pomtaの日記

だいたい読書感想か映画感想です。たぶん。

アニメのスパイダーマン

 WOWOWで前作と一緒に放映してくれていたので録画して、まとめて見ました。昨晩は父親が飲みに行っていたから。

 

 

 マルチバース・・・つまり別次元のスパイダーマンがたくさん出てくるシリーズで、まぁこういう作品なら実写よりもアニメの方がやりやすいよね、と。物語の大筋としては解りやすいと思うのですよ。思春期の反抗とか戸惑いとか、身内が敵になっちまって、そして戦いの中でグッバイして、それを乗り越えて敵を倒す・・・敵の動機も家族愛っていう『家族』中心物語だなぁ、と。

 んでその続編は、別次元のスパイダーマンが実は組織化されていて、次元トラブルを解決しているという。あ、はい。しかしその中心人物は、助けるべきではなかった人を助けて次元崩壊を誘引してしまったという経験の持ち主。正義感はあるけれど、精神的に疲労している。自分の想像ですが、彼は自分がどう足掻こうと因果律からは逃れられないって思っているのではないかな。だから好きでやっている訳ではない。義務でやっているのだと。

 んで、そこに主人公が関わって、自分のぱぱーんがグッバイ運命って知ったら、ま、抗おうとしますわな。ソサエティ本部がある次元から自分が本来いるべき次元に戻ろうとするのですが・・・ところが、前作の、主人公がスパイダーマンになったそもそものきっかけまで遡って伏線が張られているという・・・だ・か・ら・・・という展開になって、『to be continue』って、つづくんかーい!!って思わず叫びました。はい。

 演出がアメコミをそのままアニメーションにしてしました、みたいな雰囲気があって、つまりアメコミ作品ごとに異なったスパイダーマンがいて、その作品ごとの絵柄、作風をアニメーションにも使って別次元感を出しているって感じ。なので性別姿かたちどころか、種族さえも異なる(ティラノサウルススパイディまで出てきよった)スパイダーマンが登場しますが、作画タッチを替えていたり、色の塗り方、それこれスクーントーン(という言い方を今はするのかな)の使い方まで変えているので、一目でこれは別次元の人なんだなって理解できる。今まで実写でつくってきたシリーズなのに、どうしてアニメにするのかなぁ、と思っていましたが、マルチバースを解りやすく表現する事を考えたら、実写を加工するよりも、そもそも絵柄を変えて表現できるアニメの方がやりやすい訳なので、なるほどーっと思いました。

 んで、続編は何時になるねん?