pomtaの日記

だいたい読書感想か映画感想です。たぶん。

夏が戻ってきよった

 天気予報でそんな事は言ってましたね。残暑がどーのこーのと。しかし例年だと盛夏と呼ばれる時期に秋雨と思えるような長雨が続きましたので、なんとなく今年は梅雨が二度あり、盛夏が二度来ているような気分です。つまり・・・炎天下で冷えた麦酒飲みてぇ(なんで?

 なので炎天下で飲む訳ではないけれど、そして考えてみれば麦酒である理由もないけれど、明日は餃子、焼きます。自家製でないと肉肉しい餃子などありえませんからね。既製品だと、いかに肉餃子と製品名に書いてあっても、満足できる肉肉しさなど得られる訳がない。冷えた赤葡萄酒に似合う肉餃子は自分でこさえるしかない。故に明日、餃子こさえます・・・あれ、冷えた麦酒飲みたいって言ってなかったか?(あれれ?

 まぁいいや。とにかく何度目かの緊急事態宣言だしね、家で飲むことをメインに物事を考えるべきですしね。

 さて、読み終えたもの。

 

  あ、画像ないんだ。まぁいいや。作者の方が二巻で終わる、みたいな事を以前呟いていらっしゃったせいなのか、二巻でエピソード的には終わっていますが、好評につき三巻まで伸びる事になったようです。ヤッタネ。

 今回登場した黒幕みたいに独善的な悪党って、無抵抗に「はよ〇ね」と思えますね。でも、なーんか超法規的な何かで窮地を逃れて、また帰ってくるんぢゃないかなーっと期待していますが。解らないけれども。だってこれ以上の憎まれ役はないですからねー。個人的には司教さまみたいな、クレバーな人が好きです。善人ではなく、かといって悪人でもなく、ただただ立ち回りと頭がいい人って、自分は最高の敵役だと思うのですけれども。単純に打倒する事はできない社会を回す一部であるけれども、後ろ暗い事がないとは言いきれない人って、一筋縄ではいかないですけれども、こういう人を屈服させる、降参させる、認めさせるって快感だと思いません?思わないかなぁ・・・

 あと、頭のいい、がんばる人である伯爵様もいいですねー。主人公と協力し合って領地発展に尽力して欲しいですね。もちろん彼自身も潤うように。

 そういえば自分、登場人物の名前、憶えていないな。だいたいキャラクターの顔とセリフ、性格で覚えていて、基本的に登場人物の名前って記号だとみなしている時がありますからのぉ。これが何度も反復して読み込んでいけば覚えていくのでせう。なのでアタクシが名前を覚える為にも三巻以降も続刊していただきたいと思う次第です(なんて自分勝手な

午前中は暇です

 発注していないし。でも明日は入荷がありますよ。先ほど発注をかけたから。FAXは午前九時まで、ネット発注でも午前十時までしか受け付けてくれないメーカーがありましてね、まぁ物流が貧弱なのに商品が売れて発送の現場がてんやわんやなのが原因なんですけれど、もうそんな状態が数年続いているので、いい加減大きな物流倉庫を作って欲しいけれども、メーカーの立場に立つと、事実上ブランド化したとは言え自社商品の人気など砂上の楼閣と意識しているのでしょう。経営一族の思考は『かたい』つまり保守傾向が強いのを感じているので、事務機能を強化する本社は今までよりも交通の便のいい都市部に移るらしいですけれども、物流倉庫の事は聞かないなぁ。つまり当分こんな感じ。

 さてそういう『移転』が成功する場合もあれば、妙な方向へ行ってしまう事もありまして、なんか冒頭の文を書いていたら、これ、読んだ本の内容とつなげられるんぢゃね?とか思いましてね。

 

  昨今の日本中世史の盛況ぶりとは裏腹に、中国史は手数なようでして、まぁ新しい情報はあんまり聞かないし、この著者の方も、教授などの教職についている間は忙しくて研究が進まなかったと。授業、指導、事務方との折衝で時間が追われていた日常が想像できます。著作に専念できるようななったのは退職された後だそうで、なかなか厳しいですね。

 さて北魏といえば中国の南北朝時代華北を統一した遊牧民出身勢力の王朝ですが、彼らが北方の草原勢力から中国、中原の政治勢力になる悪戦苦闘を描いたものです。まさに悪戦苦闘。黄河よりも北の草原にある平城から西周以来の古都である洛陽に遷都した孝文帝が最も有名な君主ですが、統治の必要から様々な漢化を行った彼は三十三歳の若さで亡くなっています。これ、過労ぢゃね?

