pomtaの日記

だいたい読書感想か映画感想です。たぶん。

ねーむーいぃぃぃ

 そんな土曜日でした。TRPGオフコンベンションに参加したというのに、昼食をとった後の睡魔に三度負けております。そして休憩になると目が覚めるという・・・逆だろ、逆!!

 参加したのはクトゥルフTRPG七版です。何気に初めてです。六版との違いは、こちらの判定にも有利不利があって、d100の十の位のダイスを二つ振り、有利の場合は良い方を、不利な方は悪い方を採用というやつ。アメリカのTRPGシステムはこれを採用するのが多いような感じ。シナリオはガチのSFホラーでした。最近CoCはエモいシナリオをやる機会が多かったので、久しぶりに怪異と会ったら即死レベルのシナリオが楽しかったです。ギリギリ逃げる事ができたですよ・・・犠牲は出ましたが(あ

 納得いかないのは、宇宙怪異は推進剤とか関係なしに宇宙で飛びやがること・・・人間が、どんだけそれを確保するのに苦労していると思っているんだぁ!!(魂の叫び

 それがホラーの不条理という事で。はい。

 んで見たもの。

 『ダンジョン飯レッドドラゴン討伐のギリギリ感を思い出しました。そしてライオス・・・やっぱりお前の頭はおかしい。おかしいから勝てたけど。つまりレッドドラゴンに常道の戦法は効かないという・・・。次回は天国と地獄の変転があるんだよねぇ。ストーリー的は次回から本番ですよ。

 『フリーレン』ゼリーエがフェルンに誘って断られるの、漫画版だと結構余韻というか、後を引くというか、そういう感じがありましたがアニメ版は回を跨がなかったからか、なんかあっさりって感じました。最初の『一級魔法使い』の彼の伏線・・・考えてみるとこの漫画の登場人物って不器用がデフォなんですよねぇ。それが愛おしいという。

 『魔女と野獣』山路さん演じるキャラの情けなさが大変美味しゅうござりました。じゅるりら。いきった悪役が情けない命乞いをするのって、いいですよねぇ。はい。しかしこのアニメ、原作のどこまでやるのかな。あと二話で終わる筈なのですが、そこんとこも楽しみです。

 『白暮のクロニクル』息長法案のエピソードって、こんなに早かったっけ?とか思いながら、原作漫画繰ってみてもちょっと判らなかったけど、他のドラマで悪役とか、意地悪い役とかやっている俳優さんが、息長が暮らしやすいようにする法改正案を提出する、どちらかというと白っぽい政治家を演じているのが面白かったです。楽しみにしているのは久保園さんと参事官がバーで静かに語り合いながら酒を飲んでいるシーン・・・原作では数度あるのでドラマでやってくれないかなぁ。ないかなぁ・・・

 『光る君へ』兼家パパのバランスが取れているけど、強引な感じが好きです。にひひひ。道兼の駄々っ子というか、内心の功労感と処遇、待遇が釣りあい取れてないって感じているのがね・・・彼は八年後、どういう運命を辿るのかなぁ。そして道長&まひろカップルの、何というか、甘じょっばい・・・塩味が苦みを含んで増してくる感じがいいですねぇ。次回も楽しみです。

読了。現代史編

 と言ってもJFKの評伝を読んでいる最中なので、今回借りた本の中で読み終わったものに限って、なのですが。

 

 ウィンストン・チャーチルを知っている人は多いでしょう。イギリス首相として第二次大戦を戦い抜いた『不屈』の男として有名なのですが、彼とともに副首相として政府を支え、ナチス・ドイツ降伏後の総選挙でチャーチル率いる保守党を破り、政権与党となった労働党の当主であるアトリーの名前を知っている人って、かなり第二次大戦に詳しい人でしょうね。自分も名前は知っているけどって人でした。

 今でこそイギリス労働党って保守党と並んで二大政党の一角を占め、政権交代もスムーズに行えていますが、この人がいなかったら日本の民主党みたく空中分解をしてしまっていたと思えるほど重要な人物。それだけでなく、今日の社会福祉制度のほとんどは彼と彼の与党である労働党によってつくられたものであり、資本主義国の社会福祉のスタンダードを築いたと言っても過言ではない。日本の医療保険制度も参考にしている筈。

