pomtaの日記

だいたい読書感想か映画感想です。たぶん。

切ない

 金曜日だったかな?録画しておいたこれを見たのですよ。報われないし切ねぇ・・・

 若者の浅はかさ、というのは易しいけれども、Drストレンジの仲間の魔術師たちに「やっちゃだめ」って言われている事をやる、という発想もキ印だよねぇ。そのせいで世界は、というよりもスパイダーマンの人間関係はヒドイ事に・・・平行世界の同名別人のスパイダーマンとその敵が集まってくるって、一つの世界の事だけでもややこしいのに、という展開。その上、主人公スパイダーマンの正義倫理から「皆助ける」ってそういう一番難易度の高い方法を選択し、更にややこしく悲劇的な展開に・・・それも彼の人格形成に大きな影響を及ぼした「いいひと」が・・・

 味方になってくれた平行世界のスパイダーマンたちはもちろん、敵となっている人物たちも助けるという超難易度クエストは、多少の齟齬はあってもなんとかクリアしたけれど、それだけでは時空の綻びは止まらない。そこへ強制執行しようとするからスパイダーマンに時空の彼方に隔離されていたDrストレンジが復活(こういうところも大概だよな、こいつら)。そして世界を復旧させる為に彼が提案したことは・・・

 ああ、身から出た錆の部分もあるとはいえ、スパイダーマンは本当の意味での孤独のヒーローになってしまうのでした。切ねぇラストぢゃ・・・もっとヤバいのは、スパイダーマンがそれだけの犠牲を払いながら、やっぱり世界の混乱は続いてしまい、その収拾に苦労するDrストレンジが主人公の次回作に続く、という・・・これはもう公開されていますね。はい。また録画できるまで待ちます。

 もう一つ読み終わったもの。

 

 ええっと、二巻目読んで確信しました。世界設定は好きだけど物語が、何というか、上滑り気味。何というか、入り込めない。演出方法やトラブル解決の過程も自分に合っていないって感じ。一番それを感じたのが、艦隊決戦でパートナーの星霊を失った優秀な指揮官が絶望して世捨て人みたいになったのですが、それを呼び戻し、同盟国の、しかも人類死ぬべしだが星霊を救う目的だけは一致しているから味方してやる、というスタンスの星霊司令官とパートナーにさせるというムリゲーミッション。具体的なドラマとかなく、なんとなーく収まっている・・・え、なにこれ?こんなんで許されるの?ええー・・・

 なんだかなー・・・なんだかなー・・・