 北魏の歴代皇帝は早死にの傾向が強く、それが君主が主導権を握れず、改革をしても諸勢力の不満解消がはかどらずに分裂していき、遷都四十年あまりで北魏は東西に分裂し滅亡してしまいます。その分裂した北魏はそれぞれ実力者が簒奪して北斉北周になりますが、軍事的にも経済的にも優勢な東部の北斉が、何故経済的にも軍事的にも劣勢な北周に敗れたのか疑問だったのですけれども(正史は個人の能力な性向に原因を求めがち)、どうやら北魏が分裂した諸原因である軍事力を担う北方遊牧民勢力と洛陽に移った勢力、中原で経済を担う漢族の名族の三つ巴の勢力争いをそのまま継承してしまったらしく、脆弱な為に国家総動員態勢みたいを事をしていた北周が、奇襲みたいな作戦をしたら対応できずに敗れた、みたいな感じです。

 随分昔は「中国の王朝は四千年前から同じだ」みたいな乱暴な言説もありましたが、自分の感触からすると最初の統一王朝の秦は植民地帝国っぽく、もともとの秦の国土以外はみんな外国で、「一つの中国」という意識は希薄だったのではないかと思います。漢王朝成立も軍事的覇権を握ったものの成り行きみたいな感じで、最初は郡国制っていう半ば外国扱いの地域もあったし、組織を支える官僚の補充も推薦制から家柄重視、そして家柄と能力重視へと推移して隋唐の科挙制度へとつながっていきます。

 まぁ最初から完成されたものが存在する筈はなく、状況に応じて組織も変遷していかなければ破滅していき、また新たな組織が生まれるという訳で・・・こういうところを考察してもらうには『政治的に正しい歴史』なんてものが存在していたら無理だよなぁ、と改めて思いました。

 そんな感じ。

暇~

 月曜、火曜とちょうしこいて一杯書いてしまったので水曜日にネタがなくなるという奴です。宮廷陰謀劇SFの小説を読んでいるのですが、まだ上巻も読み切っていません。帰宅すると睡魔との戦いに敗北する日々~。まぁ艦これ2021夏イベントに手を出したせいでもあるのですが、最初のE-1は乙クリアしました。E-2をヘタって丙にするか、それとも乙にトライするか、考えています。E-1のギミックすら、なんぢゃこりゃ、というレベルでして、一度全てを最初からやり直すか?って考えがよぎった程です。てけとーな装備では勝てないorz。他人様が流して下さったクリア装備を参考に組みなおしたら劇的に相手にダメージを与えらるようになって、なんとかギミックを解きましたが。ギミック遭遇がボスの間違いなのではないか?と思ったほど、ボスはらくちん。まぁドロップ艦を掘る為に周回しなければならないので、その方が楽なんですけれども。

 その堀も予想外に楽に終わったので、さて今日からE-2に手をつけるかどうするか考え中。ウィークリー任務がまだ残っているのでね。資材もバケツも結構消費する奴が。

 もうちょっとで読み終えそうなのは北魏史です。暇だから読み終えます(たぶん

 北方遊牧民の一派が築いた北魏という王朝の皇帝、孝文帝は漢化政策で高校の教科書にも載っている人ですが(日本の古代史にも影響を与えた、とも言える均田制とかを制定している)、過去のイメージは個人の嗜好の問題が重きで、支配の必要性が従って感じだったのですが、やっぱり征服した華北を効率よく支配する為に漢化は行われた。つまり必要が勝った為に中国化政策を取ったと思います。中華帝国の支配論理を打ち立てないと、効率的な支配を行えない、という事ですね。またこの後の隋唐王朝も支配階級は遊牧民出身者が中心的役割を果たした事は定説になってきているようで、『中華世界帝国』は名前とは裏腹に遊牧民の世界観に支えられて再興したのかも知れません。もともとの漢民族なら北方や西方にさほど拘りませんからね。安全保障の為に皇帝が親征するというのも、力の入れようが秦漢時代にはなかった事です。

