pomtaの日記

だいたい読書感想か映画感想です。たぶん。

昨日、書きすぎた

 つまり、ネタがないです。あ、関東では梅雨入りしたそうですが、名古屋は爽やかな晴天でござります。夏バテというか、温度差でやられる日常でございましたが先週一度車運転中に冷房をかけずに走ったのですよ。当然蒸し風呂状態になりますが、一度それを体感すると夏の気温に対応できるようになる・・・気がします。どーなんですかね?

 今読んでいる本はフリードリヒ二世の評伝と『戦争はいかに終結したか』という本です。

 最近の評価では神聖ローマ皇帝フリードリヒ二世は『ルネサンスの先駆』ではなく『中世の頂点、凋落の始まり』という評価らしいですね。解ってはいましたが塩野七生さんの『皇帝フリードリヒ二世の生涯』は小説カテゴリーに入るもので、研究者のものだと思うと危険です。あくまで入門書、フリードリヒ二世の物語のアウトラインを得るにはいいという感じ。彼の幼少期のエピソードはかなり創作に満ちているみたいですね。しかし今のところ大はずしはない筈。日本史研究者が「司馬遼太郎作品は文学的に優れているだけに歴史家としては厄介な存在」と言うほどではないと思います。まぁ司馬遼太郎が活躍したのは四十年ほど前ですからね。その当時に比べれば研究も進み、通説も改められています。問題は、司馬遼太郎歴史小説を史実であると頑なに思い込んでいる人たちが、研究者の仕事を「間違っている!!」と非難する事で・・・まぁ、そういう事もあるし、物語が自分に合っているどうか、純粋にそこだけが評価になるのだな、と思うと、あんまり見境なく歴史小説を読む事はしなくなりましたが。

 いやね、三谷幸喜さん脚本の『鎌倉殿の13人』のこと、あれもこれも史実と違う!!って非難する人がいるのですが、創作作品としてその人は気に入らないのだろうと思うのですよ。歴史小説は史実をネタに作者がファンタジーを膨らますものだし、史実と違う要素がどんな物語を構築する為のものなのか、それが受け取り手が楽しめるかどうかが問題であって、史実うんぬんは違うよね、と。

 よっぽど「気に入らなければ、ご覧にならなければいいのに」ってTwitterで書き込もうと思ったけど、その方、文筆のお仕事で(コラムで)史実とドラマの違いから話題を掘り下げて見えるので、気に入らなくても見なくてはならないので、まぁ仕事なら仕方ないよね。ストレスをTwitterで垂れ流しているだけなのよね・・・フォロー解除するか・・・とか思ったりする。自分が気に入っている物語の非難をちくちく目にするのも楽しい作業じゃないからなぁ。

 あ、気が付いたら1000文字超えてた。