pomtaの日記

だいたい読書感想か映画感想です。たぶん。

JUZZってcoolだよね

 ああ、慣れない英単語をあるふぁべっとで書いてしまた(英語力中学一年生一学期レベル)

 車に録音していた『羊文学』のCDは、あと一枚だよなー・・・とか思っていたら、異質な音楽が流れてきましてね・・・一瞬目が点になった後、ああ、そういえば珍しくJUZZのアルバムを購入して録音しとったわ、と合点しました。こういうの。

 

You Can't Steal My Joy

You Can't Steal My Joy

  • アーティスト:Ezra Collective
  • 発売日: 2019/05/03
  • メディア: CD
 

  今日の天気は快晴で日差しも強く、車に乗っているとうだるような室温になってしまいますが、空気が乾燥しているので風通しのいい日陰に行くと、大変涼しく感じます。そのせいか、車の中でこのCDの楽曲が流れ始めたら、体感温度が下がったような気がしました。あ、『羊文学』とちがってインストゥルメンタルで歌詞がないから、唱う事はなく、閉め切らなくてもいいから窓から風が入ってきたから涼しくなったとか、そういうのもありました(あるんかい

 前にも日記に貼り付けたかな?


Ezra Collective - You Can't Steal My Joy | ENERGY | Boiler Room London

 格好良くないです?格好いいですよね?(同意圧

 日本ではあんまりこのタイプの音楽ってメジャーでは流れないし、気を付けて探さないと(というても自分はFMで流れた曲を間髪入れずに検索して探し出すぐらいしかしていませんが)、まったく無関係に日常が流れてしまうですよ。まぁそれで問題があるかって言われたら、ないのかもしれないけれど、なんでしょうね。こういう音楽を聴くと心の薄皮がはがれるような気がするのですよ。

 どうも自分は日本人にとってのスタンダードである歌謡曲には、あまり心を動かされないようです。湿っぽいのが苦手なのかも知れません。不真面目と言われるリスクがあっても、なるべく笑っていたいし、平常心は意思の力で保ちたい。歌謡曲は明るい曲もありますが、何故か涙を要求されているような気になって、あんまり耳に入れたくないようです。

 別にJUZZが笑いに溢れている訳でもなく、暗い曲もいっぱいあるでしょうけど、耳にするのは体を揺らして聞くような曲が多いです。いずれ自分もしんみりとした曲が良いと感じるようになるのかも知れませんが(そういえばボトムズのED「いつもあなたが」は、しんみりするけど好きだなぁ。JUZZっぽいから?でも歌謡曲?どっちなんだろう。やっぱり、その時その時の気分、好みなのかな?)、今はまだ、無条件に涙を要求してくる曲は結構です。

 まぁJUZZ好きだけど、鶏頭な上に、中学一年生一学期レベルの英語力だから、題名とかアーティスト名とか、憶えられないんだよねー・・・このユニット、良く買えたな。あ、調べてすぐ、密林をポチッとな、したからだな。便利な世の中ですよ、はい。

早送りしながら

 『星界の紋章』『星界の戦旗Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ』のアニメ版BOXを見ています。当たり前ですが古い作品ほど画面が残念です。ⅡでメカがCGを多用するようになったせいか、なんとかというレベルに。でも・・・このエピソード、なかなか直視できなかったので早送りしました。ちょっと辛い、切ない。まぁボーイ・ミーツ・ガールが一気に距離を縮めたエピソードでもあるのですが。Ⅲは予算削られたのか二話構成ですので、今夜全部早送りせずに見れるのではないかな?

 まぁ星界シリーズは原作が完結したら、仕切り直しで再アニメ化して欲しいとは思うのですよ。好きだからネ。

 昨日処置された左足踵が、地につけると痛いので歩くのを不自由しております。こんなんぢゃ一キロも歩きたくないわ。はよ治ってくれんかのぉ。まぁ踵裏が凍傷、火傷している状態なので仕方ないのですが。おかげで麦酒も控えなければならない。他の場所の傷なら多少治るのが遅くても、まぁいいやぁ、とか思ってしまうのですが、歩行速度が遅いのだけはいただけない。イヤです。あたしゃ人混みが嫌いなので、人混みを早くすり抜けるだけの歩行速度は保ちたいのです。ほら、今現在の世間さまに迎合しているでしょ(言い方

