pomtaの日記

だいたい読書感想か映画感想です。たぶん。

MMTってなんなん?

 先日の衆院選も含めて反緊縮財政派に投票するとか書いておきながら、最近はやりのMMTについてはぼんやりとしか知らんなぁ、と思ったので、今更ながら読んでいます。ただ読んでいる本の著者は、どちらかというとMMTに批判的な方で、でもMMTとはどういう考え方で、どういう風に経済を好転させるかという事を解説しており、なんとなーくイメージ的にはつかめます。んで読んでいると現在の日本財政ってMMT派の方たちのモデルケースになっているらしいのですよ。つまりこんな状態でも経済は破綻しないという実例にはなっているけれども、ぢゃあこれを突き詰めていって大丈夫なのか?どこまでやれば危険ぢゃないのか、というところをはっきりさせていないと著者は言います。読んでいる本自体が2019年発行なので、二年余り経過した現在でどのようにMMTが深化しているのか判りませんが、どーなんでしょうね。読み終わったらまた書きます。

 んで昨日読み終わったもの。

 

 知人の喫茶店さんが持ち込み文庫みたいなものをやっていらして、「利用するのは知り合いばかり」とかご主人はぼやいておりましたが、しゃあないやん。自分も決して一般向きとは言えない『グランヴァカンス』を本棚に寄付しましたし、この本を持ち込んだのも、どなたなのかは知っているはず・・・

 自分が抱いているラノベのカテゴリーからは少しばかり異なっている気がします。まぁ妙齢の男女がどこかに引っかかっていて、ちょろりと不思議で、ちょろりと切ない話で、でもハッピーな感じに仕上がっている短編集ですね。このままハヤカワだの東京創元社だの、KADOKAWA本体の文庫だのと言われても、別に違和感がない。つまりラノベだろうがなんだろうが、ボーダーレスみたいなところがある、って事ですかね。

 著者の方が自分と同い年、という事は知っていても不思議ぢゃないのですが、自分が好むジャンルがハードSFとか、ミステリとか、歴史論文系でラノベと言えば笹本祐一さん(おっと)と、あとは『All need you kill』とか『86』の一冊目とか、まぁポイントで買っている感じ。ハードな異能バトルものは大人買いしたけど、細部がアレなので完結したら手放す予定だしな。というラノベに対してまったく情報を持たない人なので、存じ上げませんでした。題名もうろ覚えで、メディアワークス文庫で2016あるいは2017ぐらいの発行って覚えていなければ検索しても出てこなかったでしょうし。

 でも改めて発行された文庫の波を見たら、これだけの作品が毎月発刊されているの?題名やイラスト見るだけでも楽しそう。でも切りがないから手を出さないな。そんな感想を持ちました。ラノベジャンルって図書館にはない、というかやっていたらキリがないって事ですが、もったいないというか、なんというか、まぁ読み手のこちらにも予算、時間、スペースと限りもある事ですし、何処かで区切らなければならないって思うと、人生、半世紀生きてもままならないもんですねー。