 こう書くとすげえ偉人か?となるのですが実はこの人、カリスマリーダータイプではないです。というか労働党1920年代にカリスマ型リーダーの『裏切り』で手ひどい敗北を喫していて、そういうタイプを忌避していた時代でした。『他に人がいないから』リーダーに選ばれる人で、議長タイプ、つまり皆の意見を聞いて、自分の意見を押し通すことなく、全体の意見を取りまとめていくタイプ。しかし自分の意見は必ず入れるし、あきらめる場合は政治的利益を優先するって時。つまりバランス調整型の政治家ですね。もちろん党内には反対派が存在しますけれども、それを無力化、非力化する手腕もなければリーダー足りえない。

 労働者の権利を守る事を考えているけれども教条的リベラルではないし、核保有を決定したのは彼の政権時ですが、当時植民地防衛に世界中に軍隊を展開していたイギリスですが、第二次大戦後の疲弊で昔日の面影はなく、超大国になった米ソに伍して安全保障を確保する為には核兵器を持った方が経済的、との判断があった為です。兵士たちの帰還を進めなければならなかったし、植民地を独立させて英連邦を形成するというソフトランディングも考えていました。

 あとイギリスの三枚舌が現在のパレスチナ情勢の原因なんですけど、強引にユダヤ人入植を勧めたのはユダヤ人ロビー圧力のもと、アメリカがやらかした事らしく、現地の治安を担っていたイギリスが嫌だって言ったのに、トルーマン大統領はユダヤ人十万人入植を強要したという。そんな事をしたらパレスチナ人とユダヤ人が狭い土地を巡って血で血を洗う争いになる事は容易に想像できるだろうに・・・

 ま、白人系アメリカ人にとって他人種の事はそういう想像力も働かないものなんでしょうけど、それが3.11とかの遠因になっていると思うと因果応報って感じるなぁ。

 あれ?イギリス首相の本の事を書いていた筈なのに、あれれ?

 最終的にアトリーは唯一無二の労働党党首のイメージになっていました。彼が政界引退をした時、これで労働党はバラバラになるとも言われていましたけれども、党としての組織とかビジョンは確立しており、現在も二大政党の一角を占めているという。

 ほんとこういう人がいるかいないかで、組織が存続するかしないかが別れるのだろうなぁ、と思いました。

アニメのスパイダーマン

 WOWOWで前作と一緒に放映してくれていたので録画して、まとめて見ました。昨晩は父親が飲みに行っていたから。

 

 

 マルチバース・・・つまり別次元のスパイダーマンがたくさん出てくるシリーズで、まぁこういう作品なら実写よりもアニメの方がやりやすいよね、と。物語の大筋としては解りやすいと思うのですよ。思春期の反抗とか戸惑いとか、身内が敵になっちまって、そして戦いの中でグッバイして、それを乗り越えて敵を倒す・・・敵の動機も家族愛っていう『家族』中心物語だなぁ、と。

 んでその続編は、別次元のスパイダーマンが実は組織化されていて、次元トラブルを解決しているという。あ、はい。しかしその中心人物は、助けるべきではなかった人を助けて次元崩壊を誘引してしまったという経験の持ち主。正義感はあるけれど、精神的に疲労している。自分の想像ですが、彼は自分がどう足掻こうと因果律からは逃れられないって思っているのではないかな。だから好きでやっている訳ではない。義務でやっているのだと。

 んで、そこに主人公が関わって、自分のぱぱーんがグッバイ運命って知ったら、ま、抗おうとしますわな。ソサエティ本部がある次元から自分が本来いるべき次元に戻ろうとするのですが・・・ところが、前作の、主人公がスパイダーマンになったそもそものきっかけまで遡って伏線が張られているという・・・だ・か・ら・・・という展開になって、『to be continue』って、つづくんかーい!!って思わず叫びました。はい。

 演出がアメコミをそのままアニメーションにしてしました、みたいな雰囲気があって、つまりアメコミ作品ごとに異なったスパイダーマンがいて、その作品ごとの絵柄、作風をアニメーションにも使って別次元感を出しているって感じ。なので性別姿かたちどころか、種族さえも異なる(ティラノサウルススパイディまで出てきよった)スパイダーマンが登場しますが、作画タッチを替えていたり、色の塗り方、それこれスクーントーン(という言い方を今はするのかな)の使い方まで変えているので、一目でこれは別次元の人なんだなって理解できる。今まで実写でつくってきたシリーズなのに、どうしてアニメにするのかなぁ、と思っていましたが、マルチバースを解りやすく表現する事を考えたら、実写を加工するよりも、そもそも絵柄を変えて表現できるアニメの方がやりやすい訳なので、なるほどーっと思いました。

 んで、続編は何時になるねん?

