pomtaの日記

だいたい読書感想か映画感想です。たぶん。

SF小説だけ

 今日は先日読み終えたSF小説二冊の感想・・・みたいなものを書きたいと思います・・・って、これで千字超えなかったらどーするよ?

 

 知人がTwitterで「次巻でほんとに完結するの?」みたいな事をつぶやいてみえました。まぁ落着地点が不明なので、その気持ち、とても解る。

 仕組みが分かっていないワープ航法を使って宇宙進出した人類の、百五十万ほどの人口を抱える植民星系が十光年範囲から出られなくなってしまったお話なんですが、なんかね、ワープシステムの仕組みがなんとなーく解ってきたぞ?ってところで、テストに使っていた無人ワープ搭載船が行方不明に。

 同時に、隣の星系で、やっぱり人類と同じようにワープ航法が十光年先よりいけなくなってしまった鳥型異星知生体とのファーストコンタクトも進行中。自分の発想力が貧困なのか、ストラップとかエプロンとかと彼らが身に着けているものの名前が出てくると、なつかしき『あずまんが大王』に出てくる、〇んだ目をした不器用なペンギンの姿しか思い浮かべない。彼らとの交流、そして閉鎖空間と言うには広すぎる二つの星系に閉じ込められた二種の知生体の運命は、どうなるんでしょうね。ここまできてもタイトル回収されていないしナ。

 あと、何気に今回、それぞれ二種の知生体がいる惑星系の生態が、それぞれの知生体にとって拒絶されるものであると発覚。考えてみれば生成も進化も異なる生態系が、他星系出身の生命体に優しい筈もなく、そっか割とSF作品って空気と水と温度が人類にとって快適なら、その惑星は居住可能みたいに考えがちだけど、自分たちが属している地球の生態系を持ち込まないと農業できないんだなぁ、と。虫を放っても〇んぢゃうって、そっか。微生物レベルから異なる生態なんだもん。

 地球環境を捨てるなんて、そんなの安易な発想だよなぁ、とか今更思いました。

 最終巻である次巻、どうなるんだろう?

 

 今回は人と人との「ファーストコンタクトもの」なんですかね?自分はホラーものがピンとこない人間でして、この作品も人間には理解できない不可思議な現象を扱っているものと認識しているのでグロテスクだな、と思う表現や状況はあっても恐怖とかはあんまり感じないです。んが、今回の「私を好きなあの子が怖い」は、ちょっと理解できた気がします。

 中学時代から本当に怖いのは人間、と思っているもので(その時、ホラー漫画をあげていた臨席の女子に、自分が怖いのは『超人ロック』という作品、と言うて理解されなかった。いやだって、人が簡単に人を抹殺するんよ?政治的理由や正義の名において。むっちゃ怖いやん)、だからお互い好意を持っているのに、その好意の種類が食い違っているのを恐れているっていうのは、ゾンビが襲い掛かってくるものよりも理解できます。ヒトではない動死体が襲い掛かってくるのは、クリーチャーだから理解できるので、恐怖は感じないけれども、信じている人が信じられなくなるという現象は怖いと理解できる。

 ま、でも百合SFなので優しい展開ですが・・・こんなにエロくないセックスシーン描写も初めてかも。でも、なんだか、ほんわかしてしまうのですよ。たぶんお互いにとって気持ちいい事をしているという描写だからなのか、もしくは私が異性愛主義者だから百合百合しているシーンにエロチズムを感じていないのか、どうなんでしょうね。でも、ほんわかしましたなぁ。幸せならば、それでヨシなのでいいですけれども。

 あ、気が付いたら既定の1.5倍の分量になっていました。書けるもんだな(内容があるとは言わないが