pomtaの日記

だいたい読書感想か映画感想です。たぶん。

何もない連休

 予定がないと寝坊ができます。でもやっぱり起きなきゃならない。そして昼飯を食うと転寝してしまう。そんな自堕落な連休は大好きです(オイ

 録り置いた『ど家』は今夜、父親が飲みに行くので酒飲みながら見る予定。なので読み終わった本から。

 

 ご本人は『ラノベ作家』と名乗っていらっしゃるけど、この作品って設定的にはライトではないよね。二十年ほど前にあった『星のパイロット』という地球近傍宇宙の開発をメインテーマの物語の、その何十年後から始まった恒星間開発時代の話です。一番近い人類が生活できる星系まで、何十年もかかってたどり着くという世界。もちろん冷凍睡眠しないとダメですが。どういう物語か、と始まる前の設定開陳巻と言ってもいい感じで、もっとも古い開拓星系にやってくる何十年も冷凍睡眠したままやってくる星間連絡員の経歴を述べる事で語られていきます。

 超光速航行が実用化されていない世界で、恒星間文明を築いた人類って・・・確かに今まで描かれていないよね。ヒトやモノを運ぶのは何十年単位になるけれども、通信は光の速度でできるので発信した後、相手が受信するのは十数年後っていう・・・それが交信している事になるのか?って疑問はありますが、その辺はどう説明されるのでしょうね。それでも一つの世界として繋がっているみたいなんですけれども。

 次巻でいよいよ物語が本格的に始まるみたいです。楽しみ楽しみ。

 

 お、東南アジアまでたどり着きましたね。しかし海賊船としても開拓者しても迷走している感じで、ダンピア自身はいろんな文物を知りたいようですが、荒稼ぎ目的な人たちはヨーロッパへの航路がある地域へ行きたい。ここでダンピアと意見を共にする少数者が下船し、インドネシア近海を航海している小型船だけど『ダンピア船長』になりました。手作り感半端ないけど、十人以下で動かす船だし、近海の事を熟知している現地の船乗りが建造した船だから問題ないでしょう・・・モンスーンの季節になっちまったらしいけれども。

 次巻が最終巻らしいです。ダンピアの経歴、wikiですけれども、それを見る限り何度も航海に出ているようですが、まぁあんまり芳しくない評価で終わってしまったらしいので、初回の航海記録を基にした著作内容だけを漫画化した方が収まりがいいよねー、とかは思っていました。どういうオチになるんでしょうかねぇ。