怒涛の読了

 まぁ気が付いたら返却が来週水曜日だったので、そしてその日が休日だから火曜日に返却しないと(図書館へ返却の為だけに外出したくないござる病)に罹ったので、読書スピードをあげました。おかげさまで今回借りた本は後二冊で読み終えます。なので感想を書き書き。

 

 治承・寿永の乱から戦国大名武田氏の滅亡までで、彼ら一族のアイデンティティを追ったものです。平安末期から戦国時代にかけての、主に甲斐国を中心に活動した一族を扱っているので、安芸、若狭の同族については触り程度。

 治承・寿永期では頼朝に主導権を奪われるまで、平家滅亡ぐらいまでは甲斐、信濃遠江駿河あたりは彼らの縄張りでした。しかしその独立性、頼朝に対抗しうる貴種性故に粛清、勢力削減対象に。

 北条得宗家の被官になったりして政争に巻き込まれながらも鎌倉時代を生き延び、南北朝の内乱では足利将軍家に従って、甲斐だけでなく安芸でも勢力拡大。この頃は安芸が本家、甲斐が分家みたいな印象がありますが、上杉禅秀の乱で甲斐守護家が弱体化してしまい、その再建は鎌倉公方足利持氏の滅亡まで停滞しますが、その後は京都の幕府の後ろ盾を得て、ゆっくりと甲斐を自らの権威に従わせていきます。三世代ぐらいかかってるけど。その頃、安芸の武田一族も将軍義教近習から若狭守護になった者が出て、そちらが本家みたいな感じになり、甲斐守護家はそちらとは別に『惣領家』として御旗楯無鎧を相伝の『神器』みたいに伝える事を正統性を用意しています。どうも分家というよりも別の家になっている感じ。

 この御旗楯無は、御旗は源義家が賜った旗で、楯無鎧は義家弟である先祖源義光から伝わった鎧とされており、武田一族はそれを携えて源氏将軍、足利将軍に近侍し、戦ったという伝承を持つようになります。これが武田氏のアイデンティティ清和源氏の名門で将軍の一の家来、みたいな自意識ですかね。室町期は足利一門とそれ以外では、礼式の上で差別化か図られているので、幕府内の序列では低くないけど、そこまで高い訳でもない、みたいですけど。

 これが変わるのが武田信虎の時代で、甲斐を統一し、幕府に働きかけ、その家格上昇を図ります。将軍義輝の時期だった事も大きいかも。従来の秩序では畿内の平穏を守るどころか混乱増すばかりであり、従来の家格秩序を破り、自らの立場を掘り崩す事になろうとも実力者を優遇する政策に転換しているので。

 しかし実力者による争いが激化すると甲斐国という立地が影響しますね。室町期がそうであったように畿内勢力と関東勢力の境目にあり、自立していようとすると東西からの圧力に潰されていく、みたいな。室町期は幕府と鎌倉府との争いで潰されていましたが、戦国期は自立性を保とうとしてほぼ全周囲敵にしてしまい滅ぼされたみたいな。

 自分としてはそういう印象でしたね。

 あ、そういえば2026年大河ドラマが『豊臣兄弟!』となり主人公は豊臣秀長になるそうですね・・・え?秀長好きだけど、まさか主人公になるとは思わなかった。次に大河に登場するとしたら藤堂高虎主人公で尊敬する亡き主君みたいな感じかな、と。脚本の方が「兄秀吉に振り回されるさまを描きたい」とかおっしゃっていたから、周辺大名はおろか家臣にまで振り回されていた『どうする家康』路線なのかね。二匹目の泥鰌ですかね?とか思ってしまいました。人が悪いよな、自分。

撤収開始したようです

 名古屋『長者町繊維街』のアーケード・・・自分は立て看板と思っていたものですが、昨日自転車で街を走っていたら看板部分を撤去していました。柱部分は後回しらしい。繊維問屋街と知られた自分の地元も、バブル以降緩やかな衰退期に入り、コロナ過で止めを刺された印象ですが、まぁ最盛期から考えればもはや数えるほどしか繊維関係の問屋は残っていませんし、あのアーケードの維持費だってばかりならないし・・・恐ろしい事ですが、地域のお祭りに参加していた頃から手入れ不十分で、看板の隙間から錆粉がドバっと降ってきたのを目撃して、早晩解体しなければ危ないと思いました。

