pomtaの日記

だいたい読書感想か映画感想です。たぶん。

日記は泡と消えた

 いや、別に麦酒飲んでいたら削除しちゃったとか、そういう事ではないです。何故か今朝八時半ごろからネットも電話は不通状態になり、その時間に書き上げた日記の原稿がパァになりました。はい。千五百文字超えの大作でしたのに・・・

 十一時半頃に普及したようなのでこうやって書き直している次第。あう。

 

 現任の駐アイルランド大使を務めている方が書いているので、だいたい表に出て構わない話が全て載っていると考えていいのではないかと。アイルランド、特に北アイルランドは漫画『マスター・キートン』等の影響でIRAとかが活動するヤバいところ、という認識が1990年代までありましたが、世紀が変わる頃に武力行使を休止する旨、プロテスタントカトリック両陣営が宣言して以来、一時の様にテロが横行する地域ではなくなったみたいです。

 それどころかアイルランドカトリックのモラル的失墜もあり、かなりリベラルな社会になり、海外企業が進出しやすい国になり、EUに属する事で巨大市場にも属し、現在は世界第二位の一人当たりGDPを誇っています。この三十年あまり停滞しているどこぞの国とは違う(あ

 このようになったのは良くも悪くも孤立した存在である日本はある意味競争状態にはないわけですが、アイルランドは同じような規模、境遇、教育水準の蔵が近郊にいくらでもあり、それらの国に比べて自国が暮らしやすいのか、海外企業にとって進出しやすい環境なのか?を問い続け、変化せざるを得ない状況にあったから、それが良い方に発展したみたいです。

 とはいえ急激に発展した国の性で、インフラはまだまだ未整備らしく今後の課題だそうです。また北アイルランドは新しい政治環境になりそうで、またきな臭さが漂ったり。ロシアのウクライナ侵略で中立政策を見直したりと、まだまだ変化し続けるようです。まぁ変化しないと国が腐っちゃうですからね。はい。

 

 もう一つ読み終わったのが英仏百年戦争。新しい知見としては仏の賢王シャルル五世が相対化されたかな。中世の秩序、支配体制、思考に近代の税制や意識を持ち込んだというのは、いい事ばかりぢゃないし、彼の死後、戦争の為に拡大した税収をおもちゃにして政争に励んだ挙句、英ヘンリー五世に大敗して危機的状況に陥った仏。そこから国民国家という意識が仄かに立ち上がり、反撃できたのが孤独なシャルル七世というのも感慨深いです。シャルル七世・・・幼少期は凄く可哀そうす。まぁそれで用心深く陰気な人になったとも言えますがね。

 そんな感じの原稿でした・・・たぶん。