読み終えた本も見終えた映像もない状態になりました。
現在、何年も前にイラスト依頼して、その後コロナとか色々あって存在を忘れていた小説原稿が先日イラストとともに差し戻ってきまして、現状、それを発行するかどうか迷っている状況です。過去の自分の原稿を読んで面白かった発行するかな、と考えている次第。先日三年ぶりに同人誌イベントにサークルとして参加したのですが、どうにも自分がイベントに求めているものが販売よりも違う部分であったという事を自覚しましてね。その部分が弱くなってしまい、自分の参加意欲も減退している事を実感しましてね・・・
たぶん一番アレだったのは東京のコミティアへの参加がチラシではできない、というか名古屋コミティアでは配布していなかったのですよ。様々な理由があると思いますが、東京へ飲みに行く口実がコミティアだったのでね、それが以前とは変わってしまっただろうと(ちゃんと調べていないけど名古屋コミティアも参加者を無造作に増やす方向ではなく、制限していたので、たぶん東京コミティアも現行そうなんだろうと推察
今のところ半分以上、過去の原稿を読みまして、くすっと笑っているのですが・・・この小説のオチを思い出せない・・・登場人物たちの朝の情景をそれぞれの視点でリレー的に描いて、主人公の登場まで繋ぐ・・・というのはいただいたイラストで思い出せたのですけれども、物語のオチが思い出せないのが不安。自信がないか成り行きに任せたか、何か最初から思惑があって書いた訳ではなく、書きながらオチを探す当時の自分を思い出したのです。
まるで毎日の日記を書く手法ぢゃないか。
そういう話を果たして冊子化していいのかな?そんな疑問を感じながら今日明日にも読み終えそうです。つまり自宅の読書時間はそれに当てられていると。
仕事場で昨日から読み始めたのは『機龍警察 白骨街道』です。昨年出たシリーズ最新刊。今までのエピソードは近未来感があったのですが、今回舞台になったミャンマーでアウサンスーチーが政権側として描かれているので、あ、近未来ではなく平行世界ものになったんだーっと思いました。表題の『白骨街道』は大戦中のインパール作戦で日本軍が餓死しながら退却した道の事を差します。小説では作戦責任者の牟田口を非難していますが、牟田口の評伝を読んだ今となっては、あれは日本軍、日本的な組織の致命的なダメなところが遺憾なく発揮された作戦だったと思うので、当時のインパール作戦の戦略目標を設定し現場に丸投げした大本営あたりから、南方軍の少なからぬ上級指揮官全てに批判しなきゃならんよなーっとは思っています。牟田口にああいう行動をとらせた組織体質そのものが悲惨な結果を招いたと言えるし、その意味では決して過去の負の遺産ではなく、現代でも日本的巨大組織では起こりうる惨劇ではないかと思う(公務員が、秘密を抱えたまま自殺事件とか起こると、ああ、弱いところに全てを押し付けて疲弊させる体質は変わっていないよなーっと
読み終えたら、来週はこれの感想になるのかな。『鎌倉殿の13人』は出演者の裏話トーク番組になるようだし。あ、それかオダギリジョーさんが脚本、演出の手掛けたあのドラマの感想かも。
何かの感想を書きます。おお、千文字を大きく超えている。