pomtaの日記

だいたい読書感想か映画感想です。たぶん。

蒸し暑い・・・

 季節を秋にしてください。はい。是非そうしていただきたいのです。涼しいのが好きなんです・・・愚痴終わり。

 どういう基準があるのか判らないのですが、父親の知り合いが再び彼を飲みに誘っているので、今夜は自宅で一人飲み会&映画見る日になる予定。早めに始めれば二本見れるかな?なので用意するのはケンタッキーとインスタントマッケンチーズと、アボガドとバジルペーストとツナ缶を混ぜたもの。これをガーリックラスクにデップして食べる。ジャンク系ですね、はい。手早く用意できると思いますナ。んで白葡萄酒を冷やしております。一本干します。

 そんな呑み助な予定はさておき、読み終わったもの。

 

 気はなっていたけれども借りていなかったもので、借りてみました。小学生か。

 鎌倉時代の政権主催者と実権を握ったであろう人々の列伝ですが、初めての武家主催政権らしく制度が定まっていないので泥縄式に政権担当者が変わっていくようなイメージを持ちました、初期の源氏三代とか北条得宗家の面々は様々なところで紹介されているので、気になっていたのはそれを支えた北条庶子家の面々かな?

 というかですね、時代を経る毎に政権の実際の主権者が『鎌倉殿』→北条得宗家→それを支える庶子家→得宗家被官の御内人って感じで徐々に下の階層に移っているのが解りますね。それぞれの契機は主催者の血統後継者が若い、幼い場合、それを代行する形で下の階層に実権が移っていく、みたいな。

 『鎌倉殿』は頼朝以降若年者が多いのでそれが契機ですけれども北条得宗家から庶子家は微妙というか、何というか。北条泰時が亡くなった時、息子が夭折していたので後を継いだのは孫。二十代になったばかりの彼らは泰時異母弟、老練な大叔父たちに導かれて成長する、と。時宗以降の得宗家は幼くして地位を継ぐ事を余儀なくされるので、成人するまで一族の助けが必要なのですが、貞時が一族の長老格で老練な政治家でもあった北条時村を殺し、それが支持されず実行した自分の腹心であり従弟でもある北条宗方を殺したところから、その関係も崩れたように見えます。有能な人間が白けた、みたいな感じになったように見える。北条貞時が浅はかだったとも言えますけれども、この辺りから執権も連署も肩書だけみたいな空気が。実権を持っているのは得宗家当主であったり、彼の家来の御内人だったり。

 法制上の職制が実態を成さない状況で、全国から訴訟が集まり、訴人が満足できる解決が示す事ができなくなり、人々の不平不満が溜まっていく。それに幕府首脳たちは気づくことができず、後醍醐天皇の討幕に人々が乗っていく・・・そんな流れですかね。