 今日は配達がありまして、ようやく3月頃に車のHD(ぢゃないかもしれない)に録音(データ記録だけど録音でもいいのか?)したCDを聞く事ができました。思いついて片っ端らから録音させているので、一体何時間分の音楽データをぶち込んだのか、調べなければ解りませんがね。んで聞けたのが竹内アンナさんと羊文学の楽曲。この二つのアーティストはどちらも二十代に入ったばかりですが、続けて聞くと、なんか正反対かもしれないと。

 竹内アンナさんは自分の感触からすると80年代J-POPの雰囲気が強い技巧派ってイメージ。とにかく上手い(英語発音が特に)。んでもって80年代の山下達郎とか角松敏生とか、そういうイメージで爽やか、すんなり聞ける感じ。

 一方の羊文学は、聞いていると『くるり』と『ビョーク』を思い浮かべましてね。確かVoで作詞作曲の塩塚モエカさんは『ビョーク』スキーとか言っていたかな?『ビョーク』はアイスランドの国民的歌手になっているんですかね?自分が二十代の時にFMで聞いて「いいな」とは思ったのですが、とっかかりの代表曲がよく解らず、結局CDを購入せず仕舞いで今日に至っております。こんな感じって曲や歌を聴けば解るけど、曲名しらないからこれ以上の事は書けない。『くるり』は日本の、京都出身?のバンドですね。90年代はそんなに聞かなかったのですが、ベスト盤を耳にして購入しましたね。あ、ワールドエンドスーパーノヴァはリアルタイムで聞いて購入しているわ。

 楽曲が訥々しているのに耳に残るというか、ひっかかるというか、胸にぎゅんぎゅん来るんですよね。大向こうには受けないかも知れないけれど、歳食ってても青二才な自分には来るんですよ。

 はぁ。こういう風に楽曲やアーティストに巡り会う手段ってFMラヂヲだったからなぁ。レディオネオが閉局しちゃったら、どこに行けばいいのやら~。

 

MATOUSIC (初回限定盤)

MATOUSIC (初回限定盤)

  • アーティスト:竹内アンナ
  • 発売日: 2020/03/18
  • メディア: CD
 

 

 

オレンジチョコレートハウスまでの道のり

オレンジチョコレートハウスまでの道のり

  • アーティスト:羊文学
  • 発売日: 2018/02/07
  • メディア: CD
 

 

 

ネタ

 金曜日の晩はハンガリーの白葡萄酒と『千と千尋の神隠し』でした。久しぶりに見たな。あ、DVDがあるので。これは妙に切なくなる話なので好きなのです。最初の頃の千尋のへたれっぷりが、子供の頃の自分を彷彿とさせる。あ、自分は鮫が出るから沖縄の海には行かない!!っと低学年の頃、だだをこねた憶えがあります。そして貫き通したらしい。海に行けなかったと親にこぼされたから。

 ただ気温差が激しく安定しない季節になると、体調も安定せず、お腹が下り気味になるので、残念ながら土曜日の深夜のみはしませんでした。流石にねぇ?

 んで今日、二ヶ月ぶりに病院の皮膚科に行ってきたのですよ。ぶっちゃけ塗り薬が切れたら欲しいと思っているだけなので、顔つなぎ通院なのですが、左足の裏になんかできたので「靴擦れですかね?」と先生に診せたところ、「イボですね」という返答。

 ほう?イボとは良く聞きますが自分の身の上にはあんまりなかった事なので、初めて処置してもらいました。なんか-200℃の噴射をして焼きますって言われて、あ、凍傷状態にするのかぁ、と合点がいきましたが、塗り薬も飲み薬もご新規ナシには、ちょいと驚きました。

 後からPCでウィキペディアをぐぐってみたらですね、イボは皮膚組織のウイルスが入ってできるものらしく、白血球とかの免疫系が機能しない(血管の通っているところではないので)ので、現在日本で保険が適用される治療法は、液体窒素を噴射して凍傷状態にし、ウイルスがいる皮膚ごと壊死させてしまう、というもの。他の薬とか効くものはないようです(民間療法は知らんけど

 そういえばイボって基本的に切除以外に処置法がないんでしたっけ?一両日で痛みはとれるけど、完治に数週間から数年かかるってウィキペディアには書いてありました。まぁ参考意見にしかならん治癒期間だなぁ。

 ずっと靴擦れだと思っていた違和感は、実はイボだったのですかね?幅が広くて合わない靴を履いていると足の裏が痛くなり、それを履きつぶして比較的足に合うものになると痛みやら皮膚の凸部が消えていく感じがして、ああ、過負荷がかかった皮膚が分厚くなって、それがなくなったから皮膚の盛り上がったところがなくなるのかなぁ、と思っていたのですが、実は全部イボが大きくなったり小さくなっていたりだけなのかな?いや、痛みを伴ったのは今回だけだから、イボになったのは今回が最初なのかな?

