pomtaの日記

だいたい読書感想か映画感想です。たぶん。

オーバーテクノロジー・・・

 この漫画って19世紀半ばから末ぐらいの技術、風俗を参考にしていてるのですが、今回の戦場に登場するのは・・・んん?って感じのものもあります。

 

 まぁ表紙絵誰なん?とか思いましたが、まぁあの人だよねーとか思っておきます。

 騎兵隊の代替として、というか機械化として自動車を利用するってのは・・・この時代にこれだけの数の自動車を調達できるものなのか?と思ったりもしますが、まぁいいか、と。それよりも列車砲の形状が、あの有名なドイツのアレなんですけれども?

 著者の方の情報だと列車砲は19世紀にもあるようで、飛距離はそちらの方が大きいそうですけれども、第二次大戦中に使用されたアレのデザインのものが登場してきます。ええんか?まぁええんか・・・

 んでその列車砲を撃破するのに携帯ロケット砲を使用していまして・・・その辺って対戦車火力として発達したと思っていたから第二次大戦からだと思っていました。

 こういう技術的な知識ってあんまり知らないので、楽しいですね~。んで膠着状態になって二度目の季節が廻ったそうです・・・国力持つのかね?次巻も楽しみです。

 

 フィデルマさん、単独でイベリア半島の聖地に向かったのですが、巡礼船の乗組員たちとは意気投合しますけれども、道行を同じくした修道士、修道女の一団とはよろしくなく、最悪な事に『初恋の人』というよりも『忘れたい元カレ』と遭遇する事に・・・

 この元カレ、モテオなんですけれども「妙齢の女性は、皆オレに惚れる」「女はオレと快楽をともにするだけの存在」とか思っている、まぁ最低な奴で、本来なら最も修道士向きではない性格なのに負傷して片腕が効かなくなったので、修道院に放り込まれたという。だからまったく信仰生活に向いていない。そのせいでトラブルをまき散らし、しかも自分のせいだとまったく考えていない、と。

 航海中の船内での殺人事件なので密室物かなぁと思ったのですが、そんな感じはあんまりなかったです。人間関係がメインって感じ。そして最期は次の話へつづくって感じ。

 

 その続きって感じで始まります・・・相変わらず敵ははっきり解りますねぇ。ローマ・カトリック側って七世紀はこんな感じなんですかね?イヤな奴が多すぎる・・・そして聖職者独身制を唱える割に性的関係が乱脈・・・まぁ真相はアレなんですけれどもね。

 フィデルマさん、前作で再会した元カレにげんなりしていたので、ようやく自分に素直になれました。このままエイダルフのラブラブ関係になればいいですねぇ。アイルランドカトリックは聖職者の結婚、出産を当たり前の事としているようなので。しかし二人は旅を続けるので、落ち着くようには見えませんけど。