pomtaの日記

だいたい読書感想か映画感想です。たぶん。

ペケッターでは『ど家』盛り上がっていますが

 自分は今夜見る予定です。なんせ円盤で見てきた『鎌倉殿の13人』の四十七話と最終回を昨晩は見ていたので。土日録画していたドラマやアニメが合計二時間半超えておりまして、日曜の晩に全てを見るのは翌日に差し障ると判断しましてね。今夜から三日ほどかけて見るべかなぁと。

 土曜日は、もう六年ほど前から知っているけれど遊べなかった『Fall of Magic』というボドゲを遊びました。会話で設定を生やして物語を紡いでいくタイプのゲームでして、同系統で最悪なラストにしかならん、というゲームばかりやっていた身としては、必ずハッピーエンドになるという今作は、新鮮でしたねぇ。そして興が乗って設定を生やしまくれば、設定時間をこえがちになる・・・今回はアタクシがちょいと我儘言いまして購入してから半年ほど遊ぶ事ができなかった四人用マダミスを遊ぶ事を入れさせてもらったので・・・はい。最後は巻き気味でした。

 そのマダミス、「面白いよ」とは聞いていたけど、まぁ確かに、弐段構えで設定を知らされるのが(表HOと最初の設定、弐つ目の設定となるから参段構えか)、そしてPLの選択によって複数の結末が用意されているのが(たぶん弐桁に近いラスト分岐がある)面白かったです。最近購入したマダミスミニはそういう傾向がありますね。

 んで久しぶりに行きつけのダイニングバーに行き(前回から数か月経過しているから、もはや行きつけとは言えぬ)、白葡萄酒一本干したのはいいけれど日曜日はそのせいでくたばっていました。日中の半分は居眠りしていたなぁ・・・

 そして日曜日の晩の『鎌倉殿の13人』にたどり着くと。

 改めて見ていると、この脚本、演者に対して難しい演技を要求しているよなぁ。いや、演出家がそう要求するのだろうか?畠山重忠の「戦など、誰がしたいと思うか!!」のシーン。我慢に我慢を重ねた憤りが、炸裂して噴出する様を見ると、こういう演技って凄く難しくないかなぁと思うし、和田義盛との争う様子、口では理性のとおり和田義盛を排除する事を言うのですが、感情では義盛を憎んでいる訳ではなく、むしろ対決を回避したいと思っている。しかしそれにはセリフはない。セリフのない部分でそれを表現しなければならないというのが難易度高いよねぇ、と。

 最終回手前で泰時が御成敗式目の腹案を練っていて、それが江戸時代まで影響を及ぼす武家法典となるのですが、それをつくったのは生母の身分が低い泰時が、権威によらず公正さによって執政せざるを得なかった現実があったからなのですが、結果として彼の生前は粛清は起きなかったという・・・そしてそれが終わった後に三浦宗家が滅ぼされるっていうね・・・

 なんにせよ、今までビジュアルで表現される機会が少なかった鎌倉時代初期の様相を、生々しい人間の感情をともなって表現されたいいドラマだと思いましたね。ラストのね、背負った業の深さもね。