pomtaの日記

だいたい読書感想か映画感想です。たぶん。

『ど家』は見ました。

 足利義昭明智光秀はネガティヴに描かれていますね。『魔王』信長は最新の研究成果で言動が修正されていますが、本質的には変わっていない気もする・・・まぁこれが妥協点なんですかね。あと浅井長政くん。いい奴~でも裏切ります、というラストでしたね。京の不埒者を斬首していく信長と近習衆・・・新撰組に見えてしまいますね・・・。

 んで今日の本題。


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 FMラヂヲで聞いてから「よーつべにMVあがらんかのぉ」と思っていました。CMソングってのも知っていたけど、見かけた事あるけれど、ほら、フルコーラスかからないぢゃないですか。

 羊文学さんは、そのユニット名に相応しく、自分は歌詞に文学的なものを感じるのですが(SF系文学って感じがする)、今回はサビの『愛をしているんだ』っていうのがね、気になるというのか面白いというのか。『愛をしている』ってどういう意味なんだろう。『愛する』って能動詞のようにとらえているんですけれども、この場合は『愛』って名詞扱いですよね。あるいは行為なのか。それをしているってどんな意味なんだろう?ドキドキする。

 正解などないし解釈を楽しめばいいのが文学なのだから、こういう一筋縄ではいかない表現をされるのが楽しいです。音楽的なオルタナティヴはいまいち理解していないけれども、他とは異なる『音』である事は確かで、だから羊文学さんの楽曲は気になるのですよねぇ。

 

 こっちは解りやすいです。ロイドさんの活躍は地味で少なかったですね。というか、アーニャ活躍回なので自分的には・・・あ、テロリストが本質的にいい人で助かったようなものですねー。

 気になったのはダミアンくんちのママの屈折した愛情。夫に対しては凄い嫌悪を感じるけどダミアンくんにはラブ。しかし夫と関わると途端に冷淡になり、ダミアンくんは混乱し、愛されていないと感じているようです。単なる標的一家であったダミアンくんちの複雑な事情が、次第に明らかになっていく様子が楽しいですね。そういえばダミアンくんには兄がいましたよね。登場しないのは何故なんですかね。このドロッドロになってしまった一家を解きほぐす事が物語の行きつく場所かも知れないなぁ、と思いながら、きっとジャンプの事だから人気の継続次第でどうとでもしちゃうだろうなぁ、思いつつ次巻も楽しみです。