pomtaの日記

だいたい読書感想か映画感想です。たぶん。

大量の積読があるのです

 勢い余って購入してしまって、読書速度が追い付いていないからです。今日は簡単に読めたものを中心に感想なんぞを。

 

 

 田辺聖子さんの短編集を表題作以外も読み終えたので。なんか志村貴子さんの漫画と、雰囲気が似ている気がしましてね。『おとなになっても』は完全に夫・・・いや離婚が成立したので元夫の方を応援してしまいますが、しかし誰が悪いという訳でもなく、相性の問題とかも思いますが・・・しかし・・・一応主人公の煮え切らなさにもイライライラ・・・いや、しょうがないんですけれど。

 雰囲気が似てるといいましたが、田辺さんの短編、『ジョゼ~』以外はだいたい主人公が三十代、四十代の女性で、可愛いというよりも強かな感じがして、でも女として人生を楽しもうとしている感じがあって、しかし社会通念との軋轢もあり、帯煽りの『恋は田辺聖子に教えてもらった』とか、ちょっと違う気がします。『恋』だけでなく生き方というのか、そんな感じで。志村さんの漫画も恋愛だけではないよね。生き方というか、あり方というか、そんなところを迷っている人々を描いている感じがします。

 時代設定はたぶん1970~80年代なんぢゃないかと思うのですけれども、そんなに古さを感じない田辺作品は、だから長く版を重ねているのかも知れません。

 

 伊図さんの作品も一筋縄ではいかない、ゆっくり味わう感じなんですよね。いや、さっきラヂヲでいいチョコの食べ方で、口の中に含んで、かみ砕かず、じっくり溶かして味わう、みたいな事を輸入菓子研究家の人がしゃべっているのを聞いたものですから。

 あ、一応今日は2/14ですが、気にするのをやめて何十年もたっているので、チョコを食べなきゃという事もあんまり。ダークチョコを食べるのは季節構わずやっている事ですしナ。

 引き出しの中に何年もお蔵入りさせていたネームを、コロナ過にふさわしいだろうと引っ張り出して完成させた作品がある、とか、あとがきに書いていらっしゃいましたね。そういう事、自分としてはあんまり気にならなくなりました。常時マスクをしているこの世相も、いずれ過去のものになっていくから、この2020~の時期であると判明する指標みたいになるのかなぁ。

 今の自分たちが常識と思っている事が、未来の人たちにとっては重要な事になるって、歴史をちょろりと読んでいるとよく感じる事でして、そんな事をぼんやり考えたりしました。

 買った漫画はもう一つありますけれど、少し詳しく書きたいので明日にします。