 まぁ全部が全部お医者さんに診せている訳ではないので不明ですが、週末までには凍傷、治って欲しいなぁ。お酒が飲めないぢゃないですかー(あ

今日発売の新刊は

 後日購入予定です。本屋さんが営業時間短縮しているので、昼飯食べた後に行っても店頭に並んでいないと踏んだので。月曜日から水曜日の間に銀行に出かける用事とかなければ、床屋に行く木曜日に購入予定。SPY×FAMILYの新刊発売日が確か5/13に延期していた筈。まとめて購入する算段。

 昨夜は何も映像を見ていません。というか、このGW中、予定に反して『時効警察始めました』すら見ていないのは、ブラウザゲーの経験値稼ぎに奔走していたからで、こういうゲームは強いキャラデッキをつくるまでが楽しいんだなぁ、とやっていながら思う次第。というてもオート周回させているので、その間、本を読んでいるのですが。

 しかし急に暑くなったせいか、集中力が途切れがちです。冷房は、まだするまでもないよねー・・・とか思っていると熱中症になるのかね?あぶあぶ・・・

 そういう訳でもないのでしょうが、配達の途中に酒屋さんに寄り、赤葡萄酒を購入するつもりだったのが、気がついたらハンガリーオーストリアルーマニアの白葡萄酒ばかり購入・・・あれ?

 もともと大曽根のその酒屋さんで購入する時は、よそには置いてなさそうな国の葡萄酒を買う傾向にあります。フランス、イタリア、スペイン、チリ、アルゼンチンという有名どころは、何というか飲みやすい赤葡萄酒に当たる事が多い気がして、それ以外の、葡萄酒造りの歴史は古いけれど日本には馴染みの少ない国の赤葡萄酒って、古くからの味を踏襲しているような気がして、自分好みなのですよね。なんとなく。

 んでそういう国ばかり探していたのですが、今日は有名どころの国ばかり・・・って探している間に、最近気に入ったハンガリーオーストリアの白葡萄酒・・・前回購入したりと同じ銘柄があったので、あ、買わねば!!よそでは見た事無いから!!ってなり、ん?ルーマニアの白って初めてぢゃね?と見つけてしまい、一度に買う本数は三本と決めているので、以上を持ちまして本日の購入は終了・・・という運びに。

 決して暑いから、冷えた白葡萄酒飲みたいなぁ、とか、そういう事ではないのですのよ?ま、今夜は飲むけど(どっちやねん

 もし明日雨が降らずに(今のところ天気予報は微妙)、散歩がてら『かつ雅』にお持ち帰りかつを購入しにいけたら(たぶん当然のようにパン屋にも行く)、明晩は黒葡萄酒の異名をとるカーニヴォを飲みます。しかしパン屋は一時前後にたどりつかないと何も残っていないだろうし、かつ雅は二時過ぎに行かないと混んでいるだろうし・・・ぬぬぬ、一時間の散歩とは、こらえ性に乏しいオイラにはなかなかの難問デスぞよ。雨が降らない事、前提だしなぁ。

 明日は判断が難しいなぁ。あ、バン屋やかつ雅に行けなかったら、ラムでナッツを肴にします。それが一番健全な気がしてきた(健全とは・・・

GW中は太るよね

 酒飲むから・・・というよりも、ボトル一本空けると一食分に匹敵するつまみを食べてしまうからでして、意識してデンプン系は、はずそうとするのですけれども、パン系をはずすと翌日悪酔いが残るよーな、そんな感じになるのですよ。なので開き直って総菜パンをつまみに加えています。パン生地が甘くないところを見つけたので、土曜日の昼下がりを狙って買いに行こうかと。あ、新型コロナ・ウイルス騒動で、オフで遊びに行けない間の話ですが。

 まぁボトル一本空けなきゃいいんですけど。そうすると蒸留酒を太メンマあてにして飲むスタイル。太メンマは歯ごたえがあっていいです。ローカロリーだしナ。毎晩飲むつもりはなかったけれども、特に2日の夜は翌日朝から出かける予定だったので飲むつもりはなかったのですが、思い出したように父親が牛肉を焼きましてね。こりゃ飲むですよ、となるよね(個人差があります

