pomtaの日記

だいたい読書感想か映画感想です。たぶん。

雨、ですね

 ぬくい~。でも気温は上がらないのだろうけれども。

 昨日は町内の飲み会でした。会計責任者を一年間やる事になったので、最後まで正気を保っていなくちゃいけません。お金を扱うので。あ、いつも正気を保っていますよ。終電に間に合うように帰らないといけないので。ただ正気の保ちぐあいがこの一年は、ちょっと頑張らないといけないナ、と。それだけなんですが。

 んで昨夜金額を締めてみたら一人頭、飲み放題で三千五百円なんですよ・・・え、今こんな金額でできるの?ま、確かに料理のグレードから考えるとそうかも知れないけど、しかし豚串三種のボリュームはなかなかで、あ、そうなんだー。麦酒限定に絞らないといけないけど、ただ食べて飲むだけなら、こういう店もアリかな。何より財布に優しい。というか、豚串が旨い。

 岐阜のアンリミテッドさんに行くと必ず行くライオンという店、決してコスパは良くないですが、葡萄酒の品ぞろえと(辛口が多くてねぇ。モロ好み)、ショートパスタ料理が比較的多くて好きなんですよ・・・名古屋には自分が知る限りでは、こんなにショートパスタの種類があるとこは、ない、と思う。というかロングかショートか、選べる料理が二つ三つある。イメージの問題で実際はそんなに多くないかも知れないけど。

 そこでも行くと必ず頼むのは塩漬け豚の串でして、コスパが良くてねぇ。美味しいし、お腹に溜まるし、これ一本頼んでおけば赤葡萄酒一杯はいけるなり。

 豚肉って日本で食事する限りでは、コスパのいい肉なんですねー・・・スーパーで買うと鶏肉の方がコスパはいいけど、店で食べるとそこまで食べ応えを感じないのは、油脂分が豚肉に比べると少ないからかな?

 はい。明日は読み終えた本とかあると思います。

寝つきが悪い

 午後八時から九時の間に、睡魔が襲い掛かってくる割合が高いです。この襲撃に抵抗すると、眠気すっきりになるのですが、今度は寝なくちゃいけない時間に眠れないという・・・どうにかならんのかね、これ?昼食後とかウトウトしちゃって、昼下がりから車で配達する場合が多いので、昨日も結構ヒヤヒヤ、ヤバヤバな状況がままありましたね。どうにかならんのかね?

 どうにかなるのかなぁ。

 さて、そろそろ読み終わるもの。

 

足利義輝 (シリーズ・室町幕府の研究4)

足利義輝 (シリーズ・室町幕府の研究4)

 

  塚原卜伝に剣を学んだ、とか、襲撃されて若くして戦死した、とか、そういう小説ネタには困らない足利幕府十三代目の将軍ですが、ちゃんとした研究書を読みたいなぁと思いましてね。

 と言ってもこの人の評価は、まだ定まっていないようです。彼と対立した三好氏側や、京都の住人からすると『悪御所』というのか、仕事しない人、というイメージなのですが、しかしそれ以外の人からすると室町秩序の頂点であり、彼がいなければ秩序を保てないという意識があり、また織田信長の『天下布武』のイメージは足利義輝が三好氏と和睦し、室町秩序が畿内に復活したものが前提にあった、という説もあるのですよね。

 彼自身は十代で征夷大将軍に就任し、最初は父親足利義晴の、父自殺後は、母方の摂関家の筆頭近衛家を中心とした勢力が後見人みたいな風になっており、彼自身の政治判断が一体どのあたりから発揮されるようになったのか、まだ定かではないようです。亡くなった時は三十代初めだっけ?という事は、二十代半ばぐらいで三好長慶と和睦し、安定した数年間を過ごした時が彼の主体的活動期、と考えてもいいわけで、さてはて『悪御所』なのか、政治家として努力した人なのか、どうなんでしょうね?

 まだ解らないです。

TRPG三昧とか寝つきが悪いとか

 土曜日はCoCのプライベートセッションでした。善意をもってしても切ないラストというのは大変好物でして、ああ、こういうシナリオっていいよねーっとか思ったりしたり。シノビガミとかで書きたいわー。

 日曜日は幻想TRPGさんでフィアスコ深淵を遊びました。ルールをべんきようしたけれど、ふわっとしていたので、参加していただいた方々にフォローしていただいたりしながらでけました。フィアスコのラストが悲惨になるのは仕方ないよね!!

 あと、『幻ラヂヲ』さんで喋らせていただく機会を得たので、深淵の世界観とかルール周りの事を、自分解釈で語らせていただきました。あくまで個人の解釈ですのでご了承ください(って書いとかないと!!)ニコ動やらYouTubeやらにUPされるのは一週間後ぐらいだと思います。連休中かな?ご興味がおありの方はどーぞ。UPされたら日記に貼り付けたりすべきなんだろうけれども、休み中は日記がお休みですからネ(オイ

 そして金曜日の晩に麦酒とポテチという体重増加アイテムをお供に見たもの。

 

ピーターラビット™ (字幕版)
 

  噂で戦場ものとか、そんな話を聞いていたのですが、ああ、サバゲーチックって事なのかーっと。絵本の牧歌的なノリではなく、まぁアクションコメディですよね。でも絵本も読んでから何年も経っているから忘れていますな。何かの機会に全話全訳のぶ厚い本を開いてみますか。

 しかしピーターラビット、こういう性格なのか。はた迷惑だな。そして動物たちの所業を見る限り、心臓発作で亡くなる意地悪爺さんに同情すべき面もあり・・・ええっと、これはブラックコメディかな?

