この日曜日に放映された『鎌倉殿の13人』を見ていたら、あれ?源実朝暗殺の黒幕を、北条義時と三浦義村にしそうな感じになってきたな?と思いましたねー。時代考証を担当されている研究者さんが取っている説は公暁単独犯説だと思うのですが。
実朝は実は鎌倉幕府にとって一番理想的な『鎌倉殿』であったのではないかと思うのですよ。貴種として君臨し、公卿として隔絶し、それなりに教養を持ち、つまり神輿として担ぎ上げるのに相応しい人物。最近の研究者の文章からは、北条義時もそれを認めており、鶴岡八幡宮での実朝暗殺は青天の霹靂であった、とそういう印象なのですが、どうもドラマではその役割が息子の泰時に回ってきそうです。
だから本来は実朝を越える貴種として後鳥羽上皇の皇子を『鎌倉殿』に据えるというのが望ましい形なんだけど、ドラマの義時は「頼朝さまの血筋でないから不可」とか言ってそうで、次善策の筈だった藤原頼経(三寅)が最も望ましい候補、になりそうな感じ。
なんとなーく、あと二回ぐらいで実朝グッバイな気配・・・来週も楽しみです。
んで読み終わったもの。
あ、電子版しかなかった。まぁいいけど。読み始めてしばらくは、前巻までってどういう話だっけ?と思い出す作業・・・そして積み込まれた文字数・・・情報量に圧倒され、それを咀嚼する時間が必要。なのでこのペースでお話が進むと、またまた長いエピソードになるんだろうなぁ、と。
とりあえず今回分かったことは、新大陸を目指す船から逃げ出すと呪詛かなんかで殺されるということ。王位継承争いから自発的に脱落する事は許されず、それをやりたいなら、やっぱり王位に付け、と。それからなんとなーく念能力者の争いが勝者を決定する感じになりそう。まぁ『ハンター×ハンター』のメイン設定ですしな。
問題なのは、著者の方の健康状態でして、何とか体に負荷がかからぬ状態を作り出して、完結まで続けていただきたいというのが切なる願い。作画の作業にこだわりのある漫画家さんほど、なんか不具合が発生して健康を害されている感じですし。アシスタントさんを雇える資力があるならば、アシスタントさんで担える仕事は積極的に割り振って作業をしていただき、ご自身の負担を減らして長い物語を描いていただきたいですね。
完結して欲しいですもん。