 結果的にGWの夜で飲まなかったのは5/6だけでしたな。まぁ翌日仕事だし。

 後は映像作品を見ていました。WOWOWで録画したものは、ほぼほぼ見終えてしまい、DVDやらBDやらを見ていましたね。久しぶりに『清洲会議』だのガイ・リッチーの『シャーロック・ホームズ』だの。ん?金曜の夜は何を見ていたっけ?録画していた奴を見た筈だけど・・・思い出せないぞよ?あ、アガサ・クリスティーの『ねじれた家』でした。原作小説読んでいる筈ですが、オチは最後まで気がつかなかったです。ははーん。なるほど・・・ABC殺人事件、映像化されたっけ?(オイ

 んで、日中は散歩に出たり、雨の時は引きこもって読書+ブラウザゲー+動画鑑賞したりでした。おかげで再読が進む、進む。佐藤賢一さんのフランス王朝史をカペー朝からヴァロワ、ブルボンと読破して、数ヶ月前に再読止まっていた塩野七生さんの『ローマ人の物語』も再開。しかし密林に注文していて遅れて届いたこいつも読み終えましたよ。

 

うたかたエマノン (徳間文庫)

うたかたエマノン (徳間文庫)

 

  この本が出た頃は「エマノンは、もういいかなー」とか思って追いかけなかったのですけれども、先日出た最新刊を購入して読んで、やっぱ読みたいや、と本屋を探しました。ま、なかったので密林に発注したのですけれども。

 エマノンものとしては珍しく(自分の印象に残っているかどうかの事です)海外、中米カリブ海マルティニーク島が舞台。ま、時間軸は百年ほど前ですが。ラフカディオ・ハーンとか、ゴーギャンとか、文化的有名人を登場させて、パニック・ホラー要素ありーの、ファンジックな要素ありーの、そんな感じでした。エマノンは美少女という描写がテンプレしているのですが、個人的な好みでは、なんか、こう、もうちょっとないかしらん?と思うのですよ。鶴田謙二さんのエマノンは、人目を惹くタイプというよりも、何処にでもいそうだけど、けれども雰囲気に惹かれてしまうというタイプで、アタクシはこのエマノン像が気に入って読んでいる人なので。

 作者も鶴田さんのエマノンがど真ん中とおっしゃっているので、いいのですけれども。エマノン、まだ続くのかなぁ。やっぱりベストは最初の話だとは思うデスけど。

 

 

 

今日は暑いでござる

 店が鉄筋コンクリートの洞穴なので、ひんやり寒いぐらいなので錯覚していますが、今日の名古屋は夏日みたいな日和です。天気予報を覗いていないので知らないけど。

 暑い暑いといいながら、しかし今夜の映画の為に調達したつまみは赤葡萄酒を意識したものですので、あんまり気にしていません。自宅の買い置きはスー〇ード〇イなので、こいつは真夏に喉を鳴らして飲み干す種類は麦酒ですから、まだまだ出番ぢゃないと個人的には思うデス。

 さて今日は再読したもの。

 

ハーモニー〔新版〕 (ハヤカワ文庫JA)

ハーモニー〔新版〕 (ハヤカワ文庫JA)

  • 作者:伊藤計劃
  • 発売日: 2014/08/08
  • メディア: 文庫
 

  もうこの表紙が主流なんですかね?アタクシの手元にあるのは2012年4月15日発行の十二刷で、表紙は白一色。日本語と英語の題字、著者名があるだけのものです。

 コミックス版が完結したので原作小説を久しぶりに引っ張ってきて読みました。思った以上に内省的な一人称作品で、徹頭徹尾個人的な理由から事件をおっかけています。コミックスでは主人公の目の前で自殺してしまう学生時代の友人が、結構印象つけられているなぁ、と思いましたが、原作小説ではそれ以上に主人公が評価を改めている印象。気付かなかった。

 原作ではあっさり流しているところをコミックスは独自の設定、場面を加えて、より主人公が個人的な目的で暴走している印象を与えています。興味深かったのは終盤で現れる同僚のウーヴェ・ヴォール。原作だと『自傷趣味(物語の中の舞台においての言い回しであって、自殺とかMとかという意味ではない)』仲間として主人公に親近感を持ち、好意的に便宜を計らっているのですが、コミックスだと多くの兵士、部下を指揮し、個人的な事由から組織の力と特権を利用し、最後の場所へ赴こうとする主人公に対して、やや批判的な態度をとったりもします。物語的な印象の深みと言った点では、コミックス版の方が好みです。