 つまりオイラ好みの作品という事です(あ

弱い立場のもの

 『もの』って言うより『国』なんですけれども、並行して読んでいました。

 

  映画『かもめ食堂』とムーミンと、冬戦争のシモ・ヘイヘ、マンネルヘイム。それが全てでした。

 人口が一千万に満たない小国ですで、歴史的にも独立して百年ぐらい。近世まではスウェーデン、近世はロシアに統治され、近現代は対ロシア外交が生き残りの全てと言っても過言ではなく、冷戦下ではかぎりなく中立国に近いという外交演出が欠かせませんでした。

 こういう国からすると日本て、デカイ国ですよね。人口一億こえているし、歴史的にも距離的、地勢的な問題で独立を保っているし(というか外交的には世間知らずかも知れない)。

 日本は制海権の問題からアメリカべったりの外交をとっていますが、バランス的にはだんだんフィンランドを見習わなくてはいけないと思います。いや、中国の海軍がアメリカ海軍を凌駕する日って、よっぽどの事がないとないと思うのですが、部分的な制海権アメリカと競い合う事になると、マズい。日本近海に関しては海上自衛隊の海軍力もありますが、南西諸島から台湾、東南アジアへの航路の安全性を中国とアメリカが競うようになると、さてはて、その結果はどうなるのだろう?

 日本の産業構造は中国から東南、南アジア諸国へ輸入国をシフトしているような気がします。つまり日本の主要航路は南シナ海経由だという事で、今の生活を維持する為には、何処の国がその制海権を握っているのか、というのがとても重要になってきます。

 その時にアメリカべったりではなく、中国にもチャンネルを保持すべきだとは思います。まぁ今までもそういう潮流は政界にはあったのですが、尖閣諸島問題からこっち、中国パイプを持つ政治家があんまり目立たなくて。つくづく石原慎太郎民主党政権は火中の栗に手を出して火傷したなぁ、と思ったりします。こういうところが『世間知らず』って感じですよね。

 西と東の狭間で巧みに生き続けなければ国として存立できないフィンランドの姿勢は、参考にしなきゃいけないと思うのですよ。

普遍的なもの

 ようやく読み終えました。

 

ボスニア内戦 [国際社会と現代史] (国際社会と現代史)

ボスニア内戦 [国際社会と現代史] (国際社会と現代史)

 

  あ、十年ちょっと前の発刊だったのかー。

 ここんところ興味を持ったユーゴスラヴィア崩壊とその後の展開が知りたくて借りました。前回読んだ本はリアルタイム、当事者目線のところが多かったのですが、今回は一歩引いてなるべく客観的な詳述になっています。んで、『ボスニア内戦』ですが、民族主義者による苛烈な抗争、虐殺行為というイメージだったのですが、そもそもボスニア内の主要三民族は、言葉はほぼ同じ(クロアチア人がラテン文字セルビア人がキリル文字を表記文字に使用しているぐらいの違い)、習俗もほぼ同じ(家夫長が強く、一族単位でまとまって行動する)、大きく違うのは宗教ぐらいですか(ボスニア人はイスラムクロアチア人はカトリックセルビア人はセルビア正教)。

 しかし相互に対する不信、不公平感というものはユーゴスラヴィア時代から根強くあり、間違いの始まりは各民族の比率によって公的な役職や権力を分配してしまった事ではないかと。一見合理的ですが、それぞれの民族出自のみの選別になり、能力だけを問題にしたフリーな採用であるならば、ここまで他の民族を疑う事はなかったかも知れません。

 そして虐殺の過程も、第二次大戦中の互いの虐殺行為が記憶としてあり、公的機関が民族主義者によって牛耳られ、自らが属する民族が主導権を握れず、二級市民の扱いを受け始めたところで、武装しなければ、やられる前にやらなければ、という恐怖により武装を開始する。それに乗じるように組織的犯罪者が恐喝、強盗などによる資金調達、闇市場を通じての武器調達などにより、強力な『民兵』となり、あとはやりたい放題をしていく、と。それを一般的な人々は恐怖故に見て見ぬふりをしている。

 公的機関への不信が、むき出しの暴力が蔓延る状況を作り出し、まさしく『世紀末』的な状況。

 そして調停を行うべき諸外国や国際機関は、本質ではなく表層的なマスコミ報道による情報から判断している為、現地の人々は更に不公平感を抱き、国際機関による調停も信じなくなっていくという悪循環。

 ナチス・ドイツ以来のジェノサイドという表現よりも、冷戦構造が失われ、それまでになっていた秩序が崩壊し、新たな秩序を模索する前に矛盾が噴出したという点では、普遍的であり、グローバルな状況なのかもしれません。

 その後の十年でユーゴスラヴィアは完全に解体されましたが、ボスニア・ヘルツェゴビナはどうなったのか?ボスニアクロアチア人の連合体とセルビア人共和国に分かれた連邦を形成し、それぞれが独自の軍事、警察をもっていたようですが、軍事部門は統合されたそうで・・・ええ!?なにがあったのだろう? 

