pomtaの日記

だいたい読書感想か映画感想です。たぶん。

WBC優勝

 昨日の日中でしたねぇ。日本がWBCで優勝したって聞いたの。漫画みたいな展開続きの準決勝と決勝でしたねぇ。事のついでに日本代表が唯一負けたのが中日ドラゴンズだから、ドラゴンズ宇宙一というtweetが回っていましたが・・・笑い話ですよ。ただそれに興奮したいたいけな少年が目を輝かせて中日のレギュラーシーンズの活躍を期待しているtweetを見て、きっと彼は徐々に目のハイライトが消えていくんだろうなぁ、とほっこりしてしまう人でなしはワタシです。いや、勝負は水ものですからね。どうなるかはやってみないと判りませんからね(とってつけたように言う

 でもこの漫画読んでも似たような感慨を覚えたなぁ。

 

 今まで勢いと才能に任せてガンガン、ポジティヴにやってきた主人公に初めての壁が立ちはだかりました。憧れのプリマが引退して振付師になり、その最初の演目を演じる事になったのに本番でまさかの解釈違い発覚。しかもハイテンションの興奮で夜寝付けず睡眠不足。練習しすぎで酷使した体をストレッチでメンテナンスするという基本すら疲れて切って満足にできず、軽症と言えども故障してしまい、奨学金を得られないと進級できないと考えている彼女にとってはまさに崖っぷち。

 この壁、どうやって乗り越えるのですかね。なんかこの漫画読んでいて、今が一番ドキドキしている。ボクシングの井上尚弥、将棋の藤井翔太、野球の大谷翔平、と現在には漫画のキャラにしてもやりすぎと言われるほどのスーパースターがおり、現実の世界でこそ破格の活躍は現実感を持っていれられるのかも。創作物は逆に、好き勝手できるから『破格の活躍』に現実味がなくできない。だから現実では多くの人々があきらめてしまう壁や挫折を乗り越える姿が、創作物には相応しいのかなぁ、と思ったりしたり。

 次巻が楽しみですねぇ。

 そしてまったく異なる分野の本。

 

 イスラム圏の発展がなかなか進まない事に関して疑問を持っていたのですが、その理由とか判ればいいなぁ、と思って読みました。解ったのは『イスラム過激派』は本来のイスラムが歪んでいるところがあること。まぁ過ぎたるは及ばざるがごとしですよね。

 ヨーロッパシステムでは不具合を起こすイスラム共同体の現実を、当たり前であると理解し、その上でイスラム共同体が発展する術を探さないといけないと。考えてみれば日本を含めアジア諸国だってヨーロッパのシステムを全て受け入れて訳ではなく、都合のいいところを自分なりに解釈して取り入れていますもんね。

 アラビア半島産油国は、石油依存の経済から脱却する為に様々な分野の研究、産業育成に投資しており、また宗教上の理由で無利子金融せざる得ないけれども、古来の商取引を金融商品化する事で成功した銀行というものもあり、低金利で収益が低迷している日本の銀行界にも参考にすべき事例があるように思えます。

 日本も含めて『ヨーロッパ絶対視』から脱却した時に未来が見えるのかも。と思ったりしましたね。