 あと、どうしても小説は記述データの話になってしまい、映像的な視覚に訴える事は、もう読者の想像力に委ねるしかないのですが、イラストによって物語るコミックスはこの点有利で(それを言うなら映像と音で表現するアニメは圧倒的、となる)、ラストのモノローグシーンは圧巻でした。小説版のあっさりとした記述に拍子抜けしましたが、たぶんコミックス版やアニメ版を見ていない当時の自分は、こんな映像を脳内で描いていたかも知れませんが。まぁ想像力の欠点は刹那的で、次の瞬間にはあやふやになり、形として残す為には大変な技量が必要なのですが(しかしコミックスやアニメの映像は技術力を持った人の想像力によっている訳で、考えてみると贅沢なのかな)。

 アニメ版はラストシーンの主人公の、たった一言のセリフがどうしても違和感を感じてしまい、再び見ようと言う気持ちになれないのですが、いつか見てみようと思う日がくるのでしょうか。

 あ、再読の感想。なんか新型コロナ・ウイルスで緊急事態宣言下の人々って、この『ハーモニー』の世界を構成する一般的な(良識な)人々に似ている気がするなぁ、と。そして自分は、やっぱひねくれ者だなぁ、なんて感じました。

チャーチルの映画

 何度も録画し損ねて、ようやく先頃録画できたので火曜日の夜に赤葡萄酒一本空けながら見ました。つまみに総菜パン三つと焼き豚スライス、アーモンドと揚げ空豆、つまり乾き物。正直パンは生地が甘くてアレでした。塩バゲットとかを探す方がいいのかな?それにオリーブオイルつけて食べる方がいいかも。明晩のつまみを考える時に気にしておこう(解らんけど

 

  たぶん邦題は解りやすさの観点からでしょうね。映画はチャーチルが首相になって、ダンケルクの撤退を指示し、和平派を退けて徹底抗戦を呼びかけ、議会で承認されるところで終わっており、第二次大戦はここからが本番!!という感じで、まだまだヒトラー率いるナチス・ドイツは絶好調です。世界を救うどころかフランス、ベルギーさえも救えず、イギリスもヤベぇ。アメリカは中立法で参戦どころか、戦前に発注した武器の引き渡しさえ「戦争協力になると議会が反対」などというアレな感じの時期です。

 同時期のフランスの事はドゥ・ゴールの評伝で知っていますが、イギリスの事は不勉強でして、結構ドイツ宥和派というのが保守党を中心に存在したのですね。譲歩に次ぐ譲歩がナチス・ドイツを増長させたというのは後世の後知恵で、当の本人たちは二度と戦争をしたくない一心だったようです。

 強気一辺倒のチャーチルは保守党内で孤立しているように見えましたが、野党からなんで「チャーチルぢゃないと挙国一致内閣に協力しない」と言われているのか、それあたりは映画で語られていませんでした。なんでだろ?テンポの問題かな?

 痩せ形のゲイリー・オールドマンチャーチルをさせる為に、特殊メイクを施し、それでアカデミー賞を取った作品でもありますが、確かにこういう茶目っ気のある人物像を演じる老境の俳優さんって、それも海外にも名前が知られている俳優さんって、そんなにいないのかな?アタクシはそんなに英米の俳優さんの事を知らないので、解らないですけれども。

 あと、階級社会イギリスを垣間見るやりとりが随所に散りばめられています。チャーチルの初登場シーンは、使用人に運んできてもらい、ベッドの上で朝食をとるところですもん。庶民と話した事がないし、地下鉄なんて一度乗ったかどうか。同じ階級出身の閣僚から反対意見を出されて、自身も和平に傾きかけるも、市井の人々の意見を聞き力づけられるシーンとか。

 あと、これも知らなかったのですけれども、ダンケルクから連合国軍主力を脱出させるのに、陽動を行った部隊が壊滅しているみたいですね。確認していないけれども、そういう部隊に首相から「救出の手段はない。繰り返す。救出の手段はない」って電報が届くって史実なのかな?でも凄くはっきりしていて、らしいというか、酷いというか、奮戦していても助けが来ないと言われる、言う、というのはどんな気持ちなんだろう・・・ヒトラー大本営のヒステリックな死守命令よりは、マシかもしれないと思うのは、なんか違いますかね?

 明日はアガサ・クリスティー原作の「ねじれた家」だったかな?を見る予定です。今夜は・・・どーしようかなぁ・・・