 また気を付けて研究成果を調べていかないと、いけませんね。

火災とか訃報とか

 ノートルダム寺院の焼失とか、モンキーパンチさんの訃報とか、あんまりいい知らせではないものが目につきましたが、この連想で加古隆さんの『パリは燃えているか』を思いつき、何かYouTubeでヘビーローテしてしまいました。あ、CDは購入してあります。CD棚から探し出すよりもYouTubeから検索した方が早かったので。


加古隆(Takashi Kako) - パリは燃えているか -集成-

 これは様々なバージョンが聞ける動画ですね。何度も聞いているとJPOPと同じ手法だと感じます。同じ旋律をボレロのように繰り返していて、クライマックスを迎えるという感じ。

 んで昨夜、週末にやるTRPG『フィアスコ』のルールがだいたい把握できたので、その後、読み終えなきゃと読んでいる佐原徹哉著『ボスニア内戦』を聞きながら読んだのですよ。よりによって虐殺エピソード。なんだかなーって気持ちになりますよね。この本の感想は読み終わってからまとめてしますけれども、一つだけ言いたいと思うのは、虐殺を行う方は、自分たちが追い詰められており、より酷い虐殺、虐待を受けた同胞を持つ『被害者』だと主張し、その行為を正当化しようとするのです。

 こういう論理って吐き気を催しますよ。世の中の法判断に情状酌量という言葉があり、やむをえない罪というものが存在するそうですが、自分は、だからといって人殺しも窃盗も、罪は罪だろ、としか思えないのです。その人の弱さを理由に罪が軽減されるなんて許されていいのか?それとこれは別に扱うものではないのか?そういう論理を許すから、こういうやられたからやり返す、それがエスカレートしていく、という行為につながるのではないか?

 まぁこんな感じに一括して判断できるものではないでしょうけれども、自らの弱さを言い訳に使う事ほど、気持ちの悪い行為はないって、そう感じてしまうのです。

 それも人間なんでしょうけどね。なんだかなー・・・

 

読んだもののつづき

 先週末は結構マンガを購入したものですからの。

 

新九郎、奔る! (2) (ビッグコミックススペシャル)
 

  十二歳の元服です。史実は確定されていません。実名の『盛時』は有力、ほぼ確定らしいです。実母が横井氏という設定は初めてなのですが、事績がほぼ残されていない兄貞興の活動を、応仁の乱で西軍に走った足利義視近習という、かつて提唱された盛時自身の経歴を説明する為に使われているかな?と。十二歳元服でも足利義視近習として京を出奔したりはできないかな?という説があるので。たぶん彼が近習するのは、未だ幼児の足利義尚くんぢゃないかなーっと。

 まぁここまで兄貞興くんを取り上げるのは、巻末で京を出奔した足利義視にくっついていた彼が戻ってくるのですが、人相が・・・そして次巻告知も・・・ああ、義視が本格的に西軍につくから、それにくっついていく事で一族が割れる悲劇が伊勢氏にもやってくるのかなぁ、と。

 次巻が楽しみです。

 

カルバニア物語18 (キャラコミックス)

カルバニア物語18 (キャラコミックス)

 

  ええっと、もはや誰が主人公なのか、良く解らないです。というか、周りから『こうあるべき』みたいな感じで立場を押し付けられて、それに「ふざけんなー」って言っている人が登場人物で多くなったみたい・・・な?

 まぁ・・・ギスギスしていないと物語にならないもんね。気長に次巻を待ちましょう・・・忘れなきゃいいけど(あ

 最近、妙に漫画単行本の発行種類が増えたような気がします。これはアレですか、売れるものが解らんから、とりあえず売れそうな気配のものは出しとけ、みたいな?

 最近の旬は「なろう」小説らしいです。それが売れたら、それのコミカライズが多くって、それで漫画の種類が増えたのかなぁ。つまり書店さんは限られたスペースにコミック新刊を並べなくてはならず、こちらも発見しづらくなるという・・・だから買い続けていたコミックの新刊を買いそびれるケースが増えてきたのかな?

 特に自分は矢場町ジュンク堂さんを良く利用するのですが、最近七階にあった専門書売り場を畳んで、地下一階に全ての売り場を集約した為、ええっと余計に売り場が・・・ガガガ・・・まぁちょっと贅沢な配置しているなぁ、と思うところもあったけど、でもニッチな分野の漫画を探すとなると、そちらの方が都合がいいのも確かで・・・まぁ新しい売り場構成に慣れるまでは、ちょっとつらいかなぁ、と。あ、文庫版の新刊スペースも変わったんだわ、そうなんだわ。見落としが発生しそうだなぁ。