pomtaの日記

だいたい読書感想か映画感想です。たぶん。

汗かいた

 急いている時に限って色々起こるのですな。それを中腰になってさばいているものですから、ちょろりと腰が痛くなりましたな。午後から運転するから、やっぱり腰が痛くなると思うけど(おい

 読み終えたものはないですが、読み始めたものはあります。武田信虎の評伝ですね。信玄父親ですが、『英雄』武田信玄に追放された人ですし、当時の記録でも評判芳しくなく、性格破綻者ぢゃね?とか、オレサマ最高な、つまり付き合うとうんざりする性格なのでは?とか言われていますが、そういうのは推測ですからね。理性的な評価というものが読みたかったのですよ。図書館で借りる事をもくろんでいたのですが、土曜日の時間つぶしで書店に滞在していたら、ああ、一時間以上も暇をつぶさせてもらったからにぁ、一冊ぐらい買わんといかんかな?あ、読みたい本を三冊も見つけてしまった・・・どーしやう・・・うーむ、やはり優先順位をつけるなら・・・これかぁ、と一番高い本をチョイスしてしまいました。一番読み応えがあるけど。

 今のところ信虎誕生以前の、関東公方府内での対立の余波で没落したり、再興したりを経験した武田甲斐守護家ですが、やっぱり関東の情勢の余波を受けて、堀越公方家内の争いを受けて一族が分裂。その戦いの中で父親武田信縄が死亡。対立していた叔父油川信恵と戦い、これを打ち破り、その与党を屈服させるところまで読みました。その対立派閥を支援していたのが今川氏親、伊勢宗瑞で、この今川・伊勢(後に北条)同盟との戦いが信虎の生涯を規制したと言っても過言ではないようです。

 しかしねぇ、甲斐って国は本当に関東の情勢に右往左往しているんだなぁってのが解りますね。その敗退、分裂が関東の外部勢力に影響されるのが室町時代という感じ。傍若無人な印象を受けますが、当時の本人からしたら必死でしょうね。通説では父親が亡くなって叔父と戦ったのは十四歳、異説では十歳の可能性もあり、そうなると先頭立って戦う可能性は低く(十歳ならない)、四十代に手が届くか、という年齢で死去した父親武田信縄はしっかりした武田家臣団を育成していたのではないかと思います。武田信玄は追放した父親、早死にした祖父を否定したのか、尊敬する先祖として曽祖父の武田信昌をあげていますけれども、甲斐統一を成し遂げたといいますが、嫡男信縄と対立して武田家中を割ってしまった失策を考えれば、戦国大名武田家の基礎は信縄時代に築かれたと言えるのではないかなぁ?と思ったり。

 まぁ自分は武田信玄という男は信頼できない人間だと思っていますけど(あ