忘れちゃうかも知れないから~。
政略結婚がイヤで逃げ出した王女が逃げた先の地上の男とフォーリンラブ。息子を儲けるも追手がかかってグッバイ。息子はやがて海の生物と語れるマッチョなタフガイに成長。したら、海の底ではママンと海底人の王との間の異父弟が、頼まれもしないのにタフガイ排除に奔走する。彼に反感を持つ人々がタフガイを王位につけようと画策するが・・・みたいな話?
政治秩序から見るとママンの個人的な動機で海底諸王国は結果的に大混乱になってしまったという、ママンは傾国の美女みたいな立ち位置ですね。ニコール・キッドマンだからね。仕方ないし許す。
しかし異父弟くんの主人公への敵意は・・・ま、理解できるか。結局父王に従わなかった母は『生贄』にされてもーた。家臣も何やら地上の兄貴に秘密に会いにいっとる。ママンが死んだのは奴のせい、地上のせいだ!!って陰謀張り巡らせるのがねー、器の小ささは感じますが、そこまで悪人なのか(悪い事は悪いが)。たぶん良くある兄弟の葛藤もので、続編では強大な敵に心を合わせて立ち向かっちゃう的お話が語られるのでしょう。そんなフリがラストにあったしな・・・テクノロジーで劣る地上で、そんな事できるのかどうか解らないけれども。
主人公が人間的なゴツマッチョというヒーローものは、初めてかな?
本棚に収めたいので、マンガから書いていきます。図書館で借りた本は明日がメイン?
意外にあっさり片がついた感じです。という事はラスボスは他にいるんだろうなぁ、たぶん。どーなるんでしょうね?
人間性をえぐってくる物語になっているんだなぁ、ってこの巻読んで気付きました。遅い。まぁ『お能マンガ』ですからね。能は人間性の苦悩とかを描く話が多いような気がします。作中の区切りが主人公が『安達ヶ原』と『道成寺』を演じる事でつきそうな予感。著者は画業三十年だけど、四十年はやりたくないなぁ、とか書いていたから、今の心境ならば、これがラスト作品になるのかな?『お能』に関して少し理解できたのがアタクシにとってのこの作品の立ち位置。
どこで終わるか解りませんが、ラストまで楽しませて下さいまし。
解っていたけど、とことん『聖杯戦争』ネタなんだな。しかし第五次聖杯戦争が一作目のFateであるならば、正式なものはもう発生しないよね?後付け設定があるのかどうか知りませんが。諦めきれない魔術師が疑似聖杯戦争とかぶちかます展開になるのですかね?
そういえば今回の事件、誰も死んでいないな。お、そういう物語もあるんですね。ほほぉぉぉぉ。