 まぁそういう事も本を読み終えてから言えよ、という事になるのですがね。

 まぁ暇だから読み終えられますよ、たぶん。悲しい事なんですけれども。ああ、早く涼しくなって秋冬ものの季節にならないかなぁ・・・予約注文もいいけど、実際に商品を動かさないと、働いている気にならないし、儲からないもんなorz

じゅうねんごしに読み終えた~

 実際に読了したのは土曜日だったか、日曜日だったか・・・Twitterで呟いたから解る・・・土曜日でした。

 

  帯の文句が結構過激ですが、それは読み手の受け取り方それぞれだと思うので、別にいいのですが、自分は飛さんの作品としては肩の力を抜いて読めるジャンルだと感じました。何故かと言うと、書き手にそういう気負いがない、(比較的)リラックスして文章を描いている、と感じたからですね。

 最初に読んだ作品が『グラン・ヴァカンス』だったからなのか、結構身構えて飛さんの作品に向かう傾向があります。『自生の夢』の中の短編の中には、今から思えば同じようにリラックスして書いているように感じられる作品もありましたが、やっぱりホットスタートだったので、そうとは理解していませんでした。違うかも知れないしそうかも知れないけれども、小説は読み手の取り方、千差万別の楽しみ方があるので、他人にそれを押し付けなければ、それでいいのではないかとも思うのですけれども。

 今回も身構えて読んでいたのですけれども、セリフ回しの感覚や世界観が、今までの飛作品に比べると、なんというかカジュアルな気配を感じましてね。第二部以降はもう完全にリラックスしていましてね、読み手の自分が。

 もちろん物語は一つの世界の破滅への行きつくので、悲惨と言えば悲惨なのですが、しかし見方によればとっくに失われた世界が夢のような状態で保存されており、それが解放される物語だったのではないか、と自分自身は感じたりしております。それに他の人々の野心や欲望が絡み合い、更に解明されていない設定とかも多々あり、どう見ても続編を期待してしまう作品だよなぁ、と思うのですが、飛さんは作品が完成するまでに相当な時間を要する方で(零號琴の単行本が発売されるまで、連載終了から少なくとも五年は必要としていた)、このお話もそうですが、自分としては『グラン・ヴァカンス』から開始された『廃園の天使』シリーズの方の完結を心待ちにしている状態でして、構想によると長編が二作品待っているとのこと。今現在二作目長編が連載されている筈。そしてだいたい著作者の構想は膨らむ傾向はあっても縮小傾向にはならず、飛さんの年齢を考えると今までのようなスパンで書いていらっしゃると『未完』なんて事になりかねないなーっと思ってしまいます。

 なので『零號琴』続編は時間があれば、で結構なので、『廃園の天使』を完結されますよう、祈るばかりです。はい。

 話がそれてしまいました。『零號琴』は帯の煽り文句に惑わされずに、カジュアルに楽しみましょう。それがアタクシが感じた事です。はい。

大量に購入していますので

 購入した本が多いので、今回は読了したマンガ本のみに絞ります。

 まずはこれ。

 

  そろそろダッチの過去にまつわる話になる・・・のでせうか?まだ肝心のダッチくんはちょろりとしか関わっていません。相変わらずロックがフィクサーとして立ち回り、もめ事解決に奔りましたが、さてどーなんでございましょう?『ブラック・ラグーン』二十周年に合わせてという事情により、ものほんのクライマックスは次巻にお預けとなっております。著者の広江さんも何とか著作環境が整ったようで、これからはコンスタントに作品を発表していただけるに違いないと思ってますが、楽しみ過ぎる。

 追手のお姉さま方がダッチの姿を知らない雇われさんなので、これ以上はダッチのエピソードが今回は掘り下げられないのかなぁ。どーなんぢゃろ?

