pomtaの日記

だいたい読書感想か映画感想です。たぶん。

相変わらず昼寝で寝付けない

 土日ともに昼食後に一時間以上昼寝をしてしまう習慣が、習慣にしたくないのになってしまって、夜寝付けない習慣になってしまいました。夏バテになりやすいからアカンのだけど。まぁ昨夜はまだ睡眠時間を確保できた方ですかね。

 『鎌倉殿の13人』二十八話で梶原景時実質グッバイとなりましたが、この人、ここまで感情を露わにしたのって、俳優さんは上総介を切った時以来っておっしゃっていたけど、個人的には初めてって気持ちでしたね。残念で悔しかったのだろうなぁ。そして義時との初対面から今まで数々のやり取りがあったけれども、それら全てが回収されていく様が圧巻ですかね。ラストシーンは真面に考えると完全武装の梶原家の面々をやすやすと入れてしまった比企家の面々の判断がおかしいのですが、しかし梶原家の面々の覚悟と、それを察した義時が襲撃を命じる流れは、ああでないとできないもんなぁ。

 こんな綺麗な梶原景時になるとは思っていなかった。『いい』梶原景時でした。ありがとうございました。

 そして読んだもの。

 

 最近のスペオペではワープという便利な瞬間移動航行はあんまり登場しないのですが、珍しくワープ航法で宇宙に活動域を広げた地球人類の話です。ただし「使えるけど仕組みがわからん」というヤバい状況で二百年近く経過しているらしい・・・そんな時代の辺境宇宙で人口百五十万という小規模な植民星系が、突如ワープ航法での移動が五光年内、もっというと連星系に属する空域外に出る事ができなくなり、地球はおろか他の植民星系とも行き来、連絡ともに途絶してしまった、という状況。

 更にこの世界の人類、経済的繁栄を優先させた為に、つまり効率化を追求してしまったが為に、基礎研究がなおざりになり、つまり科学技術の発展が二百年に渡って停滞しているという・・・まるでこれからの日本みたいぢゃないですかー、やだー(棒読み

 食料は自給自足ができる。日常品もまぁまぁ。しかし高度な技術は地球圏からの輸入頼り。孤立してしまった星系は自前で小型のワープ可能な宇宙船は建造できるみたいですけれど、部品やら何やらは地球圏からの輸入・・・ん?この産業構造、おそロシアっぽいですね。資源は採算の関係で未開発だけど。

 そんな状況で、未知の異星体の存在が確認されるって、うはーん。忙しすぎる。物語の肝は、異星体とのコミュニケーションと、原因不明の自然環境の変化(というて宇宙空間の話ですが)で他星系との連絡が途絶してしまった状況で、どのように人類が生き延びるか、だと思うのですが、次巻は十月発刊予定?著者はものすごい勢いで物語を紡ぐ事ができる方なので、目が離せません。