昨夜ほんとに眠たくて眠たくて、いつもより一時間早く就寝しましたが、今朝は結構スッキリしました(二度寝を所望した事はゆうまでもないが、理性により起きた
ああ、睡眠は大事だなぁ。さて今日は本屋には参りませんでしたので図書館で借りて読み終えた本のみです。
あ、ハードカバー版はないのね。『開かせていただき光栄です』の続編です。今回は作中でアメリカ独立戦争の事を表記してます。そういう年代という事ですね。社会的弱者がいたぶられて、謎解き役の判事は手を出せず(賄賂横行だし、原告が裁判費用を持たなくてはならないせいで金持ちしか犯罪を訴えられない欠陥システムの十八世紀後半イングランド)、結局市井の人が『犯罪者』にならないといかんという、まぁスッキリしないけど自分好みなアレです。はい。
しかし考えてみれば裁判制度というものが個人財産を守る目的で発達したものらしいですから、用があるのは財産家だけで、身の回りのものぐらいしか財産と言えるものを持たない人々が裁判費用を出すなんて、裁判費用払ったら何も残らなかった、なんて事態になりかねませんから。
現代でもねー、というか父方の祖父が亡くなった時に、そういう不愉快な事例を見ているので(孫だから当事者ではなかったけど)、裁判費用で財産の半数取られるような場合、弁護士なんか介在させずに本人同士で示談した方がいいですよ。ほとんど経費かからないし。それで納得するかどうかは日頃のコミュニケーションだと思うけど、ま、成長しちゃった兄弟姉妹なんて、血のつながった他人ですからな。よっぽど趣味が合うとか、日頃からちょくちょくつるんで遊んでいるとか、そういうのがない限りは血のつながった他人よりも遠いかも知れない・・・とか思います。
老人の孤独死とか問題になるぢゃないですか。あれは半ば以上自業自得だと思います。孤独になるご本人が親族にとって世話をしたいと思うような、温厚で楽しい人柄ならいいけど、マウントとって偉そうにして文句ばかり言う人では、敬遠されるに決まっている。結局のところ人間は最後まで社会性の生き物で、それを維持できない者は社会から排除され、孤独に陥るという事です(オタクとしてサイレンス・マイノリティであった自分にはその実感がありマス)。
あ、本の内容から逸脱しましたね。著者の方のお歳がお歳だから続編が書かれるか解りませんが、でも、もう一作ぐらいできそうな気配は感じましたね。