 

  スピンオフ作品にはあまり興味が向きませんが、ぶっ壊れている登場人物たちが、更に壊れているので、この作品は好きなんです。ちょっと今回はオカルトホラーチックですかね。以前はオカルトものって結構好きだったのですが、人間の想像力は実際の事件に比べると束縛を受けるようだなー・・・と感じるようになってからは「そーだよねー」という定番性を楽しむ形に変わりました。しかしロットンくん・・・ゲーマー属性からやってきた人なのね。TRPGにも手を出していたのか。こういうこじらせた人は、結構身近にいたかもね・・・極めれば強いなぁ。

 

  母親との間柄を話し合いで正常化させたので、一瞬終わったかと思いましたが、巻末でしれっとポルトガル王妃付きの宮廷画家になっていました。あ、史実通りの展開ですね。アルテが史実の人物という訳ではなく、彼女が仕えている王女様の身の上が史実通りと。あとは、そうだったカール五世はスペイン人でもドイツ人でもなく、フランドル人だったよなーっと。そこで育った人だったからなーっと思い出しました。

 さて宮廷画家となったアルテさんの今後は・・・次巻以降ですね、はい。

 

  だいたい登場人物がアレな人が多くて、結構好きだったおばあさんが孫たちを守るために身を犠牲にしてしまって、それが残念で仕方ないです。そして不治と思っていた花の病が治るとか、いや治らないとか?うーむ、良く解らぬ。どうなるんでしょうねー?

 

  こういう一人の飲みのお話で、こちらもドラマ化されましたが、ほら、もっと有名な『孤独のグルメ』ってあるぢゃないですか。自分は漫画もドラマも見ていないのですが、Twitterでそのドラマの主役を演じている方の愚痴が回ってきて、演者が飽きているのになんでやるの?とか、こんなん面白いの?とかゆーていらして、そうか、とか思いました。こういうものって出てくるお料理に対するリアクションですが、美味しいとか表現するのに、そんなにバリエーションはないぢゃないですか。そこからドラマが始まるならまだしも、食べて、こちらの漫画は美味しいお酒を飲んでほっこりする『だけ』なんですよね。もちろん読者や視聴者はそれを望んでいるのですが、料理を選定し、描いたり用意したりする製作者はともかく、食べる演者は・・・ごーもんに近いかも知れませんね。変化ないしドラマはないし。食べる事に専念できないし(リアクションが重要なので天然でそれを表現するのは限界があるでしょうし

 自分は酒のあてを探すうえでの参考になるかなぁって読んでいるけれども、外食もままならない昨今では、読んで楽しむだけになっちまうところが、悲しいわ・・・

ミスった

 あー、もう!!あー、もう!!って感じです。自己嫌悪が深くなると、いつ〇んでもいいかー、どうせ自分は世の中に〇〇ないものだし、とか言うヤバい思考に陥りそうになるので、必死にそれを回避しようと試みます。そうだよ。読みたい漫画とか今日買わなきゃならないし、あ、『零號琴』読み終えなきゃダメぢゃん!!

 この『零號琴』、飛浩隆さん作なので身構えていましたが第二部を読み終えて第三部に入ると、なんかコメディっぽくなっていないか?と思ったりしたり。特にプリキュ〇のパロディらしき劇中作品を登場人物二人が熱く語り始める様子など、こ、これは・・・飛さん流のコメディ作品なのか?と疑ってみたりしたり。とはいえそれなら帯とかの宣伝文句に書きそうなものだよな。シリアスよりもコメディの方が宣伝しやすい気がするし、どういう展開になるんだろう?ワクワクっぞ(ある程度上向きになりました。ちょろいな。

 んで今午前九時前なのですが、午前七時ごろは青空も見えていたのですが、ちょと外を見ると雨、降ってますかね。傘を差して歩いている人もいるかと思ったら、差してない人もいるし、かと思えば路面が濡れている時の車の走行音が聞こえますし、やっぱり降っていますかね。

 今日は昨日発売のブラック・ラグーンの新刊を含めてイラスト集も含めると六冊購入する予定なのですが、この数週間は天気予報もあてにならない、気圧配置でころっころと天候が変わります。雨の中を自転車走らせて買いに行きたくないし、車で配達に行くかは刺繍屋さんの上がり次第だし(今日仕上げてね、と要望を伝えている商品はあるけれども、その要望に応えてくれない確率は三割程度あるので、現物が帰ってくるまで解らない)、まぁ成り行きですかね・・・成り行きで○○するぱてぃーんっていうのもあるな・・・アカンアカン!!

