pomtaの日記

だいたい読書感想か映画感想です。たぶん。

地下街覗きに行きたい

 セントラルパーク地下街がリニューアルしたので覗きに行こうと思っていますが、その前に日記を片します。午後から配達に出かけるから、12:00代がチャンスなのです。不測の事態にならなければ。

 なので読み終わった漫画を一つ。

 

ダンピアのおいしい冒険 1

ダンピアのおいしい冒険 1

 

  良くツイッターに流れてきていたので、んぢゃあ読んでみようかと。大航海時代の後発組であるイングランドの私掠船に乗り込んで、十数年かけて一度目の世界周航をした人の、手記を元にした漫画です。ノンフィクションを元にしたフィクションです。wiki情報だけでも、主人公が表紙の呑気な顔立ちとは異なり、かなり「オレが、オレが!!」という印象のあくどい面を持つ人物だったようです。

 イングランドの私掠船、つまり海賊がどういう生態をしていたのか、どういう海域、どういう航路でどんな生活をしていたのか、というのが解ります。ヤシの木のキャベツとか初めて知りましたよ。一本切り倒す時にした味わえないもの。まあ建材とかで伐採しているようなので、思ったよりも頻繁に味わっていたようですけれども。

 あと、先住民も黙ってやられっぱなしだった訳ではなく、ヨーロッパ人のもたらした道具を自ら加工し、日常の便に用いていました。あれですね。戦国時代に火縄銃が日本で広まったのと同じ理屈。技術のアドバンテージは思ったよりも大きくないのでした。

 壊血病が死の病で、まだ治療法も予防法も確立していない時代ですから、船乗りの命は、それも私掠船という素性も定かでない人々の寄り合いにおいては、まぁ軽いものでした。私掠免許がないと海賊行為は認められない原則のようですが、そこはそれ、不正は横行していたようですね。なるほど。これが『パイレーツ・オブ・カルビアン』の世界か(チガウ?

 漫画の中の主人公は史実よりも誠実な、好奇心の強い人物として描かれています。そうでなかったら単なる嫌な奴でしかなくて、読者の共感なんて得られないもんね。

 漫画の中で、トドとか、アザラシとか、イグアナとか、サメとか、コバンザメとか、とっ捕まえて食べています。今だったら動物愛護団体が怒り沸騰な行為ですが、珍しいものはやっぱり一度は食べてみたいですよねー。

 来月に二巻が出るのかな?気を付けておかないと。あ、千文字に少し足らなかった。もう少し、もうちょい。はい、突破(空しい