pomtaの日記

だいたい読書感想か映画感想です。たぶん。

久々に漫画の感想

 今月はあんまり漫画本購入していないのです(当社比

 

 幾花にいろさんの漫画は、ありそでなさそな日常的な会話が好きでして、この「あんじゅう」はその最たるものと言えるかも。設定とか最低限だし・・・というか、二人の会話に登場しないものは設定されないよね。だから先輩の会社がどんなんなのかは、作者も知らんという(オイ)。巻末らくがきで「こんなん扱っている会社かも?」みたいなのが出てきたけどネ。

 時々生活する上で便利な小ネタ?みたいなのが出てきて、それも面白いけれど目的ではない。ただひたすら社会人二、三年のシェアハウス・・・ルームか、アパートだから、で日常生活するだけの話です。その空気感が好きなんですよねー。次巻が出るのは何時でしょうねぇ・・・

 昨夜は父親が飲みに行っていたので自宅で飲んでいました。クラッカー消費の為にディップものしかつくらず白葡萄酒を一本空けましたが(あとは父親の作り置きおかずとか、スーパーお惣菜のジャンボヒレカツとか)、見ていたのは録画しておいたシェイクスピアの『ジョン王』。らしくないというか、たしか彩の国の企画でやっている奴・・・よく知らない。蜷川さんが亡くなってからは吉田鋼太郎さんが演出を担当してシェイクスピア作品を上演していた奴・・・と認識しております。

 あんまりシェイクスピアだから・・・って見るつもりはなかったのですが小栗旬さんが主演みたいに書いてあったので録画しました。でもジョン王を演じていたのは別の人だった・・・あ、そういう脚本なの?

 シェイクスピアの史劇ってヘンリー五世とか六世とか、リチャード三世とかは見た事も読んだ事もあるのですがジョン王は知らないので。欠地王って、領土を保てなかった王様なので、そして相手はフランス王フィリップ二世。イギリスばんぢゃいなシェイクスピアがフランス王が敵役で相手が勝っちゃう話をそのまんま書くはずもないよなーっと思っていたので。案の定、フィリップ二世に戦争で分捕られる領地はフィリップの息子である王太子ルイとジョンの姪の結婚の婚資として提供されれる話になっている・・・ヘンリー五世で百年戦争イングランド勝利で終わったと、同じような論法だなぁ。戦争で領地を失ったんぢゃないんだよ、という形に話を持っていく。ちなみに百年戦争はフランスに負けて領地を失ったというよりも、ヘンリー六世が幼くして即位した為に後見役の叔父たちや貴族たち、同盟者であったブルゴーニュ公たちが反目したから「かすめ取られた」みたいな印象で語っていたはず・・・

 まぁなんで『ジョン王』を見たのに違う話ばかりしているかというと、肝心なラスト前に寝落ちしてしまって見ていないという(オイ

 主人公がジョンの兄リチャード獅子心王の私生児という話なので、劇の最初と最後の演出が現代から迷い込んだ彷徨い人がそれに相当するみたいな演出をしていたのが印象的でしたね。

 今日の日記は以上でござりまする。