pomtaの日記

だいたい読書感想か映画感想です。たぶん。

谷間

 昨夜は録画しておいた海外ドラマ『ジャッカルの日』を見ました。エディ・レッドメイン主演の。今回は第二話でして、エディ扮する『ジャッカル』がスペインで妻や妻の親族で内緒で殺し屋やっている事、偽装が甘くて浮気していると思われたこと。

 その殺し屋『ジャッカル』を追跡するMI6のエージェントが家庭持ちの女性で、家族との触れ合いを維持しながら非情な仕事の世界を両立させている感じが、物凄く大変でご苦労様。その上、その過酷な仕事はトラブルばかり。情報提供者に圧力かける為に拘束した提供者の娘は持病持ちで亡くなってしまうし、苦労して狙撃に使われた武器製造者と思われる男を襲撃したら、情報漏れで味方二人失い、その上逃げられてしまう始末。

 一方『ジャッカル』の方は奥さん一族に浮気を疑われていると知らず、第一回で決めた鮮やかな暗殺の依頼金未払いの件と、新たな暗殺の依頼相手とのやり取りを同時進行で行いつつ次回って感じ。資金の流れを透明化させようとするIT企業家と、旧来の巨大資本家の対立を背景に、そちらも気になりますが、感情移入するのはどうしても身近な問題を抱えているMI6エージェントの方。俳優さんの名前はまだ覚えていない。

 今のところ家族との関係は悪くないけど、皆諦めている感じはある。本人は精一杯両立させようと頑張っているけど・・・ああ、切ないねぇ。来週も楽しみです。

 んでタイトル回収ですが、ネタが尽きた時の為にとっておいたものがあるのです。

 

 古典SFとして必ず名前を聞く作品で、それがコミック化されたものですから一般教養として読んでおこうと思いました。何故古典的なのか。遠い恒星系の未知の惑星を探索する話なのですが、その惑星の未知の知生体、あるいは自然現象に過ぎないものが人に及ぼす影響によって、探索に訪れた人々が内証的な思考に陥るって感じ。平たく言えば、自分探しみたいな?(違うか

 惑星『ソラリス』の探索が始まって何十年も経過しているけど、実態はつかめず、あーでもない、こーでもないって考えだけが百出して、ちっとも前に進まない。そんな状況でまだ拠点を構えて観察しているっていうのも驚きですけど、作品自体何十年も前のものだから、そういう施設を維持するコストについては、あんまり考えていないのかも。

 結局のところ結末も読み手自身の納得するところに落ち着く他なく、自分としては煙に巻かれたような、でも今でも人間って大して変わっていないよな、と思うような読後感でした。嗜好は変わっても根本的なところは、何十年では変わらないものよね。

 んで、明日までに何か読み終えないとネタが、ガガガ・・・