に参加していたら、ボヘっと待ち受け姿勢ではいけませんね。あ、土曜日に参加したシノビガミの話です。アグレッシブに主導権を握らないといけませんね、特に対立型は。
そんな土曜日は発泡赤葡萄酒を一本上げた後、夜中に『ギレンの野望』の消化試合をこなしながら焼酎ストレートをちびりちびりやらかしましてね、つまり葡萄酒一本が許容量なのに、超過してしまったので日曜日は半分眠った状態でした。だめぢゃん。
それでも読み終えたものはあるのです。
正確には木曜日に読み終えていました。金曜日の日記に書かなかったのは『アンデットガール マーダーファルス』の事ばかり書きすぎて失念していたからです。さーせん。遠藤さんが戦争物を手掛けると、情け容赦がないのでいいです。頼れる軍曹は、グッバイしちゃったけど、体力の一番劣る仲間が特性を発揮して逆転の糸口になる・・・かも?って熱い展開で終わりましたね。
主人公は、まさかの義理の姉の、双子の姉妹(ややこしい)と遭遇。これがまた遠藤さんの話にはよく登場する凄腕ク〇ビッ〇で格好いい。主人公、見栄はらんで色香に迷ってもええんやで?速攻で飽きられて捨てられる未来しか予想できないが、気にするな(無責任
次巻は夏ですね。次の展開にワクワクしまする。
眠気が収まったところで読み切りました。1940年頃の第二次大戦中の世界で、オリオン座方面の宇宙からやってきた異星人たちとの、言葉は通じるのに前提条件やら常識やらが食い違っているので話が進まねー、という状況は相変わらずです。しかし撃墜したり鹵獲した異星人の機体を分解して模倣して、暗号解読機を深化させた真空管コンピュータみたいなものを完成させたけれども、それを異星人側に利用されていいように操られている気配もします。ま、目的は解らないけれどもとにかく、交渉窓口を持てた日本側に「大使館を置かせてくれ」ぐらいしか要求していませんが。
ただ明治憲法下の日本は戦時下においては責任の所在が不在になるらしく、その為に判断を下す事ができないという・・・え?そんな馬鹿な、と思いましたが、西南戦争の結果を受けて、誰か一人が天皇より権力を委託されたら、その一人の暴走を止める事ができなくなる事を恐れて、所轄を分割してしまったようです。その不備を『元老』という非合法の政府の重鎮たちが関係調整を行う事で、日清、日露戦争は乗り切ったらしいのですが、昭和期には大方の元老は死に、一人残った西園寺公望も調整能力を失っていましたから、日中戦争からの日本は、責任を持つ権力者不在のまま戦争をやっていたという・・・ヒドイナ。
著者の林さんは戦時中の日本軍の補給について本を一冊書いていらっしゃるので、そのあたりの事情は熟知していらっしゃる訳で(日本軍は補給を軽視したのではなく、補給能力を度外視した兵力拡充を行ってしまった為、補給が滞るようになってしまった、という趣旨の本だったかな?)、ある意味、戦前の日本は未完成、未成熟国家であったと説得力を持って言える訳でして、作中では米内内閣が改憲をして、つまり政府が軍部をコントロールできるようにしようと試みています。どーなるのか判りませんが。
次回は七月ですかね。続刊が楽しみです。