pomtaの日記

だいたい読書感想か映画感想です。たぶん。

映画版は見ました。

 今回は発売されて一年経過している文庫版の小説ですね。

 

  興行成績が振るわなかったらしいですけれども(ハリソン・フォードを求めていたのかな?)映画の内容は好きでしたよ。そして映画版でちょいと疑問に感じた部分が、小説版でフォローされたって感じです。キーラのラストシーンであの下りが、ようやく消化されたって感じ。

 講談社文庫のSWシリーズ小説には、巻頭に登場人物の写真が並ぶのですが・・・え、この人、こんなに短い登場シーンでグッバイなの?ええ!!と改めて驚いたりしました。あとね、チューイのハン・ソロへの感情というものがようやく説明されたと感じましたネ。自分には仲間や故郷があるが、彼にはそれがない。だからついていってやらないと・・・ダメ男にくっついていく女の心境ですかい?でも、チューバッカて言葉が視聴者に明示されない事を除けば、かなり『いい男』だと思うのですよ。あー、アメリカン・ヒーローの範疇でね。気は優しいけど、怪力乱暴者って。あとクレバーなところもね。

 本当は続きを映画化して欲しいのですが、他の媒体での人気はどうなんでしょうかね?キーラの運命を知りたいのですけれども、あかんかなぁ。

 

戦国大名・伊勢宗瑞 (角川選書)

戦国大名・伊勢宗瑞 (角川選書)

  • 作者:黒田 基樹
  • 発売日: 2019/08/26
  • メディア: 単行本
 

  一応再読です。先日『新九郎、奔る!』の新刊を読んでいて、新九郎の家臣が描かれるようになると、さて、この人は誰で、この人は誰になるのかな?と気になったので、それを調べる為に借りました。買おうと思ったけど本屋になかった。まぁいいか。当座の欲求は満たされたので。

 伊勢宗瑞の事象も最近解明されてきたところでして、彼の家臣に詳細については、まだまだ解らないところも多いようです。全部が全部、累代家臣として北条氏の元で繁栄できた訳ではなく、筆頭家老家になるもの、部将クラス、城代クラス、うち続く戦乱のうちに後継者を得ず没落してしまったもの、様々なようです。特に一代で二カ国の太守、つまり戦国大名になったとは言え、その道のりは順調にはほど遠く、一歩進んで一歩後退なんて事を繰り返し、足かけ二十年以上の歳月をかけています。時には大敗もしており、宗瑞弟も大怪我をして生き残ったものの武将としての活躍は望めず出家してしまいました。

 それでも安全保障、領国拡大、に邁進する伊勢宗瑞の執拗とも言える姿勢、粘り腰は、凄まじいものがあります。

 問題は、少年期にここまで時間をかけているので、『新九郎、奔る!』はどこまで行けるのでしょうか?という時間的な問題が・・・伊豆国主になるところがひとまずの目標かなぁ。それも数年かかって切り取り、堀越公方足利家を滅ぼしているのですけれども。完走していただけるといいですねぇ。