pomtaの日記

だいたい読書感想か映画感想です。たぶん。

年取った、青臭いガキなのです

 何となくそんなフレーズが頭に浮かんだので、そんな事を自称してみました。これを聞いて歌詞を読んでいたら、そんな気分に。

 

ざわめき

ざわめき

  • アーティスト:羊文学
  • 発売日: 2020/02/05
  • メディア: CD
 

  長らくポチッとな、していましたが、送料負担がイヤだったので他に購入するものを思いつくまで保留にしていました。そして昨日届き、今日配達仕事があったので車の再生機に録音させながら聞いた、と。

 たぶん、こりゃ、大人買いコースだな、と思いましたね。『年取った、青臭いガキ』なのに。

 前にも日記にYouTube画像を貼り付けました『人間だった』が気に入って購入した訳ですが、歌詞を読みながら聴いていると、あらためてギュンギュンきます。これって東日本大震災の事を意識しているよね。あと『自然は一瞬で全てをぶち壊すよ』って言葉、自分が思春期の頃には出てこないな、と。あの頃は環境破壊からの回復が騒がれていたので。あと環境=自然と理解する向きが多くて「地球を守ろう」とかいう傲慢な言葉が平然と語られたり・・・あ、今もか。地球はねー、人間ごときに壊せるものぢゃないんだよー、今はまだ。壊されるのは人間が生存するのに最適な『環境』であって『地球』ぢゃないんだよー。だから自然の猛威で人間の営みなんて、一瞬で破壊されちゃうんだよねー。自然は共存共生すべき対象であって、守るなんておこがましいよねー、とか思ったりする。

 他の楽曲もYouTubeでライブ映像などであがっているものもあるのですが、そちらで聞くとピンとこなかった癖にCDで、車のステレオ(そこまで高性能ではないよ)で聞くと胸に響いてくるのが不思議です。

 最近は車の中でしかCDを聞かないし、それも全曲録音して、ループ再生して聞いているので、新しい録音はだいぶ後にならないと再生されないものですからCDの感想なんて、購入からだいぶ後になるし、もう忘れている事が多いです。

 でも羊文学はちょいと異なりました。なんだろうね?七十年代とか、こんな音、なかったかな?歌声もそんな気がしてならないです。彼ら自身は二十代前半なので、ひょっとしたら祖父母世代が七十年代に青春しちゃっている方々になるのかも。

 自分の思春期は八十年代中頃から九十年代・・・って感じで、その頃は世の中ポップスな感じでした。自分はひねくれていたのでポップスもわきまえているけれど、メインに聞いていたのはZABADAK(デュオ時代)とかムーンライダースとか、P-MODELは人様に教えてもらって、かじった程度だったな。あとエスニック音楽とかを良く聞いていました。なんか、羊文学には、そんな気配を感じます。個人の勝手な感想です。

 つまり何が言いたいのかというと、たぶん大人買いするだろう、と(ああーん


羊文学 "人間だった" (Official Music Video)

 

 

  と、そーんなセンシティブな事を書きながら、別方面の本を読み終えました。江戸時代初期の天皇家を代表する人物で、徳川家、特に岳父でもある徳川秀忠との応対に苦労した人物です。幕府に断らず勝手に譲位して関係も緊張したけれども、これもあれですかね、最高権力者は遠い江戸におり、権威のみの存在はその意向に逆らう事はできないけれども、意思疎通が旨くいかず、イライラしたー、とか。後、皇位継承がなかなか安定的に行えず(渇望された徳川家血筋の皇子が生存しなかったので)、最終的にはよく事情が解らないけれども孫みたいな年齢差の息子を嫡流として天皇家を存続させねばならず、父親は老齢、皇位を彼に伝えた異母兄は遠慮する、のでどうも政治的にも性格的にも隙の多い霊元天皇に継承しなければならなかったのが不安材料だったようです。

 前に読んだのは光格天皇だったなー・・・あ、霊元天皇の子孫だ。アレ?んぢゃあ・・・ま、この辺の研究が発表されるのを待つしかないっすねー。あるのかな?