金曜日の晩に映画『キャッツ』を見たのですが、不評の理由がなんとなーく理解できたような気がします。ミュージカルが元ネタだから、そんなにシーン変化が激しくない(基本的にロンドンの路地裏)。ストーリーも歌い続けて紡がれるのはいいけど、そこまで起伏に富んでいる訳でもない。一応どんでん返しラストなんですが、ロングランすぎて、見たことない自分でさえも「ああ、この猫がこうなるんだろうなぁ」と予想して、その通りの展開だったし。あ、三十年以上前に日本語歌詞で『メモリー』が流行ったような覚えが。だから、これが出たら終わりなのかなぁ、と思っていたらその通りだった。
スタンダードすぎて見る方の期待値がインフレしていたのではないかなーっと。
そんな事を思いました。
んで読み終わったものの羅列開始。
男爵君、実は凄いやつだったんですねー、という事を改めて感じました。よく考えればそうだよなー。戦いで負けたことは、あんまりない。というか戦い以外でひどい目にあっているだけというか、本当の危険は日常生活に潜んでいるんだなーっと思ったりしたり。
結ばれるところは順当でしたが、ラストは何故か『鉄腕バーディ』を思い出しました。はい。楽しかったです。
それぞれに不思議な力をもっている七人兄弟の騎士のお話なんですが、『暑がりや』の話は、たぶん核心までお預けですかね。『ハラペコ』は逆に食べられそうな展開ですが、はてさてとういう結末になるのでしょう。次巻が楽しみです。
駆け足展開になって「あ、」とか思ったりしたり。ストーリーも絵の雰囲気も異なるけれども、ラストで何故か『ブラム!!』を思い出しました。そうか、こういうラストなのね。あのヒドイ兄貴の顛末が短縮されてしまって残念でした。他にも、あのキャラとか、あのキャラとか、あのキャラとか、もうちょっとエピソードが欲しいなぁ、というキャラがいたので、余計に駆け足に感じたのかも。
でも、このハッピーエンド(そういえるでしょう)も結構力業かも。タイターニア、すげえ演算能力だよなぁ、とかね。
でも最近は機械とか電子系の方が耐用年数的にもろいような気もするのですが。どうなんですかね。
楽しゅうござりましたよ。