pomtaの日記

だいたい読書感想か映画感想です。たぶん。

とりあえず映像作品の感想

 はーい。週末に見たTVアニメとかドラマとか映画とかの感想でーす。

 まず、『ダンジョン飯』。フロッグメーンになっちまったPT。あの「なめしが不十分で血糊がついちゃう」って苦情が、冒険最中のやっつけ仕事感があって、結構好きだったりする。明らかに足らない戦力でレッドドラゴンを仕留める相談するところとかも。来週はレッドドラゴン戦ですね。楽しみです。

 『フリーレン』ユーベルの何でも切っちゃう魔法の由来エピソードが結構好きでしたが、漫画版では顔出ししていたユーベルの姉が手元だけの出演だったのが、まぁそっちの方が理解しやすいよね、納得したり、ゼンゼとの会話エピソードが念入りに語られたり、魔法がイメージの世界でもあるって言うのが、このお話の前提。それを強調するエピソードかなぁ、と思ったりしたり。来週はゼーリエが振られる話ですね(チガ

 楽しみです。

 『魔女と野獣』山路さんの悪役、楽しそうだなぁ。そういうキャラっていうのもあるけれど、楽しそうでヨカッタ(小並)。この作品、キスシーンにはもれなくバラを背景に使う感じなのかしらん?来週冒頭で若い魔女さんの誤解が語られるのかしら。そういうのとは裏腹にバイオレンスシーン満載回になるのだろうなぁ、来週。楽しみです。

 次からドラマ。『光る君へ』。花山天皇を退位させる陰謀、炸裂。そっか。正味二時間の退位劇だったのかぁ。こんなに開き直って「騙しました。てへぺろ」してくる演出とは思わなくて、いっそ清々しいほど。兼家パパは笑いが止まらないよなぁ。即位するのは孫だし、まだドラマには出てきていないけど東宮候補も別の孫だもの。藤原良房以来の外祖父摂政。この後、彼は官職から引退し、つまり摂政だけの特別な存在になり、事実上の最高権力者となりおおせます。しかも自分が死ぬまでその状態は、ほぼ確定。笑いは止まりませんなぁ。

 そんな一族である事をまざまざと実感して、もう嫌ってまひろとの恋愛に逃げたい道長だけど、まひろの方が他の一族とは感性が異なる道長の、政治家としての可能性に未来を見出していて、でもそこには自分の未来はあり得ない・・・もしくは脇役であるとも理解していて、切なかったなぁ・・・このドラマのコンセプトはエロティック&バイオレンスらしいですが、ここまで直截に描いていないのに、それを感じさせるというのは、素晴らしいですね。来週も楽しみです。

 『白暮のクロニクル』追跡するパトカーの後部座席よりも後方より逃げる車をカメラでとらえていて、その視界から先行するパトカーが事故るさまを映すって演出、自分はあんまり見た事なくて感動しました。あとは原作よりもヘイト刑事が有能で、うなってしまった。来週は過去編ですね。楽しみです。

 んでこれがオオトリ。

 

 岡田准一さんと坂口健太郎さんが出ているバイオレンスものって事で録画しました。昨年の大河ドラマでは気づかなかったけど岡田さんは比較的小柄な方なのですかね。暴力団に潜入した元警官で公安の駒が岡田さんで、彼と相性のいいサイコパス・・・というよりも『犬』を連想してしまった殺人鬼、いや暴力を振るうのに殺人もためらわないって奴かな、それが坂口さん。

 抑制されたセリフとか冷徹だけど人の情も感じられるとか、そういうところが自分好みの作品でした。『鎌倉殿の13人』で三谷さんが坂口さんを純真って表現していたと思うけど、サイコパスって事は違うのかなって思って見ていたのですよ。でもやっぱり純真なんですね。暴力と慕うべき人に対して純真。しかし暴力団倫理からは自由ではない。その為にラストは岡田さんと対決する事になる。

 公安のスパイから暴力団に寝返り大ボスになった人物・・・MIYAVIさん演じる人・・・が冷徹な公安よりも人のつながりがある暴力団を選んだって論理、それは自分たちの側に立つ人間だけに『人情』があるけれど、それ以外の人間は冷酷に切り捨てている訳で、大竹しのぶさん演じる人物のシーンでそれが如実に表れていました。自分からすると、どっちもどっちだよな、なんですけれどね。

 予定より大幅に増えてしまったなり。