pomtaの日記

だいたい読書感想か映画感想です。たぶん。

マンガの方を先に

 昨夜、期せずして積み読本を全て読み切ったので。図書館から借りている本は別腹です。

 もーね、本能に従う事にしましたよ。眠たくなったら寝る。妙に我慢する事はないので、夕食後、意識を失っている事に気づいたから寝床につきました。寝床についたからといって、とっとと寝れる訳ではなかったので(アレ?)、積み読を読み切ってしまった訳ですけれども。その件は明日に回します。

 んでマンガの感想。

 

 底だと思っていたダンジョン深部が、実は守護者の守っていた門であり、その更に先に活路を求めていったら・・・三百年前に石化していた『ニンジャ』がいた、という。

 この『ランドリオール』の世界、普通にしているとモンスターがはびこっている危険な土地なのですが、土地の中心に存在する竜を祭っている国は、竜との契約が、竜からみればザコモンスターを近寄らせず人間を結果的に守ってくれる、という世界観。

 ところが主人公たちの国にはその竜が存在せず、人間たちは自力でモンスターから自分たちを守っている・・・そういう設定の筈でした。ところが、今回、ダンジョン最深部にあったのはドラゴンの卵で、建国の人々はどうもそのドラゴンの卵を守る契約をして土地に住まわせてもらっているらしい・・・らしいというのは、現王家の始祖がどうもやらかしたらしく、そのせいで主人公はこの巻の最後でズタボロになっています。まだ立っています。

 一応この漫画は少女漫画カテゴリーなので、たぶん何か事情があって、そこが解明されれば和解できるのかも知れませんけれども・・・ええ、マテ次巻ですとも。

 楽しみだなぁ。

 

 シェフの過去編なのに表紙は『絶望の看護師』って感じ・・・えー!!まぁ読み終わった後に前巻読み直して思い出しましたが(あ

 それにしてもシェフ、既婚農民が先住民とのトラブルで妻子を殺された、そんな過去の持ち主とは・・・という感慨よりも、シェフの亡くなった嫁、ええな!!というのが率直な感想。何というか、婚前のやりとりが、ええな!!という感じ。ええな!!おっぱいというか、あの性格とか。シェフが絶望してしまうのも無理からぬ。しかし伯爵家にあっては唯一普通の感性を持っている人間とも言えます。屋敷の構成員に少なからぬ人外が含まれているしネ。

 しかし、その『普通』であるところがトラブルなラストでしたねー。次巻どうなるのか楽しみですねー。

 

 幼女ターニャの中の人は、平成年間に中年の中堅人事部サラリーマンだった人で、だいたい自分と同じような年代(もはや平成は現代と同義語ではないのですナ)。その上、自由主義と資本主義の信奉者なので、だからなのか共産主義者は、けだものだものモノローグが連呼されます。蛇蝎のごとく嫌っています。まぁ、ぬっ殺される原因が原因だからさもありなんですが(弱者に対する視線が辛いところからしても)、小説でこの部分読んでいる筈ですが、文章だけなのと文章+イラストでは迫力が違いますね。というか、ここまで嫌いだったのか、と認識を新たにするほど。

 前世でも現世でも、自分の才能で生きてきた感が強く、誰かの援助やら助け合いのありがたみを心底味わった事がない(ないとは言わないが、なんとなーくギブアンドテイクで借りとか引け目とかを感じた事はないみたい)人なので、『皆で平等に幸せになろう』よりも『皆で平等に貧乏になろう』みたいに感じるんだろうな。共産主義は弱者救済にはなっても、能者(できる人)にはそんなに優しくない世界だもんね。達成感も乏しいし。

 つまり、対ルーシー戦ですねぇ。でもターニャっちは気づいているのかな?もう帝国は自力で和平できない段階になってしまっている事に・・・この段階で軍部も政府も主導的に和平に乗り出せない(つもりがない)演出している。戦勝しているけど末期感が凄い。歴史をかじっている人間には、破滅の坂を転がり落ちていくとしか思えない。

 そっか。ここでそれに気づくと『チート』になって、気づかずに破滅に付き合っちゃうから自分は『幼女戦記』が好きなんだなぁ、と気づきました。

 地獄だな。