pomtaの日記

だいたい読書感想か映画感想です。たぶん。

少しだるい感じ

 四回目のワクチン接種して夜が明けて、微熱があるかないかみたいな感じ。体の節々は痛みを感じるけれども、「もー、だめだ!」って感じではないです。なんとか持ちそう。・・・昨夜酒飲まなくて良かった(そういう事をするから苦しむ羽目になる

 心持ちだるいので読書に集中できない感じですが、あ、その前に読み終えていた小説があったわー・・・という事で、その事をネタにシマス。

 

 やっとお気に入りのキャラができました。敵側で星霊としてAIを扱うようにしようと試みている提督。無理筋を通そうとがんばるって方が自分的にはぎゅんぎゅん来るので。幸せになる事が確定の主人公側の、百合百合した幸せ雰囲気(窮地に立っている描写があっても、まるで危機感が感じられないのは自分の心が摩耗しているから?)よりも、社会的にひっ迫している(そして二年で使い捨てられていく)星隷と卑しめられているAIたちを助ける為に、秩序側からそれと気づかれずに変革しようというイバラの道を選択した彼女たちの方が自分は興味ありますね。

 結局「戦争には女性が立ち向かうのがふさわしい」ってなんでやねん?という疑問には本シリーズは答えてくれませんでしたが。

 帯で「29倍の敵」って書いてあるのですけれども、数的優位に立った作戦立ててないよね?とか思っちゃうし。単純にローテーションで二十四時間休みなく少数の敵艦隊に圧力をかけ続ければ人間は疲労が、星霊は負荷がかかって耐え切れなくなり戦線を維持できなくなると思うのだけれども。その為の圧倒的戦力なんだろうけれど、そして相手に対抗する手段も持ち合わせているから、敵の部分攻勢を撃退する部隊も存在するのに、どうして劇中のような作戦を選択したのか判りませんねー。

 ま、いっか。

 続編が出たら読むか、と言われると、その時の気分かな?何年でも待ちます!!っていう『星界の戦旗』シリーズほどのモチベーションはないです。最終的に百合百合幸せになるんぢゃろ?という展開が見えるので、主人公サイドからの視点には興味はないし、人類至上を唱える側で、如何にして星隷から星霊へと価値観をひっくり返す事ができるのか。そうなれば勢力圏の人類を殲滅した星霊の勢力とも、妥協の可能性、つまり和平への可能性が生まれるというもので・・・なーんか設定は面白いけれども、物語の視点が違う方がより自分には興味が持てるなーっと思いました。