pomtaの日記

だいたい読書感想か映画感想です。たぶん。

ようやく時間がとれたー

 普段なら午前中に日記を書く時間を見つけるのですが、今日は午前中に配達に行かなければならなかったし、月末締めもしなきゃならなかったので、なかなか余裕がありませんでした。というても締めたけど大した事はない・・・やはり暖かい秋だったからか?不景気だわ。

 読み終わったものもなく、見たものもないので、ネタがないのですが、たぶん円盤まで買ってしまうだろうと思うので、これを先取り。


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 FODってところで一話だけ無料配信していたので見ました。

 というかOPの羊文学が好きなので、それもあるのですが、平家物語平清盛一門の栄華と滅亡を描いた物語ですが、アニメではどうも清盛の長男である重盛一門の視点から描かれるようです。長子相続が当たり前になった江戸時代以降の感覚で考えると、長男が後継ぎというのは自明の理のように思えますが、平安末期では母方の実家の地位も重要でして、残念ながら重盛は清盛後室の時子の子供ではない為、自らの力量で出世し経済基盤を確立していかなければならない庶家でした。

 それでも重盛の人脈は後白河法皇八条院にも連なっていたので、トラブルさえなければ有力な一族として繁栄したでしょうけれども、清盛一門と後白河法皇をつないでいた時子姉妹が亡くなり、摂関家領を横領する口実であった清盛娘が亡くなると、つまり閨閥のつながりが薄くなると各方面との清盛一門との軋轢が激しくなります。重盛は立ち位置的にはそれを緩和する事が期待された人ですが、調整力を発揮できず父清盛に先立ってしまいます。残された重盛遺児の運命がアニメ平家物語の主眼になると、これはもう・・・運命に翻弄され、もがき続け、飲まれていくであろう物語が想像されて・・・それを踏まえてこのOPを見ると鼻の奥がツンとしてきます。非公式の歌詞を字幕でつけられた動画もあったので歌おうとしたけれども、涙がこみ上げてきそうになって歌えませんでした。

 来年の大河ドラマの前半も、この平家物語の頃が描かれる訳なので、アニメは平家傍流視点、大河ドラマは頼朝側視点でという二つの視点で見る事ができるというのは、なかなか贅沢な展開ではないだろうか、とも思います。

 果たして本編を通して見た時に、自分は涙を流すことになるのでしょうか?どうなんだろうなぁ。今は、見てもいないのに定められた最終回の事を思って、鼻の奥がツンと来てしまうのです。

 あ、二文字足らんかった。これでOK(だいなし