 並行して読んでいるものに久しぶりに中国史系のものがあります。『北魏史』。中国の南北朝時代の北を担った王朝で、華北を統一した鮮卑系の民族が建てたものなのですが、積極的に漢化した事でも有名なんですけれども、これを文明化という文脈で説明するのではなく、必要がそうさせた的な説明があるのかな?と思って借りた次第。とは言え執筆されている方は自分の親世代の方だな。

 現在の日本中世史研究が四十代五十代という自分世代の方が主力になっている事を考えると、研究者の中国史離れって結構深刻なのかなぁ、と思ったり。研究すべき対象がどうしても後代王朝のプロパガンダである『正史』中心になってしまい、その解釈ぐらいなんですよね。中国本土は『政治的に正しい歴史認識』が決められているので、反証とか、反論とかしにくい環境なので劇的な進展とか望めないし、新しい研究成果も考古学的な成果がなければ出そうもないし、出ても政治的につぶされそうだし・・・そのあたり、なんか新しい知見を得られるのかな、とやや期待しながら読んでいます。

 少し期待に応えてもらったような気もしますが、まだまだ先の話です。読みます・・・仕事暇だし(ああ、また〇〇したくなる空気に

仕事らしいことした

 のはいいのだけれど、半分以上は敗戦処理のようなものなので、徒労感が多いです。うちが直接エンドユーザーと取引した話ではないので、感触がいまいちなところがもどかしいですが、久々にくらいました客注キャンセル。とっとと返品してしまうのが吉です。明日、そこの締め日ぢゃん。うへー。面倒くさいのに儲からないという・・・

 それはさておき気を取り直して。昨日から実に2010年の雑誌連載時から待ち続けて、ようやく8/18に文庫版上下巻が発売された飛浩隆さん著『零號琴』を読み始めました!!第一部を読み終えたところ。最初からホットスタート!!一味違う世界観。情け容赦のない事件。ああ、帰宅して続きを読むのが楽しみです。仕事場では図書館で借りた本を読む事にしているので。いや、仕事場だと集中して読めないぢゃん?

 まぁ今日は読み終えた漫画本の事なんですけれども。

 

  こちらも情け容赦のない初陣でしたねー・・・って、攻め手は部隊が全滅するまでやるのですか。特殊兵種なのに鉄砲玉扱い?戦争にも理性が、というか費用対効果を重んじる理性が必要だと思うのですが、特殊な文化圏なのですかね?高価というかそんなにいない特殊兵種を使い捨てにする発想は、厭戦気分や不平不満を内側にため込むと思うのですけれども。敵に対する敵討ちを優先させるかも知れないけれど、それは人それぞれなのかな。少なくとも旧日本軍は厭戦気分を義務に転換させるために特攻戦術を取るという、ああ、くそムカツク連中だなぁ。あ、本音が出てしまった。そういうことをやりやがった集団ですが、この物語の敵もそういうタイプですかね。あり得ますね。遠藤さんはそういう強者の都合を振りかざす存在を、情け容赦なくエゲツなく表現される方ですから。

 次巻は冬ですか。楽しみですね・・・

 

  駅逓局と強面、勤勉、強権局長の切ない過去が判明しましたね。ああ、十字軍とかではそういう事、ありそう。真面目に信じたものが〇鹿を見るという・・・ヤッハーって弾けているんだろ?ならこっちだって、と長年待ち続けた故郷の人々が解釈するのも無理はなく、全ては音信不通のせい。安定安心の通信社会が築かれていないせいなんだ!!と狂信するのも解らなくはない。しかし理解を得るのも障害が多く、悲しみと絶望の必殺技が開発されてしまったのも無理はない・・・

 ところで著者の山田さん、体調を崩されて、ひいひい言いながら描いていらっしゃるようでして、くれぐれもご自愛くださいまし。三浦健太郎さんの急逝もありました。漫画家は不健康な職業になりがちですから、適度な運動や食生活にも気を配って、腱鞘炎にならない程度に利き手を酷使していただきたいと思います・・・あれ?(あれ、ぢゃねー