pomtaの日記

だいたい読書感想か映画感想です。たぶん。

動画みてる

 よーつべを良く見ていますが、最近はThey are Bilionsという街を育成しながら全周囲から襲い掛かるゾンビの群れを撃退するゲームの実況動画を好んでみています。それも800%やら900%やらという最高難易度のものを。難易度が低いMAPを遊んでいる動画を見ていると、ゲームをやっていない自分でも、あ、これは無駄なのでは?とか、この動きはちょっと、とか思うところがありましてね。最高難易度に挑んでいる人は、その点無駄が少なく、きわどいところまで施設を作り、資源を確保し、きわっきわっな動きでゾンビの群れを捌いていくのですよ。その様子が楽しい!!そして一瞬の油断で町が崩壊していく様を見ているのも楽しい!!実況者の悲鳴を聞いて楽しむなんて、なんて人が悪いのでせう(へら

 PCゲーなので、そういう設定がさっぱりわかめな自分では挑戦しませんが、コンシュマーで出たら購入しちゃうかもなー。こういう街を育てていく系のゲーム、好きなので。

 あとはインド在住の日本人カメラマン?ジャーナリスト?の方が流しているインド屋台のやべえ食事動画。何がやべえって、衛生観念は日本と異なるので、それは置いておいて、料理に使用する油、チーズ、バターの量!!炭水化物に野菜や鶏肉、そして多種類なスパイスが使用されるのですが、そういう油性のものを使用しないのは茹でる時だけで、炒めたり揚げたりを複数工程(?)やっているので、その分素材に油分が吸収され、カロリー計算したら噴出しそうなものが完成しています。写している方はカロリーにおののきながらも、うまい、とおっしゃいます。カロリー計算なら一食で一日に必要カロリー摂取しちゃう感じだなぁ。そっか。インドの人を見ると結構な割合でお腹ぽっこりしているのですが、家庭での食事はともかく外食はこんな感じで油分が多ければ、そして炭水化物も合わせてとっていれば、そりゃあ、ぽっこりになるよねーっと。

 あ、読み終わったものもあるのですよ。

 

東京の子

東京の子

  • 作者:藤井 太洋
  • 発売日: 2019/02/08
  • メディア: 単行本
 

  藤井さんの小説を読むのは二冊目ですが、今のところこの方は現代の社会問題をちょっと未来の(数年ぐらいの未来)物語で語っているな、という印象です。『オービタルクラウド』は宇宙開発においての持たざる国と、干されてしまった日本の研究者がテロを挑む。それを低収入だけど最先端技術で生きている人々、情報関係者が防ぐ。そんな話でした。

 こちらは親に見捨てられた子供たちが、社会保障の網からもはぐれてしまって、それでもアンダーグラウドで、それぞれの技量で生きている。こちらの世界ではコロナがなく、予定通りに東京オリンピックが開催されて、それで日本に外国人労働者も定着し、日本人も含めて正社員、契約社員フリーランスという三段階の労働形態が生まれ、正社員には残業がなくなったけれども、その分を外注のフリーランス社会保障なしにこなしている、という設定。その波に乗る形で、働きながら学ぶ大学校というものができ、それが現代の人身売買になるのではないか?という問題が・・・。

 他にも様々な現代の問題があったり、本当に〇そな活動家が登場したり(時代錯誤な正義に酔っていて、うはぁ、とか思う奴が出てくる)するのですが、全体的に自分はこの著者は優しい方ではないかと思うのですよ。『オービタル・クラウド』もそうだっけけど、テロリストも、それにかかわる人々も、その人なりの事情や、そこに追い込まれた事情というものが存在し、それを理解できる。つまり本当の意味での『敵役』なるべき存在が、いないか、少ないのですよね。

 皆やり方を間違えただけで幸せになりたい。その為にどうすればいいのか、というのが作品の裏テーマぢゃないかと感じました。ま、個人の感想に過ぎないのですが、読後に優しい気持ちになれる本です。