pomtaの日記

だいたい読書感想か映画感想です。たぶん。

残念ながら

 読了はないです。今日、漫画とか文庫化された小説とかをまとまって購入予定です。金曜日には漫画の新刊をまとめて購入予定です。雨さえなければ時間捻出だけなんですが、今日も絶賛大雨警報?注意報?な状況なので、どうなるか分かりません。一応、もう一便の運送便が荷物を持ってきてくれれば、躊躇いなく納品に出かけるのですが。いや、こなくても行くか。お盆前の発注商品だしなー。

 思いついて就寝前に友清理士さんの『スペイン継承戦争』を一章づつ音読しています。自分が音読したい文章です。割と客観的で理性的で、秩序だっていて、その癖文章からスペイン継承戦争随一の将帥マールバラへの愛情みたいなものがにじみ出ている感じ。前にも日記で書いたと思うのですけれども、この友清さんという方の著作でルイ十四世の戦争を追っかけるのが楽しくて、この方にナポレオン戦争までの十八世紀ヨーロッパの戦争を記述していただけたら解り易くていいよなー、と思っているのですが、いかんせん、たぶんその時期にお好みの人物がいないのでしょう。本業に専念されていらっしゃるみたい・・・

 自分も実は十八世紀で好きな人物って、あんまりいないのです。多くの方がオーストリア継承戦争七年戦争プロイセンを列強に押し上げたフリードリヒ二世が好き、と言われるかも知れませんが、なーんかね、自分は好きになれないのですよ。オーストリア継承戦争の『強奪』行為はともかく、他者への共感と言うものが、この人、乏しくね?と思ったりしましてね。結果的には奪われたものを取り返せなかったオーストリアマリア・テレジアに肩入れしてしまうのですが、そのマリア・テレジアも『古風』な思考の持ち主でして、子供たちへの対応、特に最近知った学術肌の次女への冷たい態度を考えると、まぁ時代とはいえ、付き合いきれないよなーっと(同じ理由でヴィクトリア女王にもそんな事を感じる)。まぁルイ十五世の愛妾で一時期はフランス『女宰相』と言うべき立場にあったポンパドゥール夫人とかは結構好きだったりもしますが(好意的な文章を読んだせいかも)。

 フランス革命期も、好きな人物がいなくて、特にナポレオンこそ、付き合いきれない性格の人だなーっと思う。十年ぐらい前から評価が上がったタレーランは、友人づきあいすると大変そうだなぁと思うけれども、人間としては愉快な人だよな、と。なので『天才ナポレオン』の戦記に興味がなくて、できるだけ客観的な記述のものを探しておるのですが、今回図書館で「これはどうかな?」と思って借りた本も、結構省略があったり物語的で、もうちょっと欲しいなぁ、と思う感じでしてね。やはり興味がある人物でなければ書く気にならず、ナポレオンに興味のある人は大概『天才ナポレオン』が好きな人であり、これを解剖というか、解体して客観的な記述をして下さる方がいない限り、自分はナポレオン戦争の細部とかを楽しんで読むことはできないのかなぁ、と思ったりしたり。

 まぁわがままと言えばそうですが、わがままこそが行動の源泉かもしれないよなー、と勝手な事を考えたりもします。

 はい、埋まりましたー。