pomtaの日記

だいたい読書感想か映画感想です。たぶん。

連休が続いている訳ではあるまいに

 たいへん静かです。お客さんのお問い合わせに準備万端整えたのに電話が繋がらない・・・休みかしらん?もう今日の発注には間に合わないので(異様に発注締め切りの早いメーカーがありましてナ)、先方からの連絡待ちに切り替えました。

 つまり、何が言いたいかというと、時間が空いたのです。いつもの如く。なので日記書くデス。覚えているうちにネ。

 

決算! 忠臣蔵 [Blu-ray]

決算! 忠臣蔵 [Blu-ray]

  • 発売日: 2020/05/02
  • メディア: Blu-ray
 

  たぶん昨年の作品ですよね?違うかな。今時『忠臣蔵』なのかーっと宣伝見て思ったけれども、赤穂浪士たちの必要経費の話だったので興味を持ち、録画して見た次第。ええっと、そろばん勘定のできない奴に戦ができるか、ぼけぇ!!と役方(勘定方ですね)の意見を拡大解釈して言いたい。劇中では役方は腕っぷしがないので「番方(腕っぷしが強い連中)はこれだから」とぼやくので精一杯ですが、戦国時代のおいて合戦で兵糧の算段ができない奴は無能扱いですからね。

 なんかね、日本において戦後は戦争に関する研究を頭から否定してきたが為に、補給が頼りないから精神論が先走った戦前以上に、戦争とは腕っぷしだけで行うものと思っている人が多くてね、つまり戦争というのは経済論であると理解していないのですよ。

 これも平和ボケなのかな?

 劇中の大内内蔵助は女好きのぼんくら扱いですが、会計責任者が身代わりで死亡してしまってからは、部下の野放図な金遣いに神経を尖らせるようになっていきます。しかしうるさく言って士気を鈍らせる訳にもいかない。その本音と建前がせめぎ合うのがクライマックスという・・・うん。吉良上野介が一度も出てこない忠臣蔵も初めて見たかも。そういう意味では面白かったです。

 あとは、大内内蔵助妻役の竹内結子さんが可愛かった。女優さんの好き嫌いってあんまり意識した事ないのですが、竹内結子さんが可愛く描かれているのは素晴らしいと思います(オイ

 あとは本。

 

売野機子短篇劇場 (ビームコミックス)

売野機子短篇劇場 (ビームコミックス)

 

  こういう出版社が没にしそうな話が読みたくなる時があります。半分ぐらいは同人誌・・・コミティアで出したものらしいですが、あたしゃ売野さんのサークル名知らないからチェックしていませんでしたよ。こういう話を読むと心がザワザワします。時々そうなりたくなります。だから売野さんのコミックを買うのです。たぶん。

 

ランド(11) (モーニングコミックス)

ランド(11) (モーニングコミックス)

 

  完結しました。裏事情を知ると、特に悪意はなかったですね。最初の人々の選択がこの世の状況だったとは・・・うへー。あと〇〇〇だけが荒廃していたのねー。作者の方が少女漫画出身だからなのか、『悪意』というよりも『恐怖』の正体みたいなものを描いていた気がします。もうちょっと何か『悪意』の塊みたいな人がいたのかなー?とも思いましたが、しかしこれはこれでリアリティを感じさせるお話でした。良かれと思った事がディストピアになるって、ええ、共産主義社会の成り行きを見りゃあ理解できますからね。

 人間社会にはある程度の『悪意』が必要なのかね?

 本の漫画分は終わったので明日は新書分になると思います。