 組合資産を清算して、それを解体費用に充ててっていう話を聞いた時は、妥当だな、と思いました。桜通り南側と錦通り北側の二本はモニュメントとして残し、街づくりの団体が管理するみたいですけど、自分は子供の頃から「なんでこんなの作るんだろう」と思っていました。どうせやるなら大須の商店街みたく、雨風しのげる屋根付きにすればいいのにって。そう言ったら「そんな金はない」「いくらかかると思っているんだ」みたいな事を大人に言われたような気がする。

 たしか記念事業か何かお祭り的な事をやって予想外にお金が稼げてしまったから、余ったお金で建てたんぢゃなかったかな。メンテナンスの事は考えていなかったように見えるけど。予算があった頃はライトアップしていたもんな。祖父さんが丁稚としてこの街に来てから数えれば百年以上お世話になった訳だけど、たぶん繊維街としての町の終焉を見届ける世代に自分はなるんだろうなぁ、とか思いました。

 あ、読み終わったもの。

 

 発売から一週間以上経過していた。おおう。まぁロイドくんのピンチは後輩ちゃんの火事場の馬鹿力でクリアしてしまったので、自分としては、まぁ、そうかい・・・って気持ちです。良かったのは新たに巡り会った半ボケの元大学教授爺さん。彼のおかげでアーニャは学ぶ喜び、楽しんで学習する事を覚えたようで、これはロイドくんにはできなかったこと。学習モチベーションが使命感であり、たぶん学ぶ喜び。楽しいからやるって発想が欠落していたのだと思います。しかしこれで興味を覚えた分野で、知りたい欲が刺激され、学習意欲が湧き成績が上昇すれば、ミッション達成の目が・・・出るんかね?知らんけど(オイ

とりあえず映像作品の感想

 はーい。週末に見たTVアニメとかドラマとか映画とかの感想でーす。

 まず、『ダンジョン飯』。フロッグメーンになっちまったPT。あの「なめしが不十分で血糊がついちゃう」って苦情が、冒険最中のやっつけ仕事感があって、結構好きだったりする。明らかに足らない戦力でレッドドラゴンを仕留める相談するところとかも。来週はレッドドラゴン戦ですね。楽しみです。

 『フリーレン』ユーベルの何でも切っちゃう魔法の由来エピソードが結構好きでしたが、漫画版では顔出ししていたユーベルの姉が手元だけの出演だったのが、まぁそっちの方が理解しやすいよね、納得したり、ゼンゼとの会話エピソードが念入りに語られたり、魔法がイメージの世界でもあるって言うのが、このお話の前提。それを強調するエピソードかなぁ、と思ったりしたり。来週はゼーリエが振られる話ですね(チガ

 楽しみです。

 『魔女と野獣』山路さんの悪役、楽しそうだなぁ。そういうキャラっていうのもあるけれど、楽しそうでヨカッタ(小並)。この作品、キスシーンにはもれなくバラを背景に使う感じなのかしらん?来週冒頭で若い魔女さんの誤解が語られるのかしら。そういうのとは裏腹にバイオレンスシーン満載回になるのだろうなぁ、来週。楽しみです。

 次からドラマ。『光る君へ』。花山天皇を退位させる陰謀、炸裂。そっか。正味二時間の退位劇だったのかぁ。こんなに開き直って「騙しました。てへぺろ」してくる演出とは思わなくて、いっそ清々しいほど。兼家パパは笑いが止まらないよなぁ。即位するのは孫だし、まだドラマには出てきていないけど東宮候補も別の孫だもの。藤原良房以来の外祖父摂政。この後、彼は官職から引退し、つまり摂政だけの特別な存在になり、事実上の最高権力者となりおおせます。しかも自分が死ぬまでその状態は、ほぼ確定。笑いは止まりませんなぁ。

 そんな一族である事をまざまざと実感して、もう嫌ってまひろとの恋愛に逃げたい道長だけど、まひろの方が他の一族とは感性が異なる道長の、政治家としての可能性に未来を見出していて、でもそこには自分の未来はあり得ない・・・もしくは脇役であるとも理解していて、切なかったなぁ・・・このドラマのコンセプトはエロティック&バイオレンスらしいですが、ここまで直截に描いていないのに、それを感じさせるというのは、素晴らしいですね。来週も楽しみです。

 『白暮のクロニクル』追跡するパトカーの後部座席よりも後方より逃げる車をカメラでとらえていて、その視界から先行するパトカーが事故るさまを映すって演出、自分はあんまり見た事なくて感動しました。あとは原作よりもヘイト刑事が有能で、うなってしまった。来週は過去編ですね。楽しみです。

