pomtaの日記

だいたい読書感想か映画感想です。たぶん。

読んだり見たり遊んだり

 この週末は引きこもって本を読んだり、『宇宙戦艦ヤマト2199』を久しぶりにみたり、桃鉄をやったりしていました。悪い癖で本読みとゲームは同時進行(オイ

 ヤマト2199を購入した理由が2202があまりにも凄惨な戦闘シーンの連続で、つまりドラマとしてはそれほど複雑ではなく、2199のガミラスほどに政治的な内戦状態が発生しないガトランティスは、どちらかというと内証的な葛藤が描かれる事が多く、なんかそういうものが、星々を滅ぼそうという非人間的な行為と相いれない気がして飲み下せなかったからかも知れません。物語としては出来がいいと思うけれども、なんか納得できなかったんですよねー。続編の噂のあるヤマトですが、たぶん見るけど・・・どーだろ?

 読んだのはこちらの作品。

 

キアズマ(新潮文庫)

キアズマ(新潮文庫)

 

  同じシリーズの『スティグマータ』を狙っていましたが図書館にはなく、どうやら貸し出し中のようだったので、こちらを読みました。今までの作品とは異なり、まったく別の登場人物による、大学生による自転車競技のお話です。ミステリーよりもスポーツものよりの物語ですが・・・この作品を読むとスポーツとか、教師とか、指導者とかへの不信感が募りそう・・・ま、そういう不幸なめぐりあわせで傷つき、障害を負ってしまった人々のエピソードなんでしょうけれども、世の中には誠実な人ばかりではないと承知していますが、取り返しのつかない身体的な傷を負ってしまう可能性があるスポーツにおいて、自己本位な、非誠実な指導者の話に接するのは、創作とはいえ不愉快だし不信感を感じるものです(中学時代に体育で自分自身の迂闊な行為の結果とは言え、全身を強打して失神した事があるのです。その時の先生は今から思えば対応が未熟だったかも知れませんが、非誠実とは言えませんでした。事情を知った父親が中学に怒鳴り込んでいった事は、少し気恥ずかしかったですが、しかし失神から目覚めたとき、自分は一人で立ち上がる事もできませんでしたし、子供の大丈夫は信用ならないというのも今から振り返れば理解できます。こういう事は過剰対応で丁度いいのかもしれません)

 人を信じないと社会は成り立たないし、人に信じてもらわなければ生きていけない。なーんか、変な方向に思考が向いてしまいましたね。

 

  フレンチ・ビストロのシェフが日常的な、ちょっとした疑問みたいな謎を解いていくシリーズの第三弾ですね。文庫化は今年でした。これ読んでいると、同じようにワイワイガヤガヤしながらフレンチを食べる店に行きたくなります。予約しないとダメな店だし、そこに行ったらがっつり飲んで食べたいけれども、それなりの値段があるので「財布の覚悟完了」って気持ちにならないとダメだし、一人で行くと寂しくなってしまう店なので(たいてい二人以上、グループのお客さんばかりで店内は騒がしく、一人で静かに過ごす雰囲気ではない)、たいてい人と行くのですが、自分と同じように葡萄酒を飲んだり食べたりできる人って二人ぐらいしか思いつかず、そのお二人とも現在名古屋市内においでではないので、あきらめるしかないという状況・・・新型コロナウイルス禍を生き延びていただいてくれれば、またいける日もくるかなぁ・・・

 あ、内容にはほとんど触れていませんね。明日はそんな事にならないようにしないと。