。月一ぐらいで動画をあげておいでようで、結構楽しみにしていたりしています。今月末には新しいのがあがるのかなぁ。楽しみだなぁ。

自分としては

 読む事が珍しい作家さんの作品です。

 

十二人の死にたい子どもたち (文春文庫)

十二人の死にたい子どもたち (文春文庫)

 

  読んだのは例によって図書館から借りた単行本なんですけど。

著者の沖方丁さんの作品でちゃんと読み終えた事があるのは『マルドゥック・スクランブル』ですかね。これも図書館で借りた単行本なんですが、ええっとその作品を読み終えた時に思った事は「ハードSFぢゃなくても、ギャンブル小説でいいぢゃん」でした。感覚的に三分の二はギャンブル絡みだったような(個人の感想です

 後、打ち切りみたいな形になってしまったマンガの『ピルグリム・イェーガー』という作品でも、ルネサンス期イタリアが舞台なのですが、塩野七生さんに毒されたアタクシとしては、マキャベリは学者面しすぎ、レオ十世が聖職者すぎ、という歴史登場人物が自分のイメージと合わない、という感じがして(個人の感想です)、この方の書く歴史、時代ものは敬遠し、SFもなぁ・・・と思って読んでいませんでした。

 今回この作品を読んでみたのは、映画化されている事と、舞台が現代日本であること、そして広義の『密室』状態でお話が進む、という事に興味を引かれたからです。

 現代日本だから解釈でもにょる事はなく、映画化されたのだから評価は高く、『密室』物は大好きだ。という事ですネ。

 読了して思ったのは、なるほど、だから十代の男女に登場人物が限定されているのか、とかですかね。話し合いで決着をつけさせていく展開が面白かったです。つまり、沖方さんという方は構成力とか物語の流れを作るのは非常に優れているのだと。自分がもにょるのは、その歴史人物に対する解釈が異なるからかな?と思いました。

 んで映画は監督が堤幸彦さんですかぁ・・・WOWOWで放映されたら見るかな?しかしどのあたりが割愛されるかによって評価が変わるよなぁ・・・