pomtaの日記

だいたい読書感想か映画感想です。たぶん。

意外に・・・

 よくある反動ですが、忙しい日の翌日は、めっちゃ余裕があるというのもありがちな話で、本日がそうです。お昼過ぎに刺繍屋さんが荷物を持ってきてくれれば、話は変わりますが・・・そんな余裕があると日記を書くことを忘れそうになりました。忙しいと、日記を書く時間を捻出しないと!!って使命感があるのですが余裕があるとそういう事も忘れがち・・・忘れそうになっていました。

 んで読み終えた本。

 

 ようやく新九郎も将軍義尚側近に取り立てられましたね。その前に今川家の家督継承争いでは、曖昧な部分を有利にする為に、なんとか幼い甥っこ今川龍王丸に家督継承の将軍お墨付きがもらいたいところなんですけれども、この物語の伊勢新九郎くん一家は、大御所義政の覚えがよろしくない上に、龍王丸の父義忠が幕府の思惑を超えて遠江に侵攻していたので評判が悪い。状況が、つまり現在今川家家督を引き継いだ小鹿範満側が幕府の不興を買うとか、彼を支える部外勢力の力が弱まるとか、そういう展開になると道は開けるのですが・・・ま、それにはまだまだ時間が必要なんですよねー。太田道灌扇谷定正に謀殺されて、山内上杉家扇谷上杉家が戦争する長享の乱が始まり、つまり範満くんを支える外部勢力が、それどころではない状況になるのを待つしかないです。

 たぶん本編はこれから大御所義政と将軍義尚の確執。将軍たらんと頑張る義尚の葛藤と挫折がメインに語られるのでしょうけれども。だって義尚っちは新九郎の上司ですからのぉ。あと新九郎、美濃に退去する足利義視に「人の上に立つべきお方ではない!!」って野次を飛ばしたけれども、これは彼の息子義材が将軍になった後のクーデター『明応の政変』で新九郎が細川政元側に立って行動する事を踏まえての事ですかね。

 いずれにしても次回が楽しみです。

 

 ついに太平洋を渡り現在のフィリピンまできましたね。現在のフィリビンはスペイン→アメリカ植民地だったところが中心なのでキリスト教国ってイメージですけれども、この当時は海上貿易で富を得ていて、その付き合いで東から広まったイスラム勢力が強いみたいです。そして強か。スペインとの争いで学術的盟友を失った彼の運命やいかに。以下次号。そんな感じでしたね。

 そういえば自分、昨日『鎌倉殿の13人』の事って書いたかな?こんなにすれ違って、憎みたくないのに争う羽目になった頼朝、義経兄弟って、あんまり見た事ないかも知れません。ああ、後白河法皇の『天下第一の大天狗』というあだ名を目一杯拡大解釈したキャラになっていますからねぇ・・・久しぶりに「全部大泉のせい」というフレーズが「全部後白河のせい」に変わった感じです。後白河と丹後局平知康の「自分勝手トリオ」はどこまで続くのかなぁ。来週も楽しみですね。義経の破滅が近づいてくる・・・