 んでこれがオオトリ。

 

 岡田准一さんと坂口健太郎さんが出ているバイオレンスものって事で録画しました。昨年の大河ドラマでは気づかなかったけど岡田さんは比較的小柄な方なのですかね。暴力団に潜入した元警官で公安の駒が岡田さんで、彼と相性のいいサイコパス・・・というよりも『犬』を連想してしまった殺人鬼、いや暴力を振るうのに殺人もためらわないって奴かな、それが坂口さん。

 抑制されたセリフとか冷徹だけど人の情も感じられるとか、そういうところが自分好みの作品でした。『鎌倉殿の13人』で三谷さんが坂口さんを純真って表現していたと思うけど、サイコパスって事は違うのかなって思って見ていたのですよ。でもやっぱり純真なんですね。暴力と慕うべき人に対して純真。しかし暴力団倫理からは自由ではない。その為にラストは岡田さんと対決する事になる。

 公安のスパイから暴力団に寝返り大ボスになった人物・・・MIYAVIさん演じる人・・・が冷徹な公安よりも人のつながりがある暴力団を選んだって論理、それは自分たちの側に立つ人間だけに『人情』があるけれど、それ以外の人間は冷酷に切り捨てている訳で、大竹しのぶさん演じる人物のシーンでそれが如実に表れていました。自分からすると、どっちもどっちだよな、なんですけれどね。

 予定より大幅に増えてしまったなり。

ネタがなーい。

 小市民シリーズの短編集『巴里マカロンの謎』、一晩で読めるだろう、なんて思っていたのですが、昨夜の鍋がモツ鍋で、お供に度数40越えの泡盛をコップ半杯・・・だけでやめておけば良かったのに缶麦酒一本も飲みましてね。はい。食後、眠たくなって小一時間ほど意識を失っていました。その後も意識がはっきりせず、結局午後九時過ぎになって読み始めたという・・・オイ。

 昨夜録画したであろう『ダンジョン飯』最新話は今夜、サイゼリヤ飲み会の後で見る予定なので、ネタが・・・あ、あれがあった!!

 

 

 転生したらダンジョン管理人になっていました。生前と変わらぬ姿で。というスタートの漫画。死因によって転生職が差別されるという、世に出る前から選別される格差社会(?)。平の管理人である主人公たち女子二人組は、施設(罠)を破壊したり、住人(モンスター)を殺したり、自分が倒されたら血潮でダンジョンを汚したりする冒険者を憎むようになります。カジュアルにですが。施設を修理し、汚されたフロアを清掃し、殺された住人に涙しているのですから、まぁ当たり前ですね。

 最初の頃は支配人に命じられて、イヤイヤ仕事に従事していたのですが、何時頃からか管理人からダンジョンをデザインするようなことまで、つまり冒険者を効率的に倒す仕掛けを考えるようになっていきます。ジャンル的にはタワーディフェンスゲーですかね?実は自分、そういうの、好きなので。

 ダンジョンに挑戦する方も、まぁ好きなんですけれど、ダンジョンをつくって冒険者を迎撃するっていうのも好きです。罠とかモンスターを配置して、冒険者の戦力をいかに漸減していって殲滅するかって考えるの。十年ぐらい前にチェコだったかな?のボドゲで、そういうダンジョンマスターになって冒険者を迎撃してポイントを稼ぐものを遊ばせてもらったなぁ。リソースがカツカツでヒィヒィ言っていたけど。

 昔のエロゲで『巣作りドラゴン』っていうのがあって、雄ドラゴンの主人公がお嫁さんを迎える為に財宝とか、夜の営み練習用の女性とか確保していくゲームだったなぁ。もちろんエロゲなので女性はすべからく人型なんです。ドラゴンも人間にわざわざ変身しているし・・・真面目に考えるとそういうところは別にどうでもいいけど、ジャンル的には外せない要素ですな。ネームドキャラを捕獲するとエッチな絵がいただけるのですが、途中から、それよりも侵入者の撃退、殲滅が楽しー、になりましたからね。

 作者の方の作品って、カジュアルな事が重大な秘密とか、世界の存亡に関わるとか、そんな展開が待っている場合が多いのですが、この作品はどうなんでしょうね。続巻が楽しみです。

 これを思い出さなかったら、たぶん『直接民主制』とかを主張する過激